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市房山系 山ノ口谷左俣
日向神エリア

Date: 2003.6.14-15
Members: L.板倉、田中、吉川、芹澤
Area: 九州
Type: 個人/沢・フリー

ピナクル山の会・九十九山の会合同(親睦)山行

ピナクル山の会:高橋,松下,石丸,松井,中井,一木,児玉,天本(敬称略)
(※児玉・天本両名は14日のみ)
   
天候:雨のち曇り(14日),曇りのち晴れ(15日)

 13日20:15発の福岡行きで羽田空港を出発予定ということで、午後半休を取り、大きな期待と不安を胸に抱きつつ羽田空港に向かった。今日、出発する のは板倉さん,田中さん,芹澤の3名で、吉川さんは木曜日に先に帰省していることになっていた。
 今回の九州山行はリーダーであった、勝山さんの仕事による急遽辞退と九州地方の梅雨入り宣言とが重なりあって、正直言ってどこまで親睦できるのかあるい はもう二度とやりたくはないといわれてしまったりするのかという、不安がかなりあった。
 これから行く先々の不安を煽るかのように、搭乗予定機の非常口ハッチの故障による、出発時刻の遅れがあり、搭乗口の係員に問い合わせてみてもどれくらい 遅れてしまうのかの報告が定かでなかったりして、先方を待たせているということもあり、不安を隠せない状況であった。結局、搭乗は定刻から15分位遅れた 程度で済んだものの、空港での待ち時間が長かったということもあり、気が気でなかった。
 福岡空港へは飛行機が遅くなった分、遅れての到着で済み、また空港での待ち人に、先に現地入りしている吉川さんがいたということもあり、難なく出会えた のは何よりだったか。空港のロビーまで出迎えていただいたのは、確か高橋さんと松下さんだったか?挨拶もそこそこに、2人ずつの2組に分かれてピナクルさ んの方で用意されていた車に乗せていただき(板倉さん・田中さんは松下さん車に、吉川さん・芹澤は石丸さん車に)、一行は上米良多目的集合施設へ向かう。 空港から車で走ること、3時間ほどで到着する。既に、ピナクル山の会の先発隊である児玉さん・中井さん・一木さんの3名はお待ちしていらした。なんでも、 0:30頃に到着して、先に呑んでいらしたということでした(やっぱり何処の会も似たようなものだ・・・笑)。
 2:00頃から自己紹介後に宴会が始まった。沢遡行のため起床が早いこともあり、3:25頃に消灯となる。明日の朝は6:00起床ということになる。

 14日朝は非常に目覚めの悪い雰囲気の中で始まった。自分の掻けた目覚ましよりも早い時間に誰ぞやかの目覚ましが鳴り響き、しかも聴いたことのない異様 な音楽で、永遠にとまらないのでは?と思わせるくらいに鳴り響いていた。当然のことながらピナクル山の会の方達も、『早く止めんかい!うるせぇぞ、ボケ がぁ』と言いたそうな面持ちで、起きてきた。この目覚ましで起きなかったのは九十九の板倉さん・田中さん・吉川さんで、ピナクルさんの方たちは九十九の人 間が鳴らしたんだろうと思っていたらしい。
 結局のところ、張本人(天本さん)が目覚めて、自分のザックを開けて目覚ましを止めていた。その間異様に長かった時間は、人によっては30分以上あった であろうか。ましてや、寝たのが、3時間ほど前のため普通であれば5分でも長く眠っていたかったであろうに・・・。丁度、天本さんが目覚ましを止めたのが 6:00頃で、起床ということで部屋の灯りを点けた。そうして、その灯りで九十九の残りの3名は起きた。何事もなかったかのように起き上がってきた。非常 に幸せな人たちだと周りからは思われたであろうか・・・。

