小川山
Date: 2002.6.29
Members: L.秋田、橋口、神保、荒木田、勝山
Area: 奥秩父
Type: 個人/フリークライミング
前夜10時30分発。今回は総勢5名のため、ワゴンをレンタルする。少し高いが、新車のため乗り心地はいい。無茶無茶飛ばしても安定した走りをするので予定より早く着いた。途中、霧が充満している個所があり(丁度、JR野辺山駅周辺)速度を落とす。小川山、廻り目平キャンプ場には夜1時過ぎ着。慣れたトイレ横テントサイトにテント設営。少しだけ酒盛りし寝る。荒木田さんの硬派のイメージがいい。
朝7時起床。7時45分にマラ岩に向けて出発。登山道をしばらく金峰山方角にいき、途中で左に折れ、金峰山川西股沢を越えて、山道を行き、4・5分歩くとマラ岩の基部に出る。8時過ぎ到着。早速取り掛かる。岩場は先週に比べると人が少なく、僕らの自由にできる。レギュラー、彩花、イエロークラッシュとちょっとしたスラブやクラックのルートを攻める。マラ岩周辺だけでほんとうにいろいろ楽しめる。ここら辺は本当に楽しいエリアだ。でも、日数があれば他の地域も見てみたいと思うのだろう。
余談ですが、神保さんが午後「ロープダウン」という言葉に強く反応していた。使ってみたいらしい。でも、その日はもうロープダウンする機会がなかった。
午後5時10分。雨が降り出し、辺りも暗くなりだしたので、帰ることにする。6時ごろ車で出発。途中バーミヤンで夕食。神保さんがチャーハンとラーメンと餃子を平らげていた。
- (1) 愛情物語(妹岩・5.8)
- 勝山:今回はカムなどナチュラルプロテクションを使うルートに初挑戦してみた。それほど難しいルートではないけど、自分で支点を取っていくのは面白い。病み付きになりそうな感じである。オンサイト。
秋田:汚。
神保:クラック。結構余裕だった
荒木田:トップロープで登る。途中ちょっと無理をしてずり落ちる。その後は順調にあがったけど、最後の方で手に力が入らなく根性で登った。一回ずり落ちたけど、我ながらちゃんと登れてのではないかと思う。かなり楽しくなってきた。
- (2) 川上小唄(マラ岩・5.9)
- 秋田:レタス。
荒木田:記念すべき初めての岩です。8の字結び等を教えてもらい、トップロープで登る。1本目のボルトを過ぎた所で、何もつかむ所がなく落ちる。秋田さんの言っていた通り、落ちても死ぬことは無さそうなので、安心した。上に行けば行くほど楽になってきて到着。下に降りてきて緊張から放たれ疲れがどっと出た。思っていたよりも登っている時はかなりの緊張状態にあるらしい。
神保:前回はテンションをかけてしまったが今回はノーテンションでのぼることができた。スラブでの立ちこみはまだ怖い。
- (3) 彩花(妹岩・5.10c)
- 橋口
秋田:水。
勝山:レッドポイント。前回、トップロープでノーテンションで登るところまで行っていたので復習のつもりでやる。途中、手のひらで薄い岩の凹凸を押さえてトラバースしていくところが微妙で難しいがその直後の小さいテラスで充分休めるので僕にとってはレギュラーより楽に感じる。彩夏とレギュラーともに神保さんにビレイしてもらった。大変やりやすいビレイで、ありがとうございました。
- (4) レギュラー(マラ岩・5.10b/c)
- 神保:リードでトライしたが5本目のピンあたりで敗退。次にトップロープで挑戦。1時間ほどかけてしまったがなんとか登ることができた。その間したで勝山さんずっとビレイをしていてくれた。ありがと!
