Date: 2000.11.4
Members: L.橋口、三輪
Area: 北ア
Type: 個人/岩
11月3日の夜からキャンプ場に入ったのだが雨が降っていた。次の日は雨はやんだが、壁は濡れていてとても登れる状態ではない。おまけに小滝川は増水していて激流となっている。その日はしょうがないので青海の岩場にいってフリークライミングを行うが濡れていていまいち。まともに登れるのは5.10b一本のみだった。早々と切り上げ、糸魚川のスーパーでおでん等を買い込みキャンプ場で喰らう。壁は乾いてきてようでどうやら登れそうだ。
キャンプ場にはクライマーが20パーティー位いそうなので11月4日は他のパーティより早く取り付くためまだ暗いうちに出発した。小滝川が増水していて、普段なら膝ぐらいの水量のところが腰くらいまである。意を決して突入するが危うく流されそうになる。おかげでチョークバックがグチャグチャになってしまった。ずぶ濡れなので体が非常に冷える。フリースピリッツを登るべき後続パーティが続々と取り付きにやってきた。急がなくては。1,2,3ピッチはルート図通りに行く。4ピッチ目はトラバースするところがヌレヌレなので振り子トラバースぎみに通過。5ピッチ目のハング下トラーバースもヌレヌレ、ツルツルでしかも残置がすくなく落ちたらやばそうなので右にあるACC-J直上ルートの3ピッチ目移り人工2ピッチでフリースピリッツの7ピッチ目に合流する。ACC-J直上ルートの2ピッチ目を橋口がフォローする時、ガバだと思ってつかんだ岩が浮き石(ガバだと思ってつかんだ部分だけではなくその下1m位の岩の固まり全部が浮いていた模様)でつかんだと思った瞬間、体全体を圧迫するような感じで2抱えほどもある岩に抱きつかれてしまった。その岩を安定した状態に戻そうと試みたが100kgは軽く越えるだろうその岩を元のところに戻すのは難しく、耐えられなくなり下に落とした。幸い真下には人はいなくて良かったが、雷のような爆音と共に下の岩盤にぶち当たりそこで粉々になって四方八方に散っていった。生きた心地がしなかった。あとはすべてルート図通り。核心の5.10aはそんなに難しくない、5.8-5.9ぐらいに感じた。プロテクションもいっぱい取れる。ルート図は「クラッシクルート」より「日本の岩場」の方が見やすいし正確。