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小川山

Date: 2003.8.2-3
Members: L.秋田、橋口、安藤、吉田(法)、吉川(3)、中野(3)、遠藤、高橋(3)、村山(試)、伊藤(試)(3)
Area: 奥秩父
Type: 個人/岩トレ・フリークライミング

8/1
11:00東京発、廻目平へ。キャンプ場は早くも混雑していた。

(橋口P)
1日目、7時にテント出発。妹岩、マラ岩に行く。3時30分くらい、母岩に到着、秋田Pと合流。
2日目、5時30分テント出発。屋根岩2峰、ソラマメスラブ周辺でフリ-。4時15分テントに戻る。

(秋田P)
8/2
5時起床。(安藤、村山、秋田)残りの寝坊助3人はいつまで寝ていたのだろう。天気は良くない、今にも降り出しそう。
汚い大岩で@懸垂下降の練習。
あんちゃん岩へ移動。
お決まりのA小川山ストーリー5.9(リード&フォロー)
続いてBタジヤンU5.10a(みんなでトップロープ)エーデルワイスの50メートルロープではロワーダウンできない。途中のテラスでロープを外し歩いて 下ることになった。
Cモラリスト5.8(みんなでトップロープ)
移動。少し道に迷い、きっちゃん岩へ。
Dサドンストーリー5.10a(みんなでトップロープ)
Eタジスラ5.9(みんなでトップロープ)
F命の母5.5(安藤、村山)
G再び懸垂下降の練習。
Hパンピー5.10c(秋田)橋口Pと合流。
たっぷり遊んで、下山。晩は橋口さんのイエロークラッシュ記念。おめでとうございました。

8/3
良い天気。みんなで尾根岩二峰ヘ。
@ダイヤモンドスラブ5.8(1P目リード秋田、2P目リード吉田法)、
同時にAダーククリスタル5.9(リード橋口、フォロー村山、遠藤)
Bコグレ大サーカス5.10c(秋田)
CオーロラU号5.11a(橋口)
秋田は日帰り組みを迎えに下りる。中野さんがトラブルにまき込まれ到着が遅れた。
安藤、中野、高橋、伊藤、秋田で岩トレ実施のためきっちゃん岩へ。川を渡るのが難しい。
きっちゃん岩。吉川さん合流。
D命の母5.5(みんなでトップロープ)
Eタジスラ5.9(みんなでトップロープ)
ついでにF懸垂下降の練習
Gサドンストーリー5.10a(高橋、吉川)
吉川さんはビクターへ。高橋さん、宣言。祝。
Hエイトマン5.8(リード秋田、フォロー高橋、伊藤)を登り、懸垂下降。待ち合わせの時間を大幅に遅れ、下山。
スイカを食って帰京。

感想

吉田(法)
2年前に初めて小川山に行ったときのように、二日間ともバッチリ晴れて、気持ち良かった。6月の時のように寝不足でもなかったし。

ようやく去年の秋ぐらいの感覚が戻ってきたと思えるような、成果の多い小川山だった。屋根の上のタジヤン・ソラマメなどで、みっちりスメアの度胸試しもし たし、卒業試験・ロングロングアゴーで 10b への道も見えてきた。

橋口さんイエロークラッシュおめでとうございます。ビレイしながら、気合いが伝わってきた。遠藤君はなんか調子が悪そうだった。頑張ろう。村山さんはかな り上手だ。リードすればいいのに。秋田君、錫杖行こう。錫杖だったら勝山さんも来るかな。安藤さんのクライミングが見られなくて残念。今度沢でリードして もらおう。日帰りで来た吉川さん・中野さん・伊藤さん・高橋さんは、時間が足りなかっ たと思うけど、充実していたようで何より。

さて、雪が降るまで 10c に触ることができるよう頑張ろう。しっかし、沢も岩もフリーも、っていうのは難しいなー。週休三日にならんかね。

村山
安全で自立したクライミングができるように、と思いはじめて会の岩トレに参加させてもらいました。
念願の小川山でキャンプクライミング。久々に岩場にいけるうれしさで前日からそわそわし、寝不足のまま小川山に深夜着。やっと眠れると思ったら突然の酒盛 りにうそだろう、と思いました。そして3時に就寝、5時起床。ついていけない、と思いました。
一日目の岩トレでは懸垂下降の練習やロープワークを通して、今まであまり気にすることのなかった小さな動作を一つ一つ確認することがいかに重要か教わりま した。
そして初めてのスラブ体験。怖い怖いと聞いてはいたもののこんなに恐ろしいもんだとは知りませんでした。体のちりちりする動き、ずるずるすべる足。ちりち りずるずる。撃沈。
リードをする勇気がわかず情けない気分を味わった。
2日目は終日フリー。ランナウトを恐れず咆えまくりながら登る周りの女性クライマーはすごかった。私には小川山でリードできるルートはないんじゃないかと 思い暗い気分になった。
岩場の成果はなかったものの、終わってみるとやっぱり楽しかったです。
つづらの皆さん面倒見ていただいてありがとうございました。
皆さんに助けられてばかりで今はまだまだ非力ですが、一人前になれるようがんばりたいと思います。
本当の小川山恐怖症にならないように近いうちにまた行きたいです。

高橋
初のフリー体験でした。まさか登れるとは思っていなかったけど意外に登れるんだなぁ、というのが感想です。もちろん安藤さん、秋田さんの強力 サポートが あったから出来たのですが、必死に登ってそれぞれのポイントまで到達した時は、やった!と叫びたいくらい、嬉しかったです。でも上手な人は難なく登ってし まうようで、もっと困難で何もつかむ所がないような場所をどうやって登るのか、まだ私には理解不能です。奥の深さを感じました。

遠藤
1日目、屋根の上のタジヤン、スラブはいい。卒業試験、小川山の課題。サドン・スト-リ-、今度はリ-ドで。
2日目、ダ-ククリスタル、ロ-プがでなくとてもあせった橋口さんほんとにすいませんでした。やわらかソラマメ、オンサイトはいいことだ。ソラマメ、村山 さんに感謝。長いビレイありがとうございます。全体の感想、継続しないとうまくならないのは当然修行あるのみ。

安藤
僕がボルダリングを知ったのは1981年3月31日のこと。ところは音羽にある文京区福祉センター。その筋では第一人者だった戸田直樹氏が小 部屋に暗幕を 引いて、ヨセミテで撮影してきた8ミリ映画とスライドを見せてくれた。映画ではヨセミテに住み着くジョン=バーカーなるヒッピー風体の男が登場し、片手指 の第一関節だけを柱や平行棒に引っかけて軽々と懸垂を繰り返したり、三点支持はおろか重力をおよそ完全無視した常識はずれのバランスで、確保もせず無機的 に淡々とオーバーハングを乗り越えて行く...。それまで雑誌「岩と雪」等の写真では知っていたけど、動く映像で見るのは初めてだったので、僕は少なから ず衝撃を受けた。がしかし、ジョン=バーカーは今で言う引きこもりとか自閉症だったのかもしれない。「彼の極端に内向的な性格も、このようなクライミング をさせている理由の一つらしい」という説明を聞いて、ボルダリング="心の病を抱えた人の自殺行為的突飛な行動"と単純に解釈してしまったのを覚えてい る。当時、山ヤの通過儀礼でもある青臭いアルピニズムに酔っていた僕は、むしろ同時上映されたヒマラヤのジャンガバン南西稜(だったか?)へ戸田氏らが挑 戦した8ミリを見て、息継ぐ暇のない塵雪崩の連続を果敢に突破する姿の方に大興奮。それはそれは熱く胸を躍らせたものだ。振り返るにこの時分の戸田氏らの 先駆的活動が、それまで無雪期も登山靴で一ノ倉通いをしていた登攀常識の潮流を大きく変えたような気がする(山にも"聖子ちゃんカット"が溢れてい た...)。クリーンクライミングとも呼ばれたニューウエーブが堰を切って日本に流れ 込んで来る、まさに歴史が鳴動するその瞬間に立ち会えたことを幸運にすら思えるのは、僕が山とそれなりに関わり続けて来た今だからこそ感じられる、ささや かな恩恵なのかもしれない(と同時に高所登山とクライミング、結局自分はそのどちらにおい て何一つ極めることなく今に至り、口から出任せに山と付き合ってきた市井の凡人を実感もしている)。

時を経て昨今は国体でも独立種目になり、スポーツとしてのクライミングが日本中を席巻している2003年8月2日。新人係のキャンペーンもあって久々に小 川山に出掛けてみた。ルートも整備されてキャンプ施設が充実しているここ"廻り目平"は、独特のスマートな世界観(ワールド)を持ち合わせた立派なテーマ パークと言えようか。決められたルートを難易度に基づいてどうやって登るかを自己に課する"内向的"ゲーム感覚と、身の安全を各自で賄う心構えさえあれ ば、例え懸垂下降が出来なくても天気図を描けなくても、そして山なんて全然知らなくてもとりあえずは大丈夫。ガイド本を片手に次から次へと様々な難易度の クラック、フェース、スラブなどにロールプレイングで挑戦する様は、さしずめ"クライミング版ディズニーランド"に来たようで、そう割り切ってしまえば結 構楽しめた2日間だった。

ただし登攀具は消耗品だ。消費社会の宿命はここにも当然のように存在する。1個1万円近いカムの類を複数揃えるなんて現在の僕には到底無理だし、新品の ロープからいきなりテンションかけまくり...。フリーを知らない僕には、例え"擦れっからし"でも静荷重しか負っていない古いロープの方がもしや安全か と思えてしまった。「今が」「それが」楽しいと思っている人の哲学を否定はしないけど、もしもフリークライミングがこういう遊びなら、僕はむしろ50代に なってから孫をギャラリーにでもして本格的に始めようかと思う。その方が単純に自分なりのスローライフを楽しめるような気がする。もしかしたらその頃には 昔の仲間が子育てを終えて再び山に 色気を出し始めるのも想像に難くない。それに備えてもう少し筋力と柔軟性をアップさせたりして(体脂肪率も維持して)、5.10くらいは涼しげにリードで きる態勢で連中を迎え撃てたらカッコイイなと夢見たりする。だからそれよりもまずは膝のリハビリに努めて、冬期縦走ができる体力を取り戻すことを優先的に 考えたい。

収穫!かつて岩登りの基礎を伝えたターアキとコズエッチが、すっかり自立した立派なクライマーになって初心者に指導しているのを見下ろして、"キッちゃん 岩"の上で人知れずほくそ笑んでしまった。彼らにルートを案内されロープに引かれて登るのは我がうちなる無形の財産であり、そして今度は逆に彼らを新たな 目標にして頑張れるからだ。朝一で川に落ちた"Qちゃん"(字が違うけどいいや)が入会してくれて、新人係としてまずは安堵した次第。

中野
やっといけた小川山。みてるのと、やるのとは大違いなのは当たり前でなかなか思うようにできませんでした。本当に恥ずかしいくらい。足元にも 及ばな い・・・。ではありますが、小川山に行く機会を得てこうやって1日体験しとてもよかったなと思います。それに登っていて不思議と面白いと感じました。手足 が短くったってあきらめないでいたい。目標(ないしょ)を定めて、練習(→いえ、特訓です!!と秋田さんにいわれました)します。。また小川山にいくとき は参加したいです。これにこりずよろしくお願いします。ところでだれか平日夜パンプ2行く人いませんか。なんて。まずは目下の課題はビレイですが。

吉川
朝一でコンケーブヘ行くが、なぜか手がプルプルして力が入らない。ワントライ後、母岩へ行くと、岩トレ組が真剣に登っている。私の初めての岩 場も秋田さん と安藤さんの手解きだったなぁと非常に懐かしくなり、張ってあるトップロープで2本登らせて頂いた。リードとこんなに緊張感が違うんだなぁと思い、楽し かった。また、人に教えるというのは難しい。再確認する意味で、とても勉強になった。諦めきれず、夕方もう一度コンケーブヘ。しかし、最後のマントルが返 せない。んー怖い。結局登れなかったが、自分なりに納得のいくトライができ満足した。次こそは、登るぞ!

橋口
イエロークラッシュ5.12a
長らくトライしていたイエロークラッシュにやっと登った。10トライ以上したと思う。一年に2、3回触る程度で効率的な登り込みをしたわけではないが、と にかく登れて良かった。

ブルースパワー5.11c
フェースだが結構スラビーで、核心が越せず、1回であきらめる。登ってるところは非常にかっこいい。

屋根岩
ちゃわんむし5.11a
2、3手が核心のチンケなルート

ソラマメハングスーパー5.11d
3回トライしたが、結局3テン止まり。足裁きが重要そう。

ソラマメハング5.10d
クルーダウン

秋田
安藤さん。きっちゃんチムニー。鳳来もきっと良い所、前傾壁版ディズニーランド。

村山さん。小川山のスラブがダメならば鳳来がある。
橋口さん。おめでとうございました。次は鳳来ですね。
吉田さん。錫杖は行きません。鳳来なら行く。
遠藤くんはせめて僕の30分の1くらいは意欲を持っても良いと思う。で、やはり鳳来で登れるようになるまでトレーニングして欲しいなあ。
吉川さんはコンケーブさっさと落とせよな。さっさと鳳来に来いよな。
高橋さんは5が好きと言った。奇数が好きというのであれば鳳来の13もきっと気に入ると思う。
伊藤さんは6が嫌いでもないらしい。あとひと押し。そして鳳来で異次元を体験してください。
中野さんは特訓すると言った。成果を発揮するのは鳳来で。
僕はこれでも気を使ったのだ。慣れないことをしたからとても疲れた。小川山もたまにはいいけど、やはり鳳来の方がいいなあ。

つづく