勝山:前回の雪辱をかけて挑戦する。午前中のトライでは一回テンション。二回目も終了点近くですべる。小雨が降り始めた三回目のトライでようやくレッドポイント。一回目から二回目、三回目とやるたびにガバのホールド頼みから、小さな岩の凹凸でもなんとか耐えていけるようになった。指先で耐えられるほんの数秒間の間に次のホールドを的確に探し出し成否を分ける。パンプ間際の冷静さが大切。一見何の弱点もなさそうな男らしいフェイスルートで攻略したのは本当に達成感を感じる。
荒木田:全く相手にされなかった。壁にしがみつく事もできなかった。人がやっているのと、自分がやるのではえらく違うものだという事を思い知った。勝山さんはうまかった。何度も核心の個所を練習する姿勢もすばらしく見習いたい。練習と減量をして再度このルートに挑戦したい。今後の目標。
- (5) イエロークラッシュ
- 橋口:また、登れなかった。次はがんばる
- (6) 屋根の上のタジヤン(マラ岩・5.9)
- 秋田:フレディ。
荒木田:レギラーで打ちのめされた後に、登れそうな岩ということで、橋口さんと秋田さんが連れていってくれた。トップロープで登り始める。僕にはホールドらしい物は何も見えない。体全体で岩にしがみつき、「ウン ウン」とちょっとセクシーな音を発しながら、チョコチョコ動いて登ったという感じ。上にたどり着いた時は何ともいえない達成感があった。
- (7) 卒業試験(マラ岩近くの岩・5.10a)
- 秋田:闇。
橋口:意外と面白い
感想
- 橋口
- 日帰りの小川山は楽しいが、キャンプもしたいものだ。最近成果が全然上がらない
- 神保
- 一週間しかたってないのに川上公太はサクッと登れた。成長したのかな? 今日初クライミングの荒木田さんも初めてとは思えないほど上手でした。勝山さんはRPを2つもゲットしてかなりはしゃいでた。はやくオンサイトしたいな〜
- 荒木田
- 先週の会山行は体調不良で突然キャンセルしてしまったので、今回が九十九に入って初めての山行で、しかも初めてのフリークライミングということで、ちょっと緊張気味でしたが、とても楽しかったです。完璧にフリークライミングにはまりそうな勢いでございます。クライミング技術の他にビレイの仕方やロープワークなど覚えなければいけない事も多いので頑張ります。今回は神保総帥を拝見することができ、クライミング以外でも楽しい山行でした。また小川山行きたいです。
- 勝山
- 小川山二回目です。レッドポイント二本で、非常にうれしい。今回は、岩のもつそれぞれの性格(厳しさ、やさしさ、弱点の多さ、弱点のなさ)を知り、その性格に対処できるよう自分を鍛えることが出来た。その事の方がレッドポイントよりもうれしい。
余談ですが、神保さんは九十九の人気者です。今回も岩場をなごませていました。マラ岩で「終了点で雉打ちしてきます」と言って登り始めて一時間以上。全然下りてきませんでしたが、登りたい人が来たので、橋口さんが「次の人が待ってるから早く登れ」というと、神保さんはランジして終了らしい。見事でした。
荒木田さんは岩場初めてでいきなり才能を発揮していた。おそらく急速に上達していかれるのだろう。J&Sに行きましょう。
次回はパワー系のルートやテクニカルなフェース、クラックルートに挑戦したい。
- 秋田
- 荒木田さん登場。
僕は出発前からビールをたくさん呑んでいたのでいい気分。車ではまたアホ会話をしたいと思っていた。でも、なぜか盛り上らない。前回は車に女性が寝ていて、聞かれているかもしれないというスリルがあったから楽しかったのだろう。でも、荒木田さん、徐々に被るのをやめていく。イヤらしい会話では場を仕切る(ウソ)。廻り目平。今回もガラガラ。ラッキー。
前夜発は辛い。朝、とても眠い。キャンプだとろくにストレッチもできない。マラ岩、妹岩へ。なんかフラフラする。荒木田さんに登ってもらうため、「川上小唄」を登る。スラブでちょっと難しいところがあった。荒木田さん、いよいよ。簡単に登っていた。神保軍団長よりあっさりと。
- 次。まだフラフラする。勝山さんがトップロープをかけてくれた「愛情物語」。クラック。ジャムを効かせようとするがなかなかカチッとはいかない。むしろジャミングしようとしたことで下手な登り方をしてしまった。結局フェイス登り。荒木田さんはまたそつなく登る。上手だなあ。いよいよ「彩花」。リラックスして登る。核心。2、3回ムーブを試し、突破。よーし!!落ち着いていこう。クリップして、十分レスト。終了点直下。あれれ、なんかおかしいぞ。焦る。ん?登れないぞ。いよいよ焦る。思いきって行ってしまったら落ちた。ちっくしょぉぉぉ!!!!!!
