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仙丈岳

Date: 2000.1.1-3
Members: L.板倉、安藤、渡部、竹田、秋田
Area: 南ア
Type: 合宿/雪一般


12月31日
新宿駅集合山手線が遅れたため板倉、渡部遅刻。吉沢さんが見送りに来てくれました。11:50発アルプス号は山手線遅れの為12:10発に変更、新宿駅で6人で新年を迎えました。

1月1日
茅野駅で仮眠。思っていたより暖かかったです。0タクシーに乗り戸台へ*茅野アルピコタクシー15490円。戸台駐車場手前到着雪はほとんどありませんでした。駐車場で入山届を提出。丹渓山荘、大平山荘この手前から雪が出てきました。黒戸尾根P田名部さんに会いました。北沢峠テン場着黒戸尾根Pと合流テント設営後、黒戸尾根Pと雪合戦*幕営料400円/人缶ビール500円水場有り。天気図、ラジオがあまり入りませんでした。夕食、懇親会。

1月2日
北沢峠テン場出発、小雪がちらついていた。上に行くにしたがい、雪、風が強くなる。途中で黒戸尾根Pに追いつかれ、サポートしてもらう。小仙丈岳手前で雪、風強く、視界も悪い為下山を開始する。テン場着懇親会夕食、再懇親会。

1月3日北沢峠テン場出発、小雪がちらついていた。昨日からの雪はだいぶ積もっていた。角兵衛沢出合先にいる黒戸尾根Pと無線がつながらず、連絡の為、安藤、先に行ってもらう。安藤、橋本山荘着。橋本山荘着道を間違え遠う周りをしてしまった。タクシーで上諏訪温泉片倉館へ温泉、食事*伊那ツバメタクシー(ジャンボ21600円)。帰京解散。

12月31日
新宿==茅野
1月1日 晴れ
茅野(6:00)==戸台(7:00)--丹渓山荘(10:30)--大平山荘(13:10)--北沢峠 (13:40)
1月2日 雪
北沢峠(6:15)--小仙丈岳手前(9:10)--北沢峠(11:30)
1月3日 雪
北沢峠(7:10)--戸台(12:00)

感想

安藤
やはり行き慣れた「山」でも、メンバーによっては様々な印象を残し、すべての「山行」はそれぞれ違うものだと改めて思った。山岳会員の資質として従来から例えられてきたことを以下に記す。人間関係や仲間意識の問題は別次元として、歩行技術・幕営生活・ロープワークなどの登山技術全般を視点においたものである。A)何も知らないまったくの初心者。B)最低限自分の身の安全は確保できる人。C)自分の安全確保以外にも、他メンバーの面倒まで見られる人。山岳会とは、一般にこれらの会員が混在しているところとなる。(A)よりも(B)、(B)よりも(C)が多ければ、それだけ山行の質や量も充実してくることは、火を見るより明らかだ。(これは以前、ボウライン談義で書いたことと意味を同じにする)今回の(いわゆる)新人パーティの場合、会で定められたノルマは達成したというものの、板倉が(B)でnある以外、渡部・竹田・秋田は、まだまだ(A)の範疇を脱し得ないと思われる。つまり指示を受けなければ次の行動がとれない者が多く、逆に自分の判断だけで物事を進め、全体の行動に影響を与える場合も多い。リーダーもまた、そうしたメンバーが多いことを考慮し、的確な指示を早めに出しつつ、その先の選択肢までをも読むよう心がけたい。そんなメンバー構成の中で、無事下山できたことは評価に値しよう。上越で雪山の素晴らしい景色に感動し、富士山で突風に倒され、仙丈岳では吹雪の中の行動を経験した。彼らは決して多くはないこれらの経験から、果たして何を学んだろうか。帰路の車中で、彼らから進んで次の山行の話が生まれていたことが、何よりの合宿の成果だったのではなかろうか。今後そうした形で試行錯誤を繰り返し、(A)の者は(B)に、また(B)の者は(C)に移行してもらえれば幸いである。ただし、このランクアップに制限時間は無い。自分のペースで構わないのだ。しかしながらそのランクアップは同時に、山岳会員にとって会則には載っていない、暗黙の義務(宿命)だとも言える。自分が(A)のまま会を去るなら、それも致し方無し。一番多いケースが(A)から(B)へ成長した者で、ある種の自己満足感を持ってさっさと会を辞めてしまうのである。これは一種の裏切り行為にも値する。(B)に成長した者は次に(C)を目標とし、更には(A)の者を(B)に育ててから、初めて次の方向性を考えるのが筋であり宿命である。それこそ自分がまだ(A)段階だった頃、(C)の人からいろいろ学んで(B)にさせてもらった恩返しであり、まさに「タイムラグを伴ったgive&take」として、当組織が40年近くも続いてきた大きな理由のひとつと考えらるのではなかろうか。自分が入会したときの、期待と不安が入り交じったトキメキを、ずっと忘れずにいたいものだ。繰り返すがあくまでもこれは「山岳会員の資質」において言えることであり、例えばかつて(B)段階で会を去った9割近い圧倒的多数の人々の中でも、仲間意識の点で共感が得られた者とは、その後のお付き合いは続けているし、反面、実力(C)の山ヤだったからと言って、素直にその人間性を認めたくない者がいたことも事実である。
追伸)北沢峠で目出帽姿の豊岡に初めて逢った瞬間、金城武かと思った。

