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山のセルフレスキュー講座 II
「岩場のセルフレスキュー」

2002.7.9(机上) 国立オリンピック記念青少年総合センター19:00〜21:00
2002.7.13-14(実技)吉田元気村

参加者:秋田、田中、勝山、渡部

7/9(火)
ロープワークの基本(結束)
7/13(土)
10:00 現地集合
A・B・C の各グループに分かれて実技を行う。
以下、Aグループ(田中秀・渡部)の講習内容。
  1. ロープワークの基本(結束)
    机上講習時にやったロープ結束の再確認。

  2. 懸垂下降時のロープの仮固定
    ユマーリングで登り、懸垂で降りる練習。
    懸垂下降時の仮固定を各自手持ちの道具に合わせて行う。

  3. 自己脱出
    空中に宙吊りになった状態からの自己脱出。
    ユマール、フリクション・ノットで行う。
17:00 夕食

18:30 机上講習
  1. 搬送法の説明
    ザック・雨具を使った搬送

  2. プルアップシステムの説明
    1/2プルアップシステム
    1/3プルアップシステム
    1/5プルアップシステム
    1/3ツインシステム
21:00 懇親会
23:00 就寝
7/14(日)
8:00 集合
岩場での収容・搬出
・プルダウン
2人パーティの時
3人パーティの時
・プルアップシステム
1/3,1/5の確認
4人のグループで1/3ツインシステムの実技

14:00 講評・解散
※他、Bグループ(勝山)とAグループ(秋田)では以下の事をやったようです。


感想

勝山
いろいろ習ったが、よく覚えている順番に書くと次のようになります。まず結び方では、オートブロック、インラインノット、バッチマン、立ち木に結ぶインクノット、ボーラインノット、ヨセミテボーラインノット。マリナーノット。インラインノットは先日、谷川岳の稜線でメインロープを大きな岩に掛けて確保支点を作る時に使用。オートブロックも同じく谷川でフィックスロープを上昇する時に使用した。他の技術では、三分の一(五分の一)引き上げシステム。振り分け引き降ろし。宙づりからの脱出。ビレイ中にパートナーが事故に遭った際のビレイからの脱出。懸垂下降中の仮固定ミュンターヒッチなど。ミュンターヒッチは使えるようにしておかないと行けないなと思った。引き上げシステムは荷物を引き揚げる時に使えそうだけど、今、登っているところでは必要ない。振り分け引き降ろしなどは、その技術を使う状況と言うのを想像すると恐いものがあり、できれば使いたくない。今回の習った技術は全部そうだけど、日頃から充分習熟してないととっさの時に容易に使える技術でないので、自分にはもっとローテク、もしくは出来るだけ技術を使わないでレスキューする抜け道的なテクニックが必要だなと感じた。

田中秀
岩場のセルフレスキューということで、自パーティーのみで緊急時にいかに対処するかということを学ぶものでした。経験の浅い自分には、まだ早いかと思い躊躇しましたが、都岳連遭難対策委員会の方々の誘いもあって思い切って申し込んでみました。自分が組まれた班は、初級者中心ということでしたが、やはり基本的な結束などが分かっていることが前提で、指導いただいた方々を少々手こずらせてしまったように思います。前もって行われた机上講習時に教わった内容も復習をしっかりできなかったので、ほとんど1(もしくはゼロ)からのスタートという感じで当日を迎えました。そんな私にしっかり付き合って下さった、安藤さんはじめスタッフの方々に感謝します。学んだことは、実際にその場で実践もできたので、単なる机上講習と違い、理解は深まったと思います。これらのことを微力ながら会の方々に伝えていければと思っています。

今回、全て「セルフレスキュー」の内容として学んだわけですが、その技術は、レスキューに限らず、山行そのものでも生かせると思います。自己脱出に用いる技術など、それだけに使用するものではないでしょうから、
知っておくと、いろいろ得しそうです。当然、ふさわしい使用法といういのを間違えないようにすることが前提だろうと思いますが。

講習会は1泊2日とのことで、夜は懇親会が当然あるわけですが、消防関係の仕事をしている方々のパワーに圧倒されました。修羅場をくぐってきたことによる自信に裏付けられた発言の数々、プラス、オトコ臭さでその場が充満していました。そしてそれにも増して、遭対委スタッフの方々は素敵でオモシロかったです。秋田さんが以前から言っているのが分かります。

などなど、
いろいろな理由から、参加できて良かったと感じています。参加者の年齢層も幅広く、山の世界に歳は関係ないのだと本当に感じました。(渡部氏と秋田氏の知名度はなかなか高かった。)

秋田
僕はハメを外しすぎた。ちょっと楽しすぎた。気がついたら女性スタッフルームで寝ていた。しかも、安藤さんが僕の寝ていたベッドの下に転がっていた。

渡部
講習中、懸垂下降しようとしたらエイト環を落とした事に気がついた。ATCで降りようとした時安藤さんから激がとぶ。「ムンターヒッチで降りてみろ、その為の講習だろう!」 私のレベルでもとても良い勉強となり、自分の引き出しが増えた気がする。せっかく覚えたのだから、忘れないうちに復習したい。

安藤(特別寄稿)
九十九山の会の皆様におかれましては、遭難対策委員会財政難のおり、複数の方々の講習会参加やTシャツ購入等でご協力を賜り、誠に有り難うございました(安藤は男にだって優しいのです!)。