小菅川本谷

Date: 2003.5.17
Members: L.吉田(法)、SL.島田、SL.勝山、吉川、中野、芹澤、岡田、加瀬、佐藤(OB)
Area: 奥多摩/大菩薩
Type: 個人/沢


シャワークライム

生憎の天気
5/16(金)曇り時々雨

24:00JR青梅駅集合−27:00赤沢出合に幕営−28:30就寝

青梅駅に集合して買出し後、勝山号・岡田号・加瀬号の3台で出発。駐車場にジャンボとレディステントを張って酒盛り。佐藤さんの飲みっぷりは健在だった。 8:30出発できるよう各自起床として寝る。

5/17(土)曇り

6:45島田さん到着−7:30頃起床−8:55赤沢出合出発−9:35〜9:45 水汲み場(佐藤さん釣り)−10:55 3m小滝−10:05〜10:20休憩(佐藤さん.吉田さん釣り)−10:40ゴルジュ−11:10 12mの滝−11:50〜12:05 二俣で休憩(佐藤さん・吉田さん釣り)−12:10 左の枝沢へ進む−12:20水が涸れる−13:35〜14:07石丸峠−14:30 〜14:40大菩薩峠−15:50赤沢出合着

7:30出発と言われていた島田さんは早く到着していたが、みんな夢の中だった。勝山さん・岡田さんの2トップ、ラスト吉田さんで9名ビッグPは予定より だいぶ遅れて出発。(ちなみに沢デビュー中野さん・芹沢さん.勝山さん・加瀬さん)

少しガスった中の山歩きで、踏跡から沢に下りる。堰堤を高巻き、入渓。3m小滝を越えゴーロ・仕事道をしばらく歩き、休憩。佐藤さんと吉田さんが消えたと 思いきや、吉田さんが岩魚を一匹釣って来て、歓声がわいた。佐藤さんは収穫無し。またしばらく歩くと核心のゴルジュになり、ヘツリながら行く。4mの滝を シャワークライム。直登する人・巻く人それぞれ。時折佐藤さんにお助け紐を出してもらう。

ゴルジュが終わり4m滝を越えると12mの滝が待っていた。が、これはみんな高巻いた。上のフィックスロープも使える。しばらく歩きケルンの二俣の手前で 一本。またもや佐藤さんと吉田さんが竿を持って消えた。一体どこへ行ったのだろうかと言う程戻って来ず、私たちは凍えていた。

二俣を左に倒木をまたぎながら進むと、連続したナメ滝がある。とてもきれいだが、意外とヌメヌメして歩き辛い。次第に水も涸れゴーロ歩き。ヤブコギはあま り大したことなく、ひたすら登る。やっと稜線に出た。やったー!ガスって展望は今一だったが、気分はいい。

大菩薩峠で記念撮影をして下りる。佐藤さんは翌日もここに来るのだから、相当好きなんだろうな〜。途中には花が咲いていてとても鮮やかだった。(何の花か 分かりません)駐車場に到着し、終了。

島田さんはレンタカー返却時間が迫っているため、即帰京。他はのんびりと湯につかり帰った。

感想

勝山
先週にすばらしい沢の報告があるので、今回の沢も最高のものにしたいと意気込んだが、 あいにく、雨の中の遡行になり、私にとっては、大事な始めての沢の日だったのに、最初から気がそがれました。しかし、登り始めると、俄然、やる気が出てき ます。最初は、おとなしく登ろうと思っていたんですが、ついつい、水流に近づいてしまい、とうとうシャワークライミングのとりこになりました。ただ、 ちょっと寒かったので、夏になってからやろうっと。

シャワークライミングについて僕が滝を登ってみて思ったのは、水の流れの一番中心をずれないように登るのが一番やりがいのあるのではないかということで す。出来るかどうかは別として、そのやり方がもっとも、川の流れを真正面で受け止める方法ではないかと思います。僕はそう思いたち、ある滝で直登に挑戦し ましたが、登ってみるると滑りそうな恐怖感と水のつめたさに面くらい、途中で水流の中心から右にちょいズレテしまいました。次回は水流から逃げることなく 真正面に向かい合いたいものです。

そんなこんなで、最後は若干の藪漕ぎのあと、草原に出ました。山梨側は雲もなく、視界が広がっていて、見晴らしもよく、みんなで休憩をしました。また、途 中、佐藤さんに教わりながらマイヅルソウ、ヤブレガサ、ネコノメソウ、ヤマブキなど、いろんな花を観察も出来勉強になりました。来月は九州の沢に行ってき ます。

