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つづら岩

Date: 2001.11.4
Members: L.豊岡(TEAM69隊長)、秋田(同パシリ)
Area: 奥多摩
Type: 個人/岩トレ

6:07
東京発、中央特快「高尾」行きに乗り込み、新宿で秋田さんと合流。途中、起きすごし、豊田まで行ってしまい立川まで引き返す。さらには武蔵五日市駅でのバスでの接続もうまくいかなくなり、10:00までバスがない!ということで渋々タクシ−で千足へ向かう。(3260円、バスだと460円)
8:40
千足バス停到着
9:35
つづら岩到着
つづら岩はもっとじめじめして暗く冷たいかと思っていたが、実際には非常に明るく、暖かい。朝まで雨が降っていたとは思えないほどの渇きのよさで、高度感もそれなりにあり、楽しく快適に登れる。アプロ−チも準備体操がわりにちょうどよい。
10:13 一般ル−ト〜2番ル−ト(IV-、リ−ド秋田/フォロ−豊岡)
1番簡単なオケラル−トから始めようと思ったが、先行パ−ティ−のセカンドが出だしから苦戦しだし、変な体勢で苦しんでいるので、「ダメだなここは」と思い、一般ル−トに取り付く。5mほどのフェ−スを直上し、ここからバンドを左にトラバ−スするのが本来のル−トだが、秋田さんはお構いなしにどんどん直上し、2番ル−トと合流し、ビレイ点へ。なんとも中途半端になってしまった。「秋田2.5ル−ト」と名づけよう。豊岡は重登山靴でフォロ−。あとは懸垂支点の整備をし、シュリンゲをつけたし、懸垂下降で下る。(歩いた方が早いが練習のため。)
11:20 オケラル−ト(III、リ−ド秋田/フォロ−豊岡)
出だしは脆い凹角からチムニ−で、チョックスト−ンのトンネルはどうみてもくぐれそうにない。チムニ−はあまり奥に入りこまずにバック&フットから左にまわりこむ。あとはホ−ルドの豊富なフェ−スでビレイ点へ。豊岡は重登山靴でフォロ−し、先の懸垂支点から懸垂下降。
12:23 ランチタイム
12:32 ハ−ケン打法と回収
(1) ハ−ケンをりスにやや上から差し込む
(2) 1/3まで軽く打つ
(3) 残りは思い切り強く叩き込み、3〜4発でアゴまで入れる。
(4) アゴまで打ち込めないときは根元をシュリンゲでタイオフ
(5) 音、目、感触で確認。現実はなかなかに厳しい。
(6) 側面を交互にたたき、最後は手で回収
12:40 一枚岩左ル−ト(A1、リ−ド豊岡/トップロ−プ秋田)
ボルトラダ−のA1ル−トで6回のアブミの掛けかえで登る。間隔も短く、掛けかえも容易で初めての練習には丁度よい。
13:27 一枚岩右ル−ト(A1、リ−ド豊岡/トップロ−プ秋田)
左ル−トよりも間隔が遠く、ボルトの数は半分で、上から2つめのボルトはリングが欠落している。ここはマイクロワイヤ−でタイオフし、余計な荷重をかけないように乗り込んで越える。秋田さん、1回テンションながらも気合で越える。
14:23 お好みル−ト(+、リード豊岡/フォロー秋田)
一枚岩での練習を生かし、つり上げル−トと12番ルートの間にあるA1ルートから取り付く。掛けかえは容易だが上部2つのボルトはリング部分が欠落している。ここも同様マイクロワイヤーでタイオフして越える。
ここからフリーに移り、中央バンドの木を目指し、やさしいスラブ(III)登る。木の裏から中央ハングに伸びているクラック(中央クラック/V)は始め木登りをまじえて登るが徐々に体が空間にはみ出てくる。最後のハング(V+)の乗り越しは完全に空間に投げ出された感じになる。テラスからは電信柱のような枯れ木を目指して急なフレ−ク(IV)を左上して終了点にでる。秋田さんが途中でアブミを落としたので、「秋田アブミ落としのルート」と名づけよう。
16:36 アパッチル−トを登るべく、東面人口ゲレンデに向かうも踏み跡がパッと見でわからなかったのであっさり諦め戻ることにした。 
16:58 一枚岩でトップが墜落した際のセカンドの脱出法を流れだけをやって本日の山行は終了。帰る準備をする。
16:22 下山開始。「16:57のバスに間に合うのか?」とドキドキしながら下る。(これを逃したら2時間バスは来ない。)登山道が終わり、駐車場に出たときにはもう16:48で、もう万事休すかと思いきや、気づいたときには2人ともダッシュをしていた。登山靴で走りに走った結果、バス停到着が16:59だった。悔やみに悔やみきれず途方にくれていると「ブルル−」という音とともにバスがやってきた。この運転手さんはMVPものだ。
17:40 武蔵五日市駅到着。うまい具合に17:52発のホリデ−快速「新宿」行きにも乗れ、帰りは非常についている。

