| 25日(火) 急行アルプスで出発。登山客は少ない。 26日(水) 飯田線に乗り換え、伊那大島駅下車。もう一人登山者っぽい人が下りたので聞くと三伏峠から南へ縦走するとのこと。峠まで一緒に行くことになった。駅からバスに乗り鹿塩へ(1500円/人)、そしてタクシーを呼んで塩川へ(3000円/台)。一人 3000円で済んだ。 尾根に取り付くまで、しばらく沢歩き。快晴。一度ルートを見失ったが、水無沢出合の手前の橋を見つけて、登山道に戻る。尾根を這い上がること2時間、疲れ果てて峠に出る。小屋は既に営業終了。しっかりした避難小屋がある。この頃から陽が陰り、寒い。塩見岳は意外と遠くに見える。 同行者と別れて、塩見岳へ向かう。視界は良くなったり悪くなったりの繰り返し。それでも時折見える塩見が次第に大きくなる。塩見小屋手前の登山道脇には、幕営可能なスペースが3箇所ほどあった(水を持ってくれば)。とりあえず、塩見小屋まで上がると、3人のスタッフが小屋の後片付けをしている。既に営業は終了し、閉鎖の準備中。塩見小屋前は五年前から幕営禁止。元幕営地から流れる汚物が小屋の水場を汚染するためとのこと。 塩川(8:30)-尾根取付(9:20)-水場(10:15)-三伏峠(12:00/12:30)- -本谷山(13:20)-塩見小屋(15:10) 27日(木) 寒くて寝づらい夜を過ごして、準備をして出発。天気は良い。塩見岳を見ていると、どこから登るのか分からないぐらいだったが、それほど苦労せずに山頂に立てた。が、風が強くてあんまりノンビリする気にならない。岩陰に入り一服してから下る。 雪投沢は幕営指定地で、かなり気持ち良さそう。ここで水を補給。稜線から水場の沢まで往復 30分程度。水は豊富。ここから熊ノ沢までほぼ平坦な稜線歩き。北荒川岳の幕営指定地は、なぜかゴミが散乱していて汚い。樹林帯に入ったり、岩稜帯を歩いたりして、北へと進む。 安倍荒倉岳は、地図に「気づかぬうちに通り過ぎることが多い」とあるぐらい不遇な山らしいので寄ってあげたが、やはりつまらなかった。樹林帯からポンと抜けると熊ノ平小屋の屋根が見えた。空も曇って寒くなってきたので今日はココまで。テン場は、小屋より間ノ岳側に歩いたところにたくさんあり、脇を小川が流れている。昨日と比べると別天地のよう。この日は、まったく人に会わなかった。 塩見小屋(5:50)-塩見岳(6:40/7:00)-雪投沢(10:20/10:50)- -北荒川岳(11:30)-小岩峰(13:00)-熊ノ平(14:40) 28日(金) 曇り。農鳥に寄っていこう。出発してすぐ“井川越”という鞍部を通るが、計画中からずっとこの地名が“井川遥”に見えてしかたがなかった。どうでもいいんだけど。三国平で右折し、三峰岳を巻いて農鳥小屋に向かう。この辺りから雨が強く降り、惨めな気分になる。このトラバースルートには2箇所水のある沢があったが、農鳥小屋寄りの方にはペンキで○と*を組み合わせたナントモ卑猥なマークがあり、飲用不可を示していた。 農鳥小屋へ付くも、雨は強く、これでもかと降りつけてくる。今日は農鳥小屋で停滞かな。ちょっと小屋で雨宿りさせてもらおうと思ったら、エラク愛想の悪いオヤジが出てきて「なんか用か!?」と怒鳴られた。30時間ぶりに人間に会ったのに怒鳴られて、かなりヘコんだ。来た道を北へ戻り、岩陰にツェルトを張って雨が小降りになるのを待った。 が、全然止む気配も無いし、このまま雪になったらマズイし、ということで先を急ぐことにした。間ノ岳へ黙々とペンキの跡を追って登ったが、視界は悪く、風も強く、寒い。そのままフラフラと北へ進む。左右が切れ落ちた箇所もあり、猛烈な風に煽られながら歩くのはシンドイ。気分は最高にブルーだ。 中白峰の山頂で一服していると、フッと雲が切れ、下に北岳山荘が見えた。続いて間ノ岳・北岳も見えるようになり、北岳山荘に着いた頃には雨も完全に上がった。そしてテントを張り終えた頃には、なんと秋晴れ! 北岳が大きい。 これはモッタイナイ。時間に余裕があるので、北岳に登った。八ヶ岳は雲をかぶっているが、北アルプスまで見渡せる大展望。すばらしい。午前中の雨が嘘のようだった。 テン場に戻ると、隣にテントが増えていた。山荘の受付の人に「寒いですよ。がんばってください」と言われるぐらい寒そうだったので、隣人がいるというのは心強い。明朝間ノ岳に登るというので同伴することにした。 熊ノ平(5:30)-水場(6:30)-農鳥小屋(8:00/8:40)-間ノ岳1(9:45)- -中白峰(10:40)-北岳山荘(11:10/12:20)-北岳1(13:00/13:35)- -北岳山荘(14:15) 29日(土) 前日の間ノ岳は、雨風でち〜っとも楽しくなかったが、この日の間ノ岳は素晴らしかった。前日の北岳に勝るとも劣らない展望。ただし冷たい風が強く、そのために途中で引き返している中年登山者もいたぐらい。 北岳山荘に戻りテントを撤収。八本歯のコルまで荷物を運び、ボーコン沢の頭に向かう。途中で通孝さんに会う。山で知ってる人に会うのはウレシイ。ボーコン沢の頭までハイマツを踏み荒らしながらテクテク歩く。ここも展望が非常によろしい。北岳バットレス全景〜間ノ岳〜農鳥と美しい景色が堪能できた。八本歯から小1時間で来れるので、かなりお買い得だ。 コルに戻ると通孝さんが待っていた。2人で杉谷Pを待つも来ないので、北岳に一緒に登る。またも絶景の山頂。30分ほどゆっくりしてから下山。すると途中で杉谷Pに出会う。回れ右。三度目の山頂。効率悪すぎ。写真を撮ったりして景色を楽しんでいると、橋口さんと板倉さんが到着。予定していたパーティ全員が山頂で集合できた。すごい。 八本歯のコルで荷物を回収し、御池小屋へ下山。木津さんの誕生日を祝いつつ宴会。花火で〆る。 北岳山荘(5:20)-間ノ岳2(6:20/6:45)-北岳山荘(7:35/8:40)- -八本歯のコル(9:30)-ボーコン沢ノ頭(10:10/10:30)- -八本歯のコル(11:00/12:10)-北岳2(13:00/13:35)-吊尾根分岐付近(14:00)- -北岳3(14:30/15:00)-八本歯のコル(15:30)-二俣(16:45)-御池小屋(17:15) 30日(日) 御池小屋(8:00)-広河原(11:00) |
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久々の単独縦走だったが、南アルプスの静かな山深さを味わうことができた。残念なのは、農鳥に行けなかったことと鈴木さんと会えなかったこと。それにしても、4パーティが山頂で集中できて、御池小屋では合宿よろしく大宴会になって、とても楽しかったです。幹事の杉谷さん・木津さんはお疲れ様でした。