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北アルプス (室堂−薬師岳−黒部五郎−笠ヶ岳)

Date: 2002.10.9-14
Members: 田名部
Area: 北ア
Type: 会山行/一般

10/8  新幹線、特急を使い富山経由で 23:00立山駅着

10/9  始発のケーブルカー、バスで室堂着。どうやら客層を見ると縦走をする人はいなそうだ。室堂から見る立山は一面、雪で真っ白。すばらしい景観が広がっていた。すばらしいのはいいが見た目雪山で、縦走をスタートさせてよいものか悩んだが風もなく天候も好転にむかっているはずなので、ちょっと歩いてみることにした。 五色ヶ原小屋までの間で 一回、道を見失い時間をロスする。五色ヶ原小屋についた時点で14:00。風はないが一面ガスで覆われていて展望ゼロ。ガス(小雨まじり)のせいで靴もビショビショ。気合がはいらない。大休止、重荷のせいもあってエアリアのコースタイムであるくのが せいいっぱいなのを考えると目的地のスゴ小屋までたどりつくのは日没ギリギリのライン。小屋の管理人に相談したりして、先へ進むことを決断。4Lの水を確保。2時間位歩き、さらにガスが濃くなり小雨の粒が大きくなってきた。この状況でヘッドランプ歩行を避けたいと思い、途中の登山道の隙間にテントを張ることとした。 テンバ以外の幕営は厳禁。最低の初日。

室堂(9:00)−五色山荘(13:30)−テントサイト(16:30)

10/10  6時出発。 午前中はガス。昨夜、必死の思いで乾かした靴も即効でビショビショ。荷もまだ重い。スゴ小屋着、昼寝。午後になるとガスも晴れて縦走らしくなってきた。 薬師岳までは終始、アップダウンが続き精神的につらい。本日の目的地である太郎平までもコースタイムで考えると日没ギリギリ。完全に計画ミスだ。この時点で槍ヶ岳の計画をカットし、幕営地を一つづつ前倒しにすることにした。終始、時間を気にしながらなんとか薬師までたどりつく。この頃にはガスも晴れ水晶、赤牛岳あたりがとても存在感がある。 写真をとってくれる人がいるはずもなく一人で記念撮影をして太郎平へ。17時着。小屋から在京に途中経過を報告する。テントサイトには3張のテントがある。馴れ馴れしい男が終始近寄ってきたが、連日の疲れと単独生活が うっとうしさを感じたので無視。  本日も靴の乾燥に専念する。切り詰めてもってきたガス缶3つの残量が心配。どうも疲れがでてるらしく食事が進まない。今回は完全ジーフィーズで挑んだが、それでも6日分の食料は重い。今後も食えないことを予想して副食分と生米をテントサイトの ごみ箱に捨てる。酒と水もギリギリのラインまで考え捨て、明日に備える。

テントサイト(6:30)−スゴ小屋(9:00)−太郎平(17:00)

10/11  6時出発。 本日は黒部五郎を経て双六小屋へ。 どう考えても日没ギリギリの行程なので気が重い。 天気が良すぎる。素晴らしい景観は昨日と同じだが少し飽きてきた。昨日、こうじた軽量化で足取りは 楽になった。途中、小ピークでリスがいた。木もないのにどこに住んでいるのだろう。黒部五郎までの間は雲ノ平周辺がいい景観を作っている。憧れの赤木沢をみつつ黒部五郎着。当然誰もいるはずもなく一人で記念撮影。ゆっくりもできないため黒部五郎小屋を目指してカールのルートをとるが岩がゴロゴロしていてかなり悪い。そして長い。小屋からは時間、体力は消費したが問題もなく双六小屋 へ向かう。途中、双六の近くの尾根の広い個所でガスが濃くなり嫌な気分になったがなんとか小屋まで辿り着いた。 小屋は結構大賑わい。思わず泊まりたくなったが、意地でビールと日焼け止めをもらい退散。小屋の電話から在京に 途中報告。2日間の好天で顔がつっぱってきた。日焼け止めクリームを忘れたことに後悔。ここでも更に食料を捨てる。バチがあたるかも。

太郎平(6:00)−黒部五郎岳(12:00)−双六小屋(17:30)

10/12  6時出発。 本日は双六小屋から笠ヶ岳へ。行程としては12:00着予定。 初めてゆとりのある楽しめそうな行程。笠ヶ岳までは比較的アップダウンの少ない稜線を一直線。 歩いてて、気持ちいい。まさに縦走。左手を見ると槍、穂高が迫っている。途中でも人に会うようになってきて今回の縦走 も終盤になってきたことを感じる。コースタイムも昨日までよりかなり余裕がある。地図を作った人が違うのかなと感じながら 順調に足を進める。人間の体の順応力は恐ろしい。この頃になると妙に体調がよい。大休止を入れ縦走を楽しみながら 予定どおり12:00着。他山域で挑んでいる、パーティーと携帯電話で情況を交換する。電波は異常に入る。みんな、順調に進んでいる 様子。本日、合流予定の通孝Pがくるまで昼寝と飲酒を繰り返し 無の時間を過ごす。通孝Pと合流。メシを一緒に食い、ちょっと長旅の愚痴を聞いてもらう。

双六小屋(6:30)−笠ヶ岳山荘(12:00)

10/13  6時出発。3人で笠ヶ岳山頂へピストン。 途中、穂高からのご来光を拝めた。これは感動。実はいままで山でまともなご来光を見たことがなかった。まさにダイヤモンド。本日の主目的は冬合宿の偵察。 ピークから抜戸岳までは一直線の稜線。冬でも道を外すことはないだろう。ただトレースのない真っ白な稜線を想像するとかなりの高度感があるだろう。途中、かなり細いところもある。 風が強かったら多分動けないかもしれない。抜戸岳東尾根から稜線までは取り付き、傾斜がわかったが尾根から、稜線へ出るところが、偵察できずちょっと不安。雰囲気はかなり急に見えた。いずれにしてもレベルは高いが天候さえうまくいけば、実現できる可能性はあるように感じた。歩き自体は大休止多発で結構、のんびり歩けた。クールダウンに丁度よかった。途中の電話連絡で板倉Pが時間的に苦戦しているらしい。わさび平で宮野Pと合流。小宴会の後、酔っ払った 渡部さんと火遊びを1時間位(異常)してストレスをためて就寝。火つかなったけど、テントサイトでの焚き火は厳禁。

テントサイト5:50→笠が岳山頂6:20→抜戸岳9:20→ワサビ平17:10(幕営)

10/14  6時出発。 新穂高温泉で板倉Pと合流。 会旗で記念撮影をして帰京。

感想

初めての大縦走。おおむね満足の結果となった。計画のあまさを痛感したがそれも結果オウライ。  この時期の北アはかなりいいかもしれない。