渡部
駆け込みで雪訓2回を間に合わせての合宿でしたが、体力・気力共に参加する資格があったのかと考えさせられた内容でした。そんな中Pメンバーの明るさには助けられました。本当にありがとうございました。もっと体力をつけて今度はぜひ雪の仙丈岳に立ちたいです。

竹田
上り下りを問わず、アイゼンをつければ調子良く進めるが、相変わらずの雪歩きの未熟さにはタメイキが出た。尻モチの回数は数え切れず。今合宿では、山行のマナーや人間関係などが総体的に学べたと思う。食当のキムチ鍋の破壊的な量など、パーティーの皆さんにはご迷惑をおかけした。私自身もっと力をつけて、次こそまた同じメンバーで仙丈の頂に立ちたい。ありがとうございました。

秋田
一ヶ月前の雪訓から準備を始めた冬合宿もようやく終わりましたが、私はこの中で多くの経験をして、様々なことを感じることが出来ました。技術的に未熟であり、パーティーの中でも年少の私には、起こること、自分のやること全てが新しい驚きです。冴えない世紀越え、なかなか見れない元旦の太陽、顔のスタンプ、雪合戦(こんなことまで真剣にやる遊び心のある会に入ってやっぱりよかった)、魔性のビール(自分がだらしなかっただけだけど)、樹林帯の上の痛い風、難しい雪山の下り、こんなことが全て自分ではよくわからないままに過ぎ去って表現できないような大きな充足感だけ残っています。初めての合宿が与えてくれた感動の量はとても大きいようです。とても楽しかったので私はこの冬合宿に、中でも板倉パーティーに参加できなかった方が気の毒で仕方ありません。今後も皆さんと山の時間を共有して、ゆくゆくは自分自身でその場を皆さんに提供できるようになりたいです。板倉パーティーの皆さん、私達を支えてくれた河井さん、岩田パーティーの皆さん、在京の菅原さんには、実はとても感謝しています。(おまけ)雪合戦は是非またやりたい。また、ルールを覚えて戦術も研究したい。顔スタンプも流行らせたい。夢は広がります。(うそ)

板倉
初めての冬合宿で冬山のリーダーも初めてで、何からはじめればよいかも、わからずどうしようかと思いました。でも、計画が進むにつれ安藤さんをはじめ先輩方の協力でかたちになり出発できました。山に入ってからも、天気が悪かった為いろいろ考えたり迷ったりしました。ここでも、先輩方に助けていただきました。結局、リーダーとしてなにもやらなかったような気がしますが無事に降りてこれて良かったとおもいます。いろいろと楽しかったし,勉強にもなりましたし、参加できて良かったと思います。先輩方には、アドバイスをいただきまして有難うございました。