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富士山

Date: 2002.11.30-12.1
Members: L.板倉、松浦、渡部、宮野、荒木田、平山、吉田、勝山、岡田、加瀬(応募者)
Area: 富士山
Type: 個人/雪訓

11月29日
23:00 高円寺集合

11月30日
02:30 頃馬返し駐車場着
03:00 就寝
06:00 起床 食事 準備
07:30 登り開始 
10:30 五合目テン場着 テント設営
11:10 雪上訓練へ出発
12:00 ごろ雪上訓練開始
15:00 終了
16:00 天気図取り
18:00 夕食
21:00 ごろ就寝

12月1日
A:富士山登頂パーティー (吉田・勝山)
04:00 起床
05:45 出発 
08:50 本八合
10:24 久須志神社 お鉢めぐりはせず
10:50 下山開始
12:30 六合目Bパーティーと合流
B:雪訓パーティー (松浦、渡部、岡田、荒木田、平山、宮野、加瀬(応募者))
05:30 起床
08:00 出発 6合目付近で雪訓開始
板倉、体調不良でテントで寝ていたが
10:00 出発
11:00 6合目雪訓Pと合流
13:00 ビーコン練習
16:00 ごろ下山
17:00 馬返し 風呂 食事 
21:50 新宿解散

感想

勝山
一日目の雪上訓練では、宮野さんが滑落停止訓練の趣旨を勘違いして、どれだけスピードをつけて滑落するかに一生懸命になっていた。危ない人だと思った。

二日目は時計をなくすなど、いろいろあったが、まずは、12月のあまり天気のよくない日に10合目まであの速さで登れたのがうれしい。ペースは吉田さんまかせ。僕はばて気味で付いていった。本八合目までは夏のコースタイムの3分の2、その後は夏のコースタイムどおりだった。

上り。6合目までは、まだ暗かった。暗い中を踏み跡をたどる。ここはよくわからなかった。7合目までの前半は単調なジグザク登り。8合目までは岩っぽいところの登り。本八合目からは岩っぽいところと雪面ののぼりだった。9合目以降に現れるという、富士山らしい蒼氷はまったくなく。雪が少なく、登山道を示す、ロープなどがまだ、見えていて、予想した緊張はしなかった。高度障害は、2800ぐらいから少し感じた。その後はあまり変わらず、よくなったり、また、感じ始めたりした。3700でも頭痛はずっと同じだった。食欲はなかった。

10合目の気温はマイナス6度、気圧は650ヘクトパスカル。地上の気圧のおよそ3分の2であることが改めて確認できた。次回、(来年か?)機会があれば3月か4月に、今度は蒼氷のぼりと高度に馴れるために来たい。

ビーコン練習初体験であった。非常に面白い。

渡部
富士山=強風+アイスバーンというイメージが崩れつつある気がする。行く時期が悪いのか、あの雪の少なさと暖かさはなんなのだろう。残念なような、ありがたいような。しかも行くたびに道が平坦になっていくような気がする。でも冬合宿メンバーとの第1回目の準備山行を兼ねられたし、大人数でいけて楽しかった。

吉田(法)
雪が少なくて雪訓は当初の狙い通りにはならなかったが、初めて富士山の山頂(吉田口山頂)まで登った。八合目あたりから頭が痛くなってきて辛い。やはり僕はあまり高所に強くないのだろう。そのせいか翌日はいつもと違う疲れが出た。体の中の方から「疲れてますぅ〜」という感じ。次回は六〜七合目あたりにビバークしてからアタックするようにしてみるとかみないとか。

岡田
冬の富士山は、強風とアイスバーンだと聞いていた。それでこそ雪訓の意味があるのだろうが、行く前からちょっとビビリ気味。おまけに天候は崩れる予報。これは良い訓練になりそう?

集合は23時だったがバタバタして都心を出たのは0:30くらいだった。でも富士山は近いもので、2:00くらいには登り口へ。飲みたい人だけでウィスキ−を飲んでから寝る。

翌朝は5時おきで猛烈に眠かった。ザックは重く、雪も全然出てこないのでプラ靴はしんどい。道はえらく綺麗に整備されていた。楽は楽なんだけど、単調。佐藤小屋の下でテントを張り、空身で六合目くらいまで行く。なかなか雪が少なくてイマイチだったが、キックステップや耐風姿勢、滑落停止なんかの練習。15時くらいで引き上げ、直帰組と雪取り隊に分かれる。綺麗な雪はなかなかなくて、ブロックに切り出して丹念に払ったが、水を作る時に砂がいっぱい溜まっていた。テントに戻り、夕食。勝山シェフのほうとうは、かんぴょうでごまかし。(笑)食後も杏仁豆腐をつくったり、飲んだり食べたりで3時間くらいあっという間だった。人数が多いと楽しい。

