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安達太良山(本隊)

Date: 2002.03.16-17
Members: L.安藤、吉沢、神谷、中野、田中(秀)、吉川(応募者)
Area:
Type: 会山行/雪一般

記録(中野) 

*=主なポイント


3/15
23:00 JR赤羽駅集合 東北道・那須高原SAにて板倉号と合流

3/16(曇りのち晴れ/終日強風)
3:00 奥岳温泉着 スキー場Pで仮眠。強風のためテントが張れず、車中で仮眠。コンビニは岳温泉に1軒のみ(酒無し)。
7:00 起床
8:30 出発  登山口に計画書提出ポスト有。*ツボ足歩行・キックステップ
10:15 勢至平着 東側斜面にBC設営。風強く本日は歩行訓練、翌日アタックに 変更。*ビーコン電波発信確認
13:00 BC〜くろがね小屋〜篭山下周遊 小屋のビールは400円。 *アイゼン歩行・ゾンデの使用法・弱層テスト
15:20 BC着 若干名、スノボを借りて少し遊ぶ。 *雪山幕営生活の基本とラジウス操作(No.1不調)
18:30 夕飯後全員で宴会  神谷さんのお誕生日、藤代さん差し入れのケーキで、みんなでHAPPY BIRTHDAY!
21:30 就寝

3/17(晴れ)
4:10 起床
5:50 出発
6:25 篭山下 *斜面での休憩方法
7:30 安達太良山頂 磐梯山きれい。稜線は風強い。 *急斜面でのアイゼン、ピッケル使用法
8:10 矢筈森 *耐風姿勢、軟雪キックステップの下降
8:35 篭山下 *堅雪斜面のキックステップトラバース
9:25 BC着(撤収)
10:30 勢至平発
11:20 スキー場前P着 岳温泉「空の庭」雲上露天風呂にて入浴。 あだたら高原SAで食事後帰路へ。

105-1
安達太良山

105-2
吉沢・吉川・神谷・中野・田中(秀)

