赤岳
Date: 2003.9.20-21
Members: L.芹澤、吉川、小澤
Area: 八ヶ岳
Type: 個人/縦走
行程:
≪一日目≫山のこむら(南沢ルート)〜行者小屋
≪二日目≫行者小屋(文三郎尾根ルート)〜赤岳〜地蔵ノ頭(地蔵尾根ルート)〜行者小屋(南沢ルート)〜山のこむら
記録:
9月20日(土)
06:50 高円寺駅出発。雨が降り始める。
10:00 談合坂SAで休憩。Driverが寝不足小澤から吉川へ交代。
12:30
やまのこ村到着。途中で昼ご飯を食べたり、スピッツを歌いながら牧場をドライブしたりで到着予定時刻を2時間ばかりオーバーする。雨具を着ようかどうか
迷っていると雨が急に強くなり雨具を着てスタート。南沢を行く。降りてくる人はいるが登る人はいない・・・
14:55 行者小屋到着。しばらくボーッとする。雨は降り続く・・・
16:00
テントを張り晩御飯の準備に取り掛かる。メニューは散らし寿司にシチューにアボガドとエビのサラダ。ボリュームはもちろん、味もGood!ちなみに散らし
寿司は食べきれずに翌日の朝食となる。
21:40 吉川さんと小澤のシェラフ、シェラフカバー、マットが全て同じものであることに気づく。そして就寝。
9月21日(日)
04:10 起床。雨は降り続く。
05:00 朝食。昨日の散らし寿司とふかひれスープを食す。
06:15
荷物を置いたまま空身で赤岳に向け出発。途中何度も鎖場や金属製のはしごがあり危険だった。空身の素晴らしさを学ぶ。
