Date: 2001.7.20-21 Members: L.吉田(法)、SL.佐藤、岡、藤代 Area: その他(足尾山塊) Type: 個人/一般
武蔵野線東川口駅に 8:30 集合。武蔵野線車内から見た東北道は渋滞していた ので、しばらく下道を走ってから高速に入る。日光経由で足尾の町へ。足尾駅 近くに、デイリーヤマザキを発見。多分、足尾町唯一のコンビニ。品揃えはま ずまず。酒もある。
車は下山口の国民宿舎カジカ荘にデポし、タクシーを呼び、登山口の松木川ゲー トまで回ってもらう。タクシーの運ちゃんは足尾っ子で、足尾精錬所の亜硫酸 ガスによる煙害でハゲた山々を嘆いていた。ところどころ緑が戻っているが、 まるで日本の山じゃないみたいだ。40年も復旧作業中とのことだが、40年かけ てもこの程度か、と唖然とした。
13:00 出発。しばらく林道歩き。ジャンダルムと言う岩場には1パーティが張 り付いていた。徒渉が多くなり沢靴に履き替える。途中一ヶ所深そうな淵があっ たので右から巻いたが、他はまさに「沢歩き」。沢靴を持ってこなかった岡さ んは、最初は頑張って岩伝いに歩いていたが、いつしかジャブジャブと水の中。 沢の水は奇麗で、タクシーの運ちゃんは飲めると言っていたが、なんとなく荒 れた山々から硫酸が連想されて飲む気にはならない。
幕営予定地のニゴリ小屋跡は、ちょっと分かりにくかった。本谷とニゴリ沢の 出合の前に、1本沢が左から入ってくるのを見落としたようだ。結局、小屋跡 は分かったが、ちょっと先の本谷とニゴリ沢の間に幕営。焚火大臣の岡さんと 佐藤さんが早々に火を起こす。ビールで乾杯。晩飯はマーボー春雨ともずくスー プ。このもずくスープ、なかなかイケる。藤代さん持参の自家製梅酒(美味!) などを飲んで、21:30 頃就寝。
翌朝ちょっと寝坊の 4:30 起床。パンとスープの朝食。5:50 出発。ニゴリ沢 を詰めて行くと、右からガレ沢が合わさり、その先の右側にモミジ尾根への登 り口がある。道標あり。ここからは急登。と思ったらジグザグに登山道がつい ているので、それほど苦しまないうちに傾斜が緩くなる。気持ちの良いシラカ バ(ダケカンバ?)の林の中をテクテク歩いていくと、左手に皇海山の大きな山 容が見える。皇海山はこっちから見た方がカッコイイ。南から見ると間抜けな 感じがする。低い笹が生い茂る道を辿ると国境平にポンと出る。
ここからは視界の効かない樹林帯の中をひたすら登る。あまり楽しくない。暑 いし。モミジ尾根から山頂までしつこいほど道標があるので、それを辿るだけ。 山頂近くなると人の声が聞こえてくる。出発以来、会ったのは昨日の釣師2人 だけだったのに、山頂には百名山ハンターが掃いて捨てるほどいて、しばしボー ゼン。「ま、いっか」という佐藤さんの声に我に返る。
休憩後、鋸岳に向かう。不動沢からの登山道との合流点までは、けっこう人が 多いが、そこを過ぎるとまた静かな山になった。やはりハンターのための山な のか。鋸岳から庚申山まで 11のピークを登る。岩場・鎖場の連続で、けっこ うスリリング。最後の庚申山はダミーピークがあるので注意。本物にはちゃん とした看板がある。が、スズメバチの巣が近いのかもしれない。数匹がブンブ ン飛び回るので、ハチ嫌いの吉田(法)はリーダー権限を発動。皆を急かして下 山開始。
奇岩の間を縫うようにして下る。庚申山荘手前にしばらくぶりの水場。ただし アブ多数。庚申山荘は立派。素泊り 2000円、休憩 300円。期待していた売店 (ビール)は無し。あとは惰性で下山。アブは殺される瞬間、SOS フェロモンを 分泌する(佐藤さん談)そうで、下山中アブを殺した岡さんは復讐に燃えるアブ に刺されまくっていた。
車まで 1km というところで軽い夕立ちに会ったが、本降りになる前にカジカ 荘に逃げ込めた。600円。相変わらずアブが室内にも多いところだが、雰囲気 の良い露天風呂もあり、費用対効果の面においては充分である。食事も出来る が、こちらは設備・環境的に褒められたもんではないので、入山時に見つけた 足尾の「若竹食堂」へ向かう。店構えがなんともヨサゲな店で、まさに理想の 食堂。安くてソコソコうまい。帰路は延々下道を走り、花園から高速、新座駅 にて解散。お疲れ様でした。
*1日目 7月20日 晴れ
13:10 松木渓谷の大ナギ沢出合 発。
ここから『「海の日」に海のつく山を楽しむ』を目的に山行が
スタートする。
赤茶けた岩壁が両脇に立ちはだかり、独特な景観に圧倒
される。
14:45 三沢出会を過ぎたあたりで沢シューズに履き替える。
トレッキングシューズの岡さんも、沢の気持ちよさに気付いた
ようで、きれいな水の中を皆、心地よく歩く。
16:20 ニゴリ小屋跡着
18:30 川の側、たき火を囲み情緒を感じながらの夕食。
3連休だというのに、私たち以外誰もいない。カモシカが遠くを
横切っていった。
22:00 就寝
*2日目 7月21日(晴れ)
4:30 起床
5:45 ニゴリ小屋跡 発
7:25 国境平
ここまではけっこうな急登。これから向かう皇海山や庚申山が
見えるが、あまりにも遠い距離と高度差に、ちょっとたじろぐ。
でも、人が多く踏み込んでいない、木漏れ日の中の笹野原を
歩くのは気持ちがいい。
9:35 皇海山山頂
今までたったの2人しか他パーティと出会っていなかっただけに、
山頂の賑やかさに驚く。3時間で登れる不動沢コースでくる人が
圧倒的に多い。樹木におおわれ視界はゼロだけど百名山だけ
あって、山容に威厳があった。
11:30鋸山山頂
誰もが予想していなかったハードな山行がこの辺りから始まる。
鎖場あり、岩場あり、はしごあり・・・・・!!!
アップダウンを繰り返し、また繰り返す。
数少ない高山植物がようやく見られ、疲れを癒してくれた。
14:10庚申山山頂
インディ・ジョーンズの世界みたいと誰かが言っていたが、赤茶けた
崖の脇や岩の間をくぐりぬけて進むのはホント冒険気分。
ハリソン・フォードを思い出すのも束の間、アブの執拗な襲撃にあう。
藤代、あまりのこわさに足が早くなる。(なってたつもり。)
佐藤さんはアブ相手に「デコピンしてやるゾっ」を連呼し、皆、休憩も
ろくにとらずあわてて山を下った。
16:40庚申山荘
17:40国民宿舎かじか荘 着
温泉へ。おつかれ様でした。
きれいな所だけど、露天風呂にまでハエたたきが用意してあった
のにはびっくり。最後の最後まで、アブにおののく。
初日; 沢シューズがなくてジョビジョビだったが、
なかなか気持ちイイ感じ。
水は豊富、焚き火もできて大満足。
2日目;急登、鎖場、岩場、やせ尾根ありで緊張感を持って登れた。
なかなか奥深い山で、思ったよりエカッた。
でも思い出には残るが、もう登らない山だろう。