 朝起きて、雨が降っていた。でも沢登りは決行となる。
 7:00出発予定ということで、各自朝食を食し、準備にかかる。7:30頃入渓地点付近まで自動車で送ってもらい、身支度を整える。そして、8:00に 高橋さんリーダーのもと、出発となる。雨が降っているけれども楽しくやりましょうやとか言う話があったと思う。
 初めはゴーロの谷と呼ばれるガラ場を沢筋に沿って、進んだ。12人1パーティとあって、かなりの大集団であったものの、大集団はさくさくと進んで行っ た。丁度歩き始めてから30分ほど経過したところで1本休憩を取る。昨晩の宴会で今回のピナクルさん側における本山行参加の人選は中級以上と言う話を受け ていたため、遡行進行もうんうんと頷けるものがあり、自分的にはびびっていた。
 滝という滝は雨による増水のため、巻く巻く巻く。果敢にも田中さんは1本滝を登っていた。どこだか記録していないので忘れてしまったが・・・。
 巻き道もなかなかハードであった。
 10時ごろに一旦雨が小雨になり、11時ごろには空から一筋の光明が見えたような気がした。明るくなってきた感があった。それにしても、雨の中の遡行は 当然濡れているので当たり前なのだが、立ち止まるというか、休憩のたびに寒さが湧き出てくる。生きていると実感するというか、まだ感覚麻痺にはなっていな いんだなと感じさせられた。
 圧巻は100mの滝である。水嵩が増していて且つ、見ているだけで水圧の高さが伺えた。滝の真下に入って一興をこうじていたのは、田中さんと天本さん だった。特に天本さんは、滝から落下する水を思いっきり顔面で受けていた。見ているこっちまで痛みを感じさせてくれたのは、悪いとは思うものの可笑しかっ た。
 崩壊ガレ場を通り過ぎたころになると、雨は止んでいた。
 決してよい意味ではないが、落石メーカーの称号(?)を児玉さんより受理?する。
 縦走路にでる手前で、点呼を取る。確かこの時、下山後に馬刺しとレバー刺しを食べようなんて話が出ていたと思う。皆馬刺しのため(?)に下山を急ぐよう な形になっていた。
 縦走路からは黙々と下山。ほとんど走っていた。これはどの山岳会にも共通するものがあるらしい。沢登りは登り切ってしまったら、あとは面白くない(?) ので下山は加速してとっとと下りていく。ひたすら黙々と下る。黙々と・・・とは言っても、何も話をせずにということではなくて、わいわいがやがや交流を深 めながらの下山である。それはそれで楽しめた。
 13:30頃から下山開始して、12名全員が下山したのは、14:40であった。なかなか早いものだ。

 下山後、着替え等をして、一同温泉へ。カリボウズの湯というところでさくっと温泉に浸かる。15:40頃に天本さんと児玉さんの両名と今生の別れを惜し んで、10名は宿泊先へ向かった。
 途中、肉屋さんで馬刺しを購入する。そこで、店員さんから100g1,300円もする霜降り馬刺しを試食させてもらう。う〜ん、なんていい店員さんなん だろうか!口の中でとろけそうな位の病み付きになりそうな味がした。でもちろっとだけ食するのは良いかもしれないが、たくさん食べたら、恐らく飽きるので あろうな・・・と一人思った。
 ここで、馬刺しとレバ刺しをゲット!
 途中、スーパーで今晩のバーベキューの食材を松井さんと石丸さんが購入し、我々は明日の行動食や呑み物等を買った。
 
 宿泊先のキャンプ場に到着したのは、20:00頃だったと思う。早速準備に取り掛かったのであるが、流石にピナクルさんの方たちは慣れていらっしゃっ て、さくさくきびきびとあれよあれよという内に準備万端状態になっていた。その間、自分は沢で定期入れがびしょ濡れになっていたためにバンガローの窓際に 中身を並べて干していた。先ほど購入した食材をみんなで手分けして切ったりして、なんか昨年の九十九祭りを思い出してしまった。普段は料理とかっていうも のはあんまり興味ないが、あぁいった場では楽しいものである。メンバー的にも昨年の41期九十九祭りでのメンバーだったこともあり(田中さんごめんなさい ね)、そういえばこんなことあったなぁと思いにふけってしまったりして・・・。板倉さんのオカリナ吹きながら、人参を足で切るとかいうこととか、懐かしさ にふけってしまった。
 そうこうしているうちに、宴会は幕を挙げた。実際、何時から始まったのかは正直覚えていないが、そんなことはどうでも良かった。乾杯の音頭はやはり、高 橋さんだったと思う。先のスーパーで各々買ったビールとかで乾杯した。喉越しすっきりとした、格別な味わいであった。普段の山行では食することのできない であろう食事が机上にずらりと並んでいた。その中には、馬刺しもあり、レバー刺しもあった。これがまた非常に美味かった。先ほど、温泉で別れた二人には大 変申し訳ないなぁと思いつつも、がつがつ食した。 これは、病み付きになる。実感した。東京の居酒屋とかにおいてある馬刺しとはわけが違うなぁと、一人感心してしまった。
 普段あんまり肉っ毛を食していないのだが、今回は自分で言うのもなんだけど、沢山食べたと思う。ただ、50s計画という話が飛び交っていたがそんな旨く 行くわけがない。食生活を変えるか、あるいは生活環境を180度変えなければ無利であろうか?
 宴会は延々と続いた。夜も遅くになるにつれて一人また一人と居なくなっていく。これは、どこでも同じことなのだろうが(当たり前か!)、最後まで残った のはやっぱり九十九だった。それに最後まで付き合っていただいた高橋さんには感謝感謝である。そろそろ寝ましょうかという時に、怪我をされてしまった高橋 さんには非常に申し訳なく思っています。確か3:30くらいであっただろうか、そのぐらいの時間まで御付き合いさせてしまっていなければ、怪我をさせなく て済んだはずである・・・。今回の山行での一番の心残り となってしまった。