日曜は5:30起床。4時くらいから目がさめてぼんやりとしていた。登頂Pは起きた頃出発。雪訓Pは朝食を取り、小雪の舞うなか佐藤小屋へ。まずは小屋のそばでアイゼンをつけ懸垂下降の練習。場所を移動してキックステップやフィックスロープでのトラバースの練習・試し落ち。試し落ちの時、後頭部をしこたま打った。その時は何ともなかったが月曜になって鞭打ちの様に首が痛くなった。雪訓といえど、注意せねば。途中から登頂Pのはずの板倉さんが現れた。体調不良でテントにいたという。ビックリ。13時頃登頂Pの二人も降りてきて、ビーコンによる捜索訓練。今回は新品ビーコントラッカーのデビュー戦。これは、電波を捕捉すると捜索が速いが、どうも捕捉可能領域が狭いらしい。30mくらいまで近付かないと、反応しない。3回戦ほどこなし、テントを撤収して下山。駐車場までうっすらと雪が積もっていた。

荒木田
何故か集合場所を高井戸と間違えしまい、皆さんには大変ご迷惑をかけました。物凄く風が強く寒いとの前評判でしたが、幸か不幸か当日は非常に穏やかで少し期待が外れた。滑落停止等初めてピッケルを使った訓練をして楽しかった。実際に使えるようにする為、もっと練習が必要だ。
 
宮野
冬の時期の富士山に登るのは初めてだ。富士山は、私が登山を始める前の原点の山。高校生3年のとき、自転車で津久井湖、山中湖を抜けて富士スバルラインを登った。そして大学2年生のとき、授業で山中湖を調査した後に(私は地学専攻でした)、無理を言って五合目まで車で乗せていってもらい、夕暮れの富士山を八合目、朝に測候所まで一人で歩いた。その火口のスケールの大きさに、純粋無知だった私は感激した。自分の山を始める原点は、富士山にあると言っても過言ではない。そんな富士山の冬に登れる。私の心は輝いた。富士山は遠くから見たほうが美しい。たいていの人は言う。今回、12月の富士山も同様であった。東京方面から見ると、かなり雪化粧をしていた。しかし現地に行ってみると、積雪はかなり少なめ。内心、ショックを受けていた。それにしても雪のある富士山の傾斜は、かなりきつく、雪も硬く、硬い雪上を歩く難しさを実感した。1週前の谷川岳はの雪面は柔らかかったため、硬い雪面に対応するのに良き訓練ができたと思う。

加瀬(応募者)
 私は11月30日・12月1日の二日間、九十九山の会の富士山雪上訓練に参加した。
 雪山は初めてであったので、緊張していた。が、会のメンバーの皆さんが、行く前に様々な手続きやアドバイスをしてくださり、装備も快く貸してくださったので、とてもありがたく、心強かった。ここにお礼を申し上げます。
 11月29日の夜中に高円寺駅を出発。夜中の三時ごろ、馬返しの駐車場に到着。そこにテントを張り一泊。初めてのテント箔であったが、すぐに寝付けてよかった。
 30日、朝6時か6時半ごろ起床。出発する。それほど寒くなかったと思う。石がゴロゴロした道で、何度か足をとられたが、歩き続けることができ良かった。プラスチックブーツになれる必要があると思った。
 佐藤小屋近くに到着。テントを張る。ここから本格的な雪上歩行が始まった。
 キックステップを使った歩行を行う。はじめは恐くて腰が引けてしまったが、少しづつ、歩けるようになり良かった。
 滑落停止の訓練を行う。恐かった。何度か繰り返すうちに、止められるようにはなった。ただ今回の訓練では、雪がやわらかく、楽にピッケルを刺して止めることができた。もしアイスバーンであったら、という不安もある。今の自分にできることは、滑落は常におこりうると意識しながら行動することである。
 テントに戻り、食事をとる。お茶を飲んだら体があったまった。
 12月1日、小雪がちらついていた。アイゼンをつけて歩行。
 ハーネスをつけ、ロープを使った訓練を行う。懸垂下降、トラバースなど。懸垂下降は、恐くてはじめはうまく降りられなかったが、繰り返すうちに、できるようになった。ただ、着地をしたとき、ロープを踏んでしまった。以後、このようなことをしないよう慎重に降りたい。
 トラバースの訓練ではロープの結び方やビレイの方法などの訓練をした。
 以上のような訓練を体験し、下山した。
 今回の訓練を自分なりにまとめると、どのような登山をするにしても、常に安全確保を考えて行動しなければならないと思った。
 リーダーの板倉さんをはじめ、会の皆様、貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。
 
平山
富士山は毎日職場から見ている。
丹沢の後ろに真っ白な山容が見えて、裾野のほうまできっと雪だらけだろうと思っていたが、実際に行って見ると、5合目もほとんど雪がなく6合目も少ししかなかった。
アイゼンを付けてザックを背負って懸垂の練習をしたりFIXロープを使ってトラバースの練習をしたが、やはり実際に体験すると机上の勉強ではわかりえないことがたくさんあった。
去年、大学の先輩が富士山で亡くなっていたし、ガリガリのアイスバーンと突風の吹く富士山は、とても怖いと聞いていたが、私にとっては訓練からテントまでの数十メートルの帰り道が一番怖かった。
 
板倉
今回は思ったより雪が少なく雪訓をするにはちょっと物足りなかったような気がします。
富士山に行ったことで冬山が今シーズンも始まったと思います。
あと、体調不良になりみなさんにご迷惑をお掛けしました。