ちっくしょぉぉぉ!!!!!! ちっくしょぉぉぉ!!!!!! ちっくしょぉぉぉ!!!!!! ちっくしょぉぉぉ!!!!!! ちっくしょぉぉぉ!!!!!!
ちっくしょぉぉぉ!!!!!!下りる時、ムーブを確認。
橋口さんはイエロークラッシュをやる。5.12a。想像を絶する世界。「ガンバ!」と周りの人も声援を送る。
再挑戦。核心部手前でまごつく。核心部。またまごつく。思いきっていってしまう。微妙。微妙。クソッタレ。突破。よし。レスト。よし。先ほどのポイント。確認した通りに登る。簡単。焦らず、足をきっちり確認していけばよかったのだ。レッドポイント。よーし。記念に岩をぶん殴って蹴っ飛ばしてやった。もう満足。
荒木田さんに登ってもらうために「屋根の上のタジヤン」を登る。スラブ。ランナウト。極めて怖い。ひたすらバランス。先週と今週で、俺はこうしたスラブ登り、それに垂壁で細かいホールドで登る練習が必要と感じた。荒木田さんまだ無理かな?とんでもない、非常に上手に登る。本当に初めて?バランスがいい。ん、神保さんまだのぼってんの?一時間ぐらい取り付いているのではないか。気分いいぞ。
- 最後に「卒業試験」を登ろう。長く、割りときれい。難しいところもある。2箇所ぐらいで詰まった。テンションの誘惑に駆られる。しかし、ムーブの先に期待を裏切られないホールドがあり、登りやすい。オンサイト。非常に面白いルート。諦めなくてよかった。みんなにもお薦め。俺は5.10aぐらいがオンサイトできるぎりぎりだから、これくらいのグレードが手応えがあって良い。勝山さんは「彩花」「レギュラー」をレッドポイント。最高の1日。
ランジしろと言った橋口さん。イエロークラッシュに挑戦する。いつかは俺だって。
お笑い芸人の道をひた走るお茶目で後輩に親切な神保さん。荒木田さんには、偉そうに、説明してあげてください。例えば、ハーネスのギアラックのどこにヌンチャクを掛けるとカッコいいか。ロープダウンの意味。オンサイトの方法。ナチュプロの商売。そして、「12はシェイク」といつの日かの賜わってください。一時間以上壁に張り付く気合は素晴らしい。そして、ランジ。軍団長としての意地を見せてくれた。神保さんの人生はランジそのもの。まだ本性を現していない荒木田さん。クライミングに惹き込んでやる。J&Sのスタッフには、親切に教えてくださるようお願いしておきましたよ。神保さんとコンビの勝山さん。トリオに誘わないでください。でも、一緒にザイルを結びましょう。
俺は俺は俺は。
つづく。
つづき。
俺は最高と言った。
吉田さんはピン5本と言った。
勝山さんはアヒルと言った。
荒木田さんは95と言った。
まだまだつづく。(荒木田さんの登場により、舞台は一層煌びやかに華やかに騒々しくイヤらしく汚らしく刺激的に)