 2日目。夕べ遅くまで呑んでいたということもあり、また宿泊先から日向神ダムまで近かったということもあり、朝の出発は遅かった。ただ、何時に寝ても習 慣とは恐ろしいもので、6:00前に目が覚めてしまって、7:30すぎまでシュラフの中でうじうじしていて、丁度Nature calls me.状態になったため、起き上がった。すでに松井さんと松下さんは起きていらした。しちりんで昨晩の残りの?ししゃもを焼いて食していた。程なくして高 橋さんも起きて来た。昨晩は暗くて判らなかったが、足首が異様に腫れあがっていて(捻挫か)、非常 に痛々しい。

 昨晩、結局作らなかった焼きそばと鶏肉や野菜を炒めて、また食パンも焼き、オムレツもあって非常に豪華な朝飯だった。中井シェフによる朝食は非常に美味 しかった。朝から沢山食べて、動きたくないような雰囲気だったが、10:00頃キャンプ場を後にして、ロッククライミングをする日向神ダムへ一行は向かっ た。
 
 天候が昨日とは打って変わって日差しがきつく感じるほど晴れ上がっていたので、既にクライマー達が大勢いらしていた。
 結局、二手に分かれてクライミングを行なうことになる。残念ながら、高橋さんは昨日の怪我で登れずに、可哀想だったな。
 ダム下上のスラブで、松下さん,石丸さん,田中さん,吉川さん,芹澤がクライミングを、そしてダム下下で一木さん,中井さん,松井さん,板倉さんがそれ ぞれクライミングを堪能した。
 ダム下上スラブで5名がチャレンジしていたのは、11時くらいから13時くらいまでだったと思う。吉川さんは名も無い(失礼か?)5.10aをオンサイ トしていた。そのあと、自分はトップロープで登らせてもらった。また、田中さんは5.10cを果敢に攻めていた。途中敗退したものの、かなり長時間攻め続 けていたことには脱帽ものだった。
 ダム下上スラブから、ダム下下エリアに戻った時、我らが大将(副将か?)板倉さんが、5.10cに取り付いていた。
 13時にダム下下エリアに戻ってから、別の5.10aのこれまた名も無いルートにて、松井さんに、ロープを掛けていただき、田中さん,吉川さん,芹澤の 3名で代わりばんこでトップロープを楽しんだ。多少被っていたこともありなかなか難しく、登り始めの2〜3ステップまでしか、登れなかった。そんなこんな で16時くらいまで粘って頑張ったけど、到達できず時間切れとなる。最後は板倉さんにもお願いして(?)登ってもらいましたが、あと一歩と言うところで敗 退を期した。でも流石板倉さん!と思わせてくれるようなクライミ ングを見せていただけました。

 16時に引き上げて、駐車場にて九十九・ピナクル両会の今回メンバーで記念撮影をし、また今回の一連の山行における精算を石丸さんからしていただいた 後、日向神ダムを後にする。
 ここで、中井さん,一木さんと今生のお別れをした。松下さん号と石丸さん号の2台で空港まで送ってもらうことになる。

 福岡空港では、金曜日夜にお迎えしていただいたターミナルにて高橋さん,松下さん,松井さん,石丸さんとお別れをした。次回はこちらに是非遊びに来てく ださいという約束をして・・・。
 
 時間的に早かったため、予定よりも30分早い飛行機に乗って4名は帰京することになる。
 航空機内では芹澤は爆睡していたが、他の3名はずっと起きていたらしい・・・。

 夢のようなピナクル山の会との合同山行・親睦会は無事終了した。
 
 参加メンバー他関係者皆様方本当にお疲れ様でした。

 (文責:40期芹澤)