感想

豊岡(TEAM69隊長)
アパッチル−トが登れず残念ですが、フリ−と人工がひととおりできたので充実していました。A1に関して、今度は高度感のあるところで練習しましょう。つまりは今週の三つ峠ですな。そして、セストグラディスト(A2)でかっこいい写真をガンガン撮りましょう。

秋田(TEAM69パシリ)
豊岡さんとイヤラシイ話しに夢中になりすぎて電車を乗り過ごしてしまったのはとてもショックだった。でも、早朝のとても静かな電車の中、豊岡さんとイヤラシイ話しを、唾を飛ばして大声でわめきあったのはとても楽しかった。車窓からの景色もバッチリ。雨が上がる時の空はとてもきれいだなあ。

そして舞台は登山口まで飛ぶ。久しぶりの山歩きとなるが、左足をダマシダマシ登り調子が良いことに気分をよくした。でもやはり不安が残るなあ。アプローチ1時間は少しうざい。俺は汗だくになった。

1発目、「一般ルート」。
俺にとっては初めてのダブルロープによるリード。デビュー戦ぐらいカッコよく決めてみたいものだ。IV級だし登ればなんとかなるだろうと考え、取り付く。そして自分の浅はかさを呪った。ガイドブックをろくに見ずに登ったため、ルートがよく分からない。どうしよう。ルートをどう取っていいのか分からない状況は果てしなく怖い。まあせいぜい反省するとしよう。俺はとにかくさっさと登りたかっただけなのに。やがて下にいる豊岡さんにルートが違うと指摘されるがもうどうしようもない。いいじゃないか、自由にルートを取ったって。なおも登り進めるうちにまた恐怖に襲われる。短いフリークライミングに慣れてしまった今の俺にはこの高度感がたまらなく怖い。チクショー、オモシレー、つづら岩め。それにしても一体何なのだろう、この高さは、恐怖は。そして一体何なのだろう、懲りずにまた登りたいと感じさる衝動は。そして何とか登りきる。ルート自体は簡単なのだろう。でも怖かった。恐怖感以外は何も残っていない。下りは懸垂下降。下を見る。こわーい。俺の人生も遠くまで来てしまったなあ。嫌だなあ。

2発目、「オケラルート」。
次はIII級だし、気を取りなおしていこう。ちょっと登ったところでホールドがバコッと取れた。何なんだよ。あやうく岩の破片と心中しそうになったが、もちこたえた。ホールドの確認はしねーとな。危ない危ない。冷静さを装い、また登る。次に遭遇した難題はランニングの取れるボルトの欠如。ここまで俺を嫌うかつづら岩め。ボルトはあるにはあるがとても古く痛んでいるため使いたくない。チクショー。そして、次のチョックストーンも、図体だけはでかいデクノボーの俺にはくぐり抜けられそうにないこともわかる。思いきってチョックストーンの外側を登る。宙に体を突き出している感覚がまた怖すぎる。でも簡単だった。たいして面白くないルートだった。豊岡さんをビレイしている時、冷静になると天気がよく眺めがいいことに気付く。そしてぞっとする。俺は景色を楽しむ心を忘れ、岩をなんとかして攀じ登ることにしか関心がなくなっている。いや、景色がたいしたことないだけなのだろう。

ハーケンを打つ練習。
はっきり言ってこんなの俺のやりたいことではない。俺は新しい丈夫なボルトにカラビナをかけたい。でも俺の性格からして、1度やってみたらまた夢中になってしまうんだろうなあ。嫌だなあ。

3発目、6m A1。
俺はアブミを用いた人工は嫌いだ。なんでもありというのがなんとなくイヤだし、フリーで俺は勝負したいと思っている。というのは言い訳で、ただ下手なだけなのだけど。

4発目、「秋田アブミ落としのルート」。
人工の最後のところで不用心にもアブミを落としてしまった。俺はこうしたミスだけはなくしたいと思っていたのに。今回何度目のチクショーになるのだろう。まあいい、落とした後は調子よく登る。「中央クラックルート」あたりから手応えを感じ出す。かぶっている。怖い。中央ハングでは宙に飛び出ている感覚を味わい、いっそうビビル。でももう登るしかないのだ。豊岡さんが上で待っている。でもホント、どうしよ。そしてタイミングの悪いことに俺は懐かしい感覚を思い出す。足がつってしまった。この大事な時に。でも俺は自分をだますのは得意中の得意。お願いだからおとなしくしていてね、と足をなだめすかし、ハングも突破。ここをフリーで突破できたのは少し自信になった。あとはもう楽勝。

ラスト、トップが墜落した際のセカンドの脱出法。技を教わる。豊岡さんには感謝。使いたくない技術ではあるが。

落とし穴にまた遭遇。バスに間に合うか?朝から一体俺達は何やってんだろ。駐車場からバス停までダッシュ。

ともあれ、楽しかった。TEAM69・2/3の活動として満足。