18日(金)
バスターミナルへ向かう途中、渡部さんに「新橋つれない会」シールを貼っ
たヘルメット
を見つけられてしまう。
19日(土)
雨。とぼとぼ歩いて涸沢へ。冬に歩いた時とは当たり前だが全然違う風景。
視界が利か
ず、屏風がやっと見える程度。
涸沢は初めて来た。小屋にはインターネットに接続したパソコンが置いてあり、天気予報が表示されていた。
上高地6:00/6:30-涸沢12:00
20日(日)
朝 3:00 に起きるも雨。二度寝。フテ寝。とりあえず 4:30
に起きて準備。雨の中、北穂南稜を駆け上り、北穂小屋に逃げ込む。なんて素敵な快適な小屋。写真集などを見たりして過ごす。二時間ほど雨宿りしても埒が明
かないので、嫌々ながら出発。
稜線を南に進んでいると、豊岡君が振り返って手をかざし「ドームですっ」と教えてくれたが、その手の先には真っ白な霧の空間しか見当たらじ。とりあえず、
さっき小屋で見た写真がここから見えるのだな、と思うことにして先に進む。
ドームを回りこんで第三尾根を下る。ヒジョーに怖い。ガレガレだ。懸垂二回して中央稜を目指すが、視界が悪いので、どこがどうなっているのか分からん。核
心部は確認できたが、取り付きまで行き着く前に急に雨がドシャーっと強くなりツェルトを引っかぶって途方に暮れる。「帰ろうか」
帰ろうと言ってもタダでは帰れない。第三尾根(3級下)を登らなきゃ。二回ほどロープを出して稜線へ。雨の中、成果も無く、また北穂南稜を下って帰る。
起床4:30/5:30-北穂7:00/9:00-中央稜取り付き近辺
10:30-稜
線12:00-涸沢14:00
21日(月)
未明から土砂降り。昨日よりスゴイ。まるで洗濯機の中に入ったみたいな降
りかた。入っ
たこと無いけど。登攀なんてとても無理。
午後から天気は回復し、明日に期待。
22日(火)
満点の星空。よーし。暗いうちにまた北穂へ駆け上る。明るくなって視界良
好。これが
ドームか。良く覚えておくように。ドームを回りこんで下降。ハーケンの支点で 25m 懸垂。第三尾根をクライムダウンし、ペツル2個でまた 25m
懸垂。バンドを伝って左のリッジを回り込むと、凹角の真下にピナクル。これがドーム中央稜(3級)取り付き。
1ピッチ目(IV)、豊岡リード。凹角を登り、狭いチムニーをズリズリ進
む。最後は左
に出れば簡単そうなのに、豊岡君はイジワルなことに直上。高度感たっぷりにチョックストーンを乗り越える。
2ピッチ目(V)、吉田(法)リード。リッジの右側をひょいひょい登ると、ビシッとしたカンテに出くわし、左右両側にビシバシとピトンが打たれまくってい
る。左側のスラブを選んで登る。このピッチは最高!
3ピッチ目(I)、豊岡リード。
4ピッチ目(IV)、吉田(法)リード。凹状を登っていくと、残置カムがあったので、なんとか回収しようと頑張ってみたがダメだった。その上で残置ピンが
左右二手に別れており、面白そうな左のクラックへ(多分右が正解)。手足でジャミングしまくって突破。次いでフェース。A0
したくなる誘惑を断ち切って、うりゃと伸び上がるとガバ。
5ピッチ目(V)、豊岡リード。三たび凹角。最後はガシっとレイバック。豊岡君がランニングを
4〜5箇所ほど固め取りしてたけど、回収も楽しいぐらい快適なレイバック。そして終了点。このピッチも最高!
柴田君も絶賛のドーム中央稜は、アプローチの怖さはあるが、それを補って余りある楽しさ。クライミングって楽しいなーとシミジミ思った。
稜線へ出て、次は雲表ルートへ向かう。ドーム北壁の前を下る。ここもガレガレで怖い。で、Bフェース基部のバンドを回りこもうとするが、なんか状況がヤバ
そう。バンドとは言いつつもガレで埋まっており、豊岡君も去年はこんなではなかったと言う。ニューウェイブ取り付きも、去年は岩にペツルが2つあったと言
うが、岩が割れて片方のペツルしか残っていない。しかも残っているペツルも割れ面の角っこギリギリ。大規模な崩落があったのだろうか。なんとか進もうとす
るが、とてもロープを出したり出来ない状況なので、辞めることにする。
次のターゲットはドーム北壁。登り返して、人工の練習のため左ルート(3級下)へ取り付く。ここは陽が当たって良い。稜線を行く登山者にも丸見えだが、平
日のためギャラリーは少ない。
1ピッチ目(IV
A1)、吉田(法)リード。アブミ。フリーで行ける部分もある。
2ピッチ目(IV A1)、豊岡リード。アブミ。フリーで行ける部分もある。
3ピッチ目(III)、吉田(法)リード。IIIだが傾斜は急。1〜2ピッチ目の人工がつまらなかった分、このフリーのピッチが楽しかった。
このルートは、ものの本ではお勧めルートになっているが、立地条件的な意味合いが強そう。オールフリーでも登られているが、僕には無理だな。
右ルートも登るつもりだったが、急に二人とも人工に興冷めしたので辞めて、涸沢岳経由で帰ることにした。岩稜をいくつも越えて穂高岳山荘に着くと、これま
た快適そうな小屋。泊まりたい。ザイテングラートをカッ飛ばして下降。
起床2:00/3:30-北穂5:00-ドーム中央稜取り付き6:10-
終了9:05
-ドーム北壁左ルート取り付き12:00-終了13:30-穂高岳山荘14:30-涸沢15:30
23日(水)
雨。もういやんなっちゃうなー。パノラマコースから帰ろうと思ったら、
「残雪が多く危
険です」とロープまで張って通せんぼ。吉田(法)も昨日頑張りすぎたせいか膝の調子が良くないので、横尾経由で上高地へ。
上高地で飯食って風呂入って、さわやか信州号で帰京。
起床4:00/5:30-上高地10:00
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