八方のバスターミナルから10分ほど歩いてスキー場に行く。ゴンドラ・リフトの券を買
うと残金が5千円しかない事に気づく。万札を入れ忘れた。天気が悪いので最悪山小屋に泊まろうと思っていた目論見はここで消えた。ゴンドラ・リフトと視界
が全くなかったがリフト終点は雲の上に出た。中高年の集団につかまらないようにさっさと歩く。稜線に雨雲がかかっていたので唐松山荘に近づくにつれ雨が強
くなってくる。一応唐松岳ピストン。もちろん真っ白。山荘に戻ってくると本降りになっていた。
五竜方面に向かうとすぐ岩稜が続く。鎖があるとはいえ雨が降っていたので中高年は難儀していた。岩稜が終わった頃に雨が止んだので、五竜山荘に着くと雨具
はすっかり乾いていた。緊縮財政の為お約束のビールも飲めず、テントを張って昼寝をする。夕方起きるとテン場がいっぱいになっていた。天気も回復傾向らし
く立山方面が晴れていた。
スキー場7:00-ゴンドラ7:40-9:23丸山ケルン9:33-10:15唐松山
荘10:20-10:36唐松岳10:46-10:56唐松山荘11:05-15:55五竜山荘
予想に反して朝からガスっているが、ここまで来たからには五竜岳にいかないとと言わん
ばかりに次々団体さんが出発していく。今回の目的のひとつに五竜岳までの岩稜の登りを確認したいというのがあったが、別段問題のない道だった。五竜岳山頂
もやはり真っ白。
分岐に戻り鹿島槍方面に向かうとまず岩稜の長い下りがある。落石が落とされる怖いし、自分でも落とさないように注意する。この先は楽しいG4・G5と続
く。天気も回復してきて初めて五竜の姿が見れた。剣(たぶん)ももうすぐ見れそうだ。そんな幸せな状況の中、どうしてこんなに鎖があるんだろう、雨用か?
と思いつつも楽しみながら集中して進む。八方キレット周辺は鎖場や梯子で対向Pとすれ違えないので、早めに声を掛け合って譲り合いながら進んだ。鹿島槍の
北峰では見知らぬ人達が「お疲れ様」と迎えてくれたが、標識はなくペンで「北峰」と書いてあった。南峰では情報通り「北峰」の標識がかかっていた。どちら
も視界は0で、鹿島槍自体の姿も全く見れなった。
この日は予定では冷池山荘までだったのが、時間も早いので種池山荘まで行く事にする。布引山周辺は高山植物が咲き乱れており綺麗だった。爺ヶ岳はおまけぐ
らいの認識しかなかったので地図も見ないで南峰に登ったら、三角点は中峰でがっかりする。
種池山荘につく頃雨が降り出し本降りになるが、小屋に素泊まりするお金もないので雨の中テントを張る。ここのテン場はペグの変わりに石を使うのは禁止らし
く、石を使っていたら小屋の人に注意されて外された。
3:00五竜山荘4:00-4:50五竜岳5:00-7:00北尾根の頭7:10-
8:10キレット小屋8:25-9:45鹿島槍北峰10:05-10:20鹿島槍南峰10:30-11:35冷池山荘11:50-13:05爺ヶ岳南峰
13:15-種池山荘13:40
この時期の北アルプスは初めてだったが、以外にあちこちに雪渓が残っており天気が悪く
てなによりだった。天気がよかったらサングラスがないとまた雪目になっていたかもしれない。ただでさえ因縁深い海の日の山行だけにもっと慎重さが必要だっ
た。しかしとても楽しい山行で、自分は風景を重視してない事を再認識した。