感想

板倉
高橋さんを始めピナクル山の会のみなさんとても楽しい交流山行ができました本当にあり がとうございました。
沢は残念でしたが、2日目のフリーは晴れて楽しかったです。
まだ九州には沢山良い所があると思います、また行きたいと思います。

ピナクル山の会のみなさん今度は関東に遊びに来てください。

田中
4月に勝山さんから流れたメール「九州へ行かないか」に一番に反応させていただきまし た。
学生時に半月くらいの九州一周山行ツアーを組んで、主だった山の縦走を試みましたが、そのときは天候等の関係で計画通りに行かず、九州にはとても心を残し ていました。それだけに楽しみにしていました。
山域は今回パートナーを組ませていただいたピナクルの皆さんにお任せとなりましたが、せっかくの九州なのだからというお気遣いから、中央山地まで足を踏み 入れさせていただくことが出来ました。
私達つづら会員だけならば、土日で行くことは絶対不可能な場所であるだけに、天候に多少恵まれなかったとは言え、満喫度200%であるのは間違いありませ ん。
二日目の日向神も、天然の岩では出ないだろう岩肌、感触を味わうことができました。
今回は、他の山岳会との交流山行という位置づけでしたが、それはそれは意義深く、会の運営の仕方、山行の楽しみ方(入山前・下山後を含めたトータルで)な ど、私含め、参加した全員がなるほどと思ったことが多かったのではないかと思います。
今回は、本当に言葉で言い表せないくらい、ピナクルの皆さんへの感謝の気持ちと感激でいっぱいです。
はじめて会ったメンバーにもかかわらず、私達を本当に暖かく迎えてくださいました。
出発の直前は、Lの勝山さんが参加できなくなったこと、天候が思わしくないことなどがあり、正直のところ、不安が少しありましたが、福岡空港で迎えていた だき、その後、集会所での深夜の宴の場に至るとそんなもの全て吹っ飛び、その後の二日間が楽しみになっていました。最終日の夕方は名残惜しい気持ちでいっ ぱいでした。
今度は反対に迎えることが出来ればいいと思っています。
いやー、それにしても楽しかったなー。

吉川
地元九州へ初めての遠征で楽しみでもありまた不安でもあったが、ピナクル山の会の方々 が温かく迎えて下さり、とても和やかな雰囲気での山行となった。
今回最も印象に残ったのは、やはり100mの大滝。これは圧巻だった。とにかくすごい迫力で、口をポカーンと開いたまましばらく見とれていた。どしゃ降り の為、巻きの遡行となり残念だったが、今度は是非あの滝を登りに行くぞ!
クライミングでは、ダム下・上エリア10aスラブをフラッシュ。ヤッター!
この先ないかもしれない幸運なので、心行くまで喜んだ。それからもう一つ、冬に城ヶ崎で出会った熊本人クライマー二人組みと偶然にも再会した。
これは、かなり運命的なものを感じてしまった。嬉しかったな。
山も楽しかったが、パーティのような豪勢な親睦バーベキューもまた格別だった。今までの山行では有り得ない程のご馳走揃いだった。やっぱり芋焼酎でしょ! 馬のレバー刺しも、うまい!大将松下さんの炭火焼も絶品だった。
ピナクルの方々はアットホームで、とても楽しい時間を過ごさせて頂いた。
また行きたいし、是非こちらにも来て頂きたい。
今回は楽しいだけでなく、色んな意味で勉強になった。
参加出来ず残念でしたがこの山行を一番楽しみにしていた勝山さん、そしてリーダー高橋孝太郎さんを始めピナクル山の会の方々には心から感謝しています。あ りがとうございました。
また会いましょう。
最後に、石丸さんの「私たちは女であることを忘れちゃダメよ!」という言葉はとても印象的だったなぁ・・・

芹澤
今回の九州山行では、共通の趣味を持った仲間と知り合いになれたという点が最も自分に とって良い機会に恵まれたと思いました。
沢・岩ともにいつになるかはわからないまでも、次回必ずリベンジしたいなと思いました。
それまでにもっと技術を磨かないといけないなと思いました。
他会との交流はお互いにかなり影響を与えることになるので、これからも続けて行きたいものだ。
今度、ピナクルさんとの交流を行うときは、是非こちらに来ていただきたいものだ。