中野
今回は沢デビューの記念すべき(?)年です。昨年は仕事の異動の関係でぜんぜん山行に 参加できませんでした。それを取り戻すべく今年はやるぞ!と思っています。

一昨年の自分のお試し山行の時、敦子さんや佐藤さんに「九十九で沢をやらない人はいないよー!」といわれました。しかし、自分は山の沢についてあるトラウ マがありました。学生時代のワンゲルで毎月2回は行っていた鈴鹿山脈の思い出。あそこは渡渉があるとだいたいヒルがいて、白い靴下を血でピンクにそめてい ました。ついてたらライターで退治します。山の帰りの近鉄線の中で腕にぴったりくっついていたのをみつけて声がでなかったり、家まで持ち帰り、一人ぐらし のアパートで大騒ぎしてしまったり。

山の沢ってあれがどうも、ちょっと苦手だなーと思っていました。

しかし40期のみんなから聞いた話や、記録をよんでいて、その楽しそうな光景を想像して、気になっていました。

で、食わず嫌いはだめだと思い、沢デビュー決心に至りました。初級とはいえ、自分にとって初めての沢。え、これが初級なの?と感じました。なんどロープで ひきあげられたことか。うまく登れなかったけれどでも沢を歩いていてとても気持ちよかったです。とまどいつつも、一方で楽しんでおりました。

 新緑がとてもとてもきれいでした。そしてヒルはいなかった。いないよといわれていたのにね。なんでヒルにこだわったのかな?と終わってみると不思議で す。

 というわけで岩のぼりの基礎と体力づくりの必要性を痛感した山行でした。新たな山の魅力を知らされたのもうれしい。また行きたいと思います。

佐藤
 反省は、連日の夜行日帰り山行を組んでしまったので、メンバーには、あわ ただしい別れ際とさせてしまい、申し訳ありませんでした。

 感想は、4時まで飲みに付き合ってもらってありがたかった。4名の沢デビューの山行だというのに、こんな不摂生でいいのか、疑問が残るが、沢 中泊でも同じようなもの。いや、焚き火と釣りが加わるから、もっとパラダイス。デビュー諸君、沢泊デビューの時もご一緒したい。驚いたことは、勝山隊員の 果敢なシャワークライム。この4月並の低温の中、ホールド状況も不明な水流に飛びついた。「水流の中心を行くのが沢の倫理かな、と思って」なんという敬謙 なお言葉。恥ずかしながら佐藤はモラルハザードである。この倫理を持ち合わせた、岡田隊員、吉法リーダーも又、求道者であろう。

 先週の伊勢沢に続き、今回も藪こぎ無しで大菩薩稜線の草原へ。沢を覆っていたガスは稜線の先には無く、遠くに甲府盆地、眼下の大菩薩湖の絶 景。至福のひと時である。芹沢さんの「沢って疲れないんですね」との言葉、沢が気に入った証拠であろう。加瀬さんの口からは、「沢は面白かったです」との 発言もあったような気がする。中野さんが、「又、今度行きましょうよ」と言ってくれたのも嬉しい。ビギナーを洗脳できたことを確信している。

島田
AM3:30に起きて、眠いのを我慢して車を運転した。
6:50には着いたがみんな寝ていた。
今回は、沢よりも朝起きるのが核心部だった。
簡単な沢だったが、水が冷たいのにはまいった。
途中で、もっと、タラの芽を採りたかった。
石丸峠、大菩薩峠は22年ぶりで、記憶に無く、こんなところだったかと思った。

芹澤
九十九山の会に入会して初めての沢行きだった。沢登りは3回目で、前回は何時だったか 確か重登山靴を購入した年に行ったっきりだったから、1996年くらいの、7年弱ぶりだ。渓流シューズを引っ張り出した時、前回使いっぱなしでそのまま保 管していただけだったので、カビているかなと思ったけど、大丈夫そうでなによりだ。

青梅駅24:00ということで、10分前でもなかなか集まらず、焦ったけれども、皆さん車で来られていた。

小菅川入渓点手前の駐車場にてテント設営する。雨はまだ降っていた。例によって前夜祭を軽く行ない、4時間ほど仮眠をとる。

朝起きると雨はあがってはいたものの、曇りであった。これで水浴びしたらさぞかし寒いのだろうなと思いつつの出発となる。

沢の水はまだ冷たく、それでも動いているうちは慣れていたた。しかしながら、休憩時にはというか立ち止まると異様に寒く感じた。

核心部のゴルジュに至る手前ででいきなり登れず(日頃岩登りをやっていないので)、右側の沢から外れたところへ巻いて登った。それ以外では、ひやひやもの のところもあったものの、沢というか自然を久しぶりに満喫した。沢が切れて、藪こぎ風になると、先ほどの沢のあの何とも言えない涼風と水音がやけに恋しく なった。瞬きしている間のあの短い時間になぜか沢の光景が目に映り、そしてあの『木漏れ陽の中で』の曲が頭に響いてきた。

そうこうしているうちに、峠に出る。樹林から明るい草原にとび出した時の、あの感動!ドラマティックである。

そこで、沢靴を履き替えて下る。大菩薩峠を抜けて(介山荘の前を通過し)、下山する。途中雨が降ってきたものの、沢登り中でなくて本当に助かった。

沢登りは通常(?)の縦走と違って疲れないのがよいなと思う。これを機会に沢登りにチャレンジしていきたいと思う。でもその前に、フリークライミングを練 習しないといけないなと感じた。

それでも、ここのところ会の山行では必ずといってよいほど、打撲等の怪我をしていたのだが、今回は何事もなく無事に帰ってこれたことが何よりも良かったこ とであろうか。

加瀬
初めて沢登りを経験しました。とても楽しかったです。こんなに楽しいものだとは思って いませんでした。どのように言い表していいのかわからないのですが、とにかく面白いのです。何だか、はまってしまいそうです。はじめは、足をすくわれて すっころんでズブぬれになってしまいましたが、これもまた楽しいんです。そのうち滝があらわれました。水しぶきを浴びながら登ったのですが、とても楽し かったです。沢を登りながら思ったのは、常に足の置き場に気をつける必要があるということです。なぜなら足場が不安定なので、猫のようにそっと歩かなけれ ば足を踏み外して滑ったり転んだりしてしまうからです。これを応用して、一般登山道でも静かにそっと歩くよう心がけようと思っています。今後もいろいろな 沢に行きたいです。

岡田
前夜から雨まじりで浮かない天気だったが、歩いてみると1年ぶりの沢は楽しかった。核 心部は入渓してすぐの堰堤か? とげの草ばかり生えた泥壁を上がることができず、佐藤さんに手を出してもらってしまった。情けない・・・。勝山さんと調子に乗ってシャワークライムばかり していたら体が冷え切ってつらかった。天候に応じた登り方をしようと思う。水滴のついたクモの巣や、霧に煙る森の景色はきれいだったし、稜線に出たときの 乾いた笹原の驚きはなんともいえない。やっぱりいいな、沢は。

吉川
私にとって2回目の沢シーズン到来。久しぶりに心が躍ったが、やはりまだ寒かった。濡 れない様に石から石へ飛び移ったり、必死にヘツったりしていたはずなのに、気付いたらシャワークライムを楽しんでいた。やっぱり面白い。

少しガスっていたのが残念だったが、新緑がとてもきれいで、この時期もいいものだなぁと感じた。

これから時期が楽しみになってきた。

それから沢靴を新調し、この日デビュー。ソール張替えタイプの為1kg程の軽量化ができ大喜びだったが、濡れた靴を履いて下りるのはちょっと嫌かもしれな い。まぁ、何がいいのか分からないので、しばらく使ってみよう。

吉田(法)
今シーズン初の沢。早速イワナが当たったよん。餌は現地調達のヤゴかなんか。幸先よろ しい。12mの滝は、ハーケンとアブミがあればチャレンジしてみてもいいかも。ウソ。小菅川本谷は、ガイドでは簡単でソコソコ人気のある沢として紹介され ているが、濡れるのを厭わなければシャワークライムも楽しめ、寒ければ巻くことも容易な小粒な滝が連続し、最後は狙い通り爽快な大菩薩の草原に飛び出す、 充実感のあるルートだった。ツメも下山ルートも、岡田さん・勝山さん・佐藤さんが完璧なルートファインディングをしてくれたおかげで楽できたし。沢デ ビューの人も、天気が悪かった割には楽しめたのではないかと思う。