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谷川岳一ノ倉沢烏帽子沢奥壁中央カンテ

Date: 2003.7.5
Members: L.豊岡(OB)、吉田(法)
Area: 谷川
Type: 個人/バリ

7.4
電車で水上に行って、タクシーで登山指導センターへ。今回は湯檜曽じゃな い。貸しきり 状態でソソクサと寝る。

7.5
焼きソバ食べて出発。晴れ。きっちり 35分で出合。久しぶりに見上げる岩壁はやはり圧倒的。雪渓はまだたっぷりあるのでアプローチは楽。テールリッジを登っている時は、見覚えのあるホールド や木に触りながら「去年は良く通ったなぁ」と思った。

烏帽子沢奥壁から南稜テラスに向かうが、前日までの雨のせいでところどころ滝のように水が流れている。このまま3ルンゼに行っても沢登りになって大変だと 思われたので、変形チムニーに取り付くことにした。

ところが2ピッチ目、沢登りだったら「スダレ状の滝」と表現されそうな水の流れる壁に出くわし、敢え無く敗退。そこを巻く意味で、中央カンテに変更。

ツルベで順調に進む。5ピッチ目チムニー豊岡リード。体を中に入れずにゴソゴソやって突破。7ピッチ目吉田(法)リード。出だしのフェースを頑張ってフ リーで越える(ここら辺が僕の限界か)。次のコーナークラックは、クラックとは言うもののフェース登り。9ピッチ目終了点は気持ちの良い眺め。しかし後が つかえているので、10ピッチ目の草付きを行くが、濡れた逆層のルンゼで非常に悪い。ここが一番嫌だった。

南稜終了点と思われるところから懸垂下降。今思うとあんなにメジャーな南稜の終了点がリングボルト一本ってこたぁないよな。スリングとビナを残置して6ル ンゼ右俣沿いに下降。6ルンゼは、ルンゼというより縦に長い洞窟のようで気味が悪い。懸垂下降の工作は豊岡君が全部やってくれた。

結局一ノ倉沢出合に戻ったのは 19:00。一休みして登山指導センターに戻ろうとしたら、テールリッジの下りで会った神田山の会の人達に車に乗せてもらえた。助かっちゃいました。

4:30出発−5:05一ノ倉沢出合−6:30変形チムニー取付−8: 30中央カンテ 取付−13:30終了−19:00一ノ倉沢出合

帰宅(?)して豊岡シェフの新作カプチーノで一服。こいつはうまい。

7.6
小雨。体がギシギシ。山開きなので、登山者がたくさんいる。でも二人とも モチベーショ ン最低。帰ろう。雨に打たれながら土合駅へ。

変チ2ピッチ目
水がジャージャー


中央カンテ
2ピッチ目


9ピッチ目


3ルンゼ全景

感想

豊岡
いやいや疲れた。ホントに疲れました。
緒戦なので、無事に終わって何よりでした。
2日目、登攀意欲はないほどに二人とも疲労?衰弱?していました。

変形チムニ−は3度目にして初の敗退。あの状態で登るとなるとかなりしんどい。フラットソ−ルを持ってくればよかった。
吉田さんにすべておまかせ「ひっひっひっ・・・。」作戦だったため、リ−ドはけっこう萎縮してしまった。
中央カンテの登攀でコ−スタイムぎりぎりの5時間かかってしまったが、二人ともブランクがあったのでしょうがないか・・・。
調子を上げていけば3時間のル−トだと思う。
後続パ−ティ−に譲るべきだった、悪いことをしてしまった。
それに、六ルンゼ右俣でロ−プを落としてしまったのは致命的だった。
ロ−プ1本の登攀の場合、その時点で遭難だし、2本の場合でも懸垂ポイントのつなぎで相当時間を食ってしまう。回収できたのは烏帽子様のおはからいによる ものと、大いに反省すべき。
ただし、懸垂下降の段取り、手順はほぼ完成されてきたように思う。
ここのところでクライマ−の技量がすべてわかってしまうのが怖い。

これからの課題は浮き上がってきたように思う。
まずはスピ−ドか。リ−ドは「安全第一」、フォロ−は「スピ−ド重視」でフォロ−メリットをもっと生かすべきだと思った。
意味のないコ−ルはもっと減らしたい。余計なギアも多すぎた。
(神保さんなら大喜び、だが・・。)
軽量化のためにエイト環を削除したが、使わないカラビナやシュリンゲッツ!がこんなにたくさん。
次はもっとスマ−トにやりたい。

ところで、ロンライフ牛乳のように常温・長期間保存できる卵液があれば山での食事の可能性はぐっと拡がる。卵液のF.D.ならもっと良いが。

田名部さん、八甲田山に行く際にはよろしくお願いします。
とりあえず、お疲れさまでした。

ありがとうとうありがとうございました。

吉田(法)
一年ぶりの一ノ倉沢。予定していた3ルンゼは登れなかったけど、贅沢言いません。中央 カンテはメジャーなだけあって、面白いルートだった。最後の10ピッチ目が乾いていれば最高。3ルンゼはいつか是非登りたい。