感想

田中(秀)
とても気持ちよく登れました。歩き方、休憩のしかたをはじめ、 行動中さまざまな場面で、いろいろなことを実体験しながら学ばせていただきました。また行程中、ずっと先頭を歩かせてい ただき、良い経験になったと思います。 雪面は、場所によって、あるいは時間によって様子が変わってくるんですね。ズボズボと足が潜ってしまうところ、アイスバーンの上に薄く雪が載っているだけのところ、など。歩行に慣れてきたり、自信が付いてくると、歩きそのものが雑になりが ちですが、その都度考えながら歩きたいものです。春合宿に向けて、もっといろいろ経験を深めていきたいと思います。
中野
ピッケルの存在意義を、安達太良山から下った途中の斜面を歩 く練習をした時に、身をもって知らされた気がします。アイゼンなしでキックステップで硬い雪の斜面を歩くのですが、うま く蹴ることができず頭がまっしろでした。何度かその斜面で滑 り、そのたびにピッケルを使おうとするけれど、頭でわかっていてもなかなかいざやろうとするとうまくいかず焦りました。 でも体でそれを実感することで、また次なるステップにつなが っていくのでしょう。いい経験になりました。次に向けてがんばります。 雪山テント生活(雪を溶かして水にするとか)も新鮮なことばかりでした。まだルートも読みきれていないし、前をきちんとみる余裕もなく反省・・・! もっと経験をつんで、こなしていきたいです。 東北の山は今回がはじめてでした。今まで北、南などアルプス ばかり歩いていてかたよっていたので、今年はちょっと東北の山々を、開拓して歩いてみたいなとおもっています。 晴天の雪山はいいですね。夏とまたちがったよさがあり、なんだかはまりそうです。 いろいろご指導いただきありがとうございました。またよろしく御願いします。
吉沢
安達太良山の突風、温泉臭、風景など十分に楽しめました。 また、新人の中野さんや体験者の吉川さんにも雪山の良いところや、少し辛いところなども体験してもらうことができたのは とても良かったと思います。普段の雪訓とは違い、色々なもの を経験できたのでは。 また、中堅の神谷さんにもこれから更に活躍してもらいたいです。田中(秀)さんは余裕なので、バリエーションに行きましょう。安藤さん、またこのような山行を企画してください。 偶にはお気楽山行も楽しいものです。
神谷
本当に久しぶりの山行で、もしかしたら1年半以上、 山へは行ってなかったかもしれません。 幽霊部員になりかけましたが、また皆さんと山頂に立つ ことができて本当に嬉しかったです。 金曜日の風は車ごと飛ばされるのでは?と思えるほどの 強さだったのが、土曜・日曜と天気もよく心配した風もなく 山登りびよりでした。久しぶりの雪山だったので、山頂前の 直登は下を見るのが怖かった。アイゼンのありがたみが よ〜くわかる山行でした。 神保さんにボードを借りて、安藤さんに負けじと私も スノーボード初挑戦しました。バランス感覚がスキーよりも難しく、来年はもしかしたらはまってしまいそうです。 そうしたら田名部さん、神保さん、教えてくださいね。
吉川
今回、初めて『九十九山の会』の山行に参加させて頂いた。 出発前日に装備一式を借りたが、あまりの大きさに圧倒された。知らないのは名前ばかりか、使い方も分からず、見たこともないものばかりで不安になった。もちろん心待ちにもしていたが、やはり初めての雪山ということで恐怖や不安の方が大きかった。しかし当日、移動の車中での会話でそんな緊張感もほぐれ、少し気が楽になった。
それにしてもその夜は風が強くて怖かった。夜が明け、車中泊で小さくなっていた体を伸ばし、いよいよ出発の時、「いざ出陣!」という気持ちで臨んだ。
足取り軽く出発したつもりが、慣れない雪道で足が埋まったり、 滑ったり。その都度歩き方を教わり、一歩一歩緊張しながらも、 必死でみんなについて行った。ふと足を止めてまわりを見てみると、そこは大雪原でその中に私達が立っていた。初めて見る自然の雄大さに感激し、その強さ、美しさ、やさしさ、厳しさを感じた。このような所に来ると、自分の小ささや人間の小ささというものがよく分かる。
テント設営、食事の準備も初めてのことで、見よう見まねでやっていたつもりだったが、皆の素早く手際のよい作業に感心して見とれていた。
しかしそれ以上に朝の「起床!」というリーダーの声と共に、 皆一斉に起き上がり、シュラフの片付けをし、朝食、出発の支度を始めたのには本当に驚いた。しかし、また見とれている場合ではない。私も遅れをとりながらも片付けた。
いよいよ山頂目指して出発。昨日より気合が入った。私にとっては急な傾斜が続き、ただひたすらもくもくと登る時間が続いた。山は体力だけでなく、精神力も要するものだと気付かされ た。山頂に着いたときの達成感は何とも言えなかった。
しかしそれも束の間。下りは想像以上に過酷だった。言われたようにやっているつもりだが、うまく歩けず滑って行ってしま う。ピッケルを持つ手と踏み出す足がけいれんしそうなくらい、すごく緊張していた。いっそうのこと、転がって行きたいと願うほどだった。今思えば、疲れの大半はこのときのものではないかという気がする。
帰りの温泉はこの上なく気持ちよく、心身ともに癒された。なんだかこのために山に登ったような気がしないでもなかった。 リーダーも言われていたが、「登山は山頂がすべてではなく、 その過程が楽しく、意義があるものだ」と私も思う。今回、自 分ひとりでは出来なかったが、パーティのメンバー、装備を貸して下さった方、色んな方々のお陰で山行に参加することが出来、また学校では学べない様々なことを勉強させて頂き感謝しています。次回は是非、九十九山の会々員として登りたいです。
安藤
*パーティリーダーとして:
応募者や新人や女性も多い中、パーティ内の意志疎通と身の安全は自分で確保する認識を持ってもらう為に、合宿同様の準備会を本隊独自で行った。その結果、山頂を目指す実践行動の中 で、雪山の楽しさ厳しさ美しさが存分に体験出来たのではと思 う。終始雪質は安定していたが、特にウインドクラストによる 氷化した雪面では、富士山並みの歩行を迫られた。あの程度はアイゼン無しで歩けるようにしたい。この山はテーマをしっかり持てば、内容の濃い山行ができるとわかった。
*メンバーとして:
スノーボードにハマりそう。スキーと違って下降でしか役に立 たない、いかにも不完全な所にホレた。なんと田名部君がアレ をタダでくれると言う(証人多数)。秋田君に愛想を尽かされ ようが、いつか春の槍沢で颯爽とアレがやりたい。
また、今回はユニクロの裏地付きオーバーズボンを試したが、 1900円で申し訳ないくらいの大ヒット!そもそも雨のない時 期までゴア製品に依存することはないというのが持論。
それから例え薄手の雨具でも、上着の裾をズボンに入れるだけで寒気の対流による体温低下を防げるし、雪崩や滑落でも脱げ難いし、強風下の休憩や作業には手袋等を暖かく収納できるドラえもんポケットにもなるのだよ。
遠く安達太良山まで遠征して、総費用8000円は安くてゴメン。

幹事総括

39期 安藤啓一
竹田さんのピンチヒッターとして神谷さんに早い時期から助けてもらったおかげで、概要と段取りはスムーズにまとめること ができました。出発一週間前からトラブルが重なったなか、一緒に考え、提案し、自分からもよく動いてくれたと思います。 リーダー会からは「好きな山で良い」と言われていましたが、 やはり時期的には雪山、多彩な志向やレベルの会員層の要望に応えること、更に今期の会山行で足の向いていない地域性等を総合的に考慮し、鳩首協議の結果、目的地を安達太良山にするのが妥当だと判断した次第です。
問題は、最近山から遠ざかっていた幹事同士だっただけに、日頃の不義理が影響しないか心配でしたが、予想以上の12名もの参加を得て、大成功だったと大変嬉しく思っています。
願わくば今期の会山行幹事経験者(特に女性)は、それを機会に個人山行も積極的に企画立案して欲しいものです。山岳会でありながら、誰かが誘わなければ山に行こうとしない人が多いのは残念です。幹事制がリーダー会の負担を軽減しただけで終わるのなら、もったいないなぁと思いました。
37期 神谷和美
しばらく山と遠ざかっていた私が幹事をすることになり、不安でしたが、こんなにメンバーが集まっていただき嬉しかったです。 レベルと趣向が違うメンバーが集まっている我が山の会ですが、 今回は会山行の本当の意義を再確認できた山行だったのではないかと思います。パーティー内で教えあったり、助け合ったり 歩いている途中で他のパーティーが登ってくる様子を見ることが出来たり、「納豆コール」したりするのはたとえパーティーが違っていても、同じ楽しみを分かち合えるようでとてもいいものだなあと感じました。仕事をしていると月に1回、山へ入ることも大変だと思います。だから都合で会山行に参加できないことが悔しいと思えるぐらいの計画が今後もっとできたら嬉しいですよね。 今年はジャンボテントを使う回数が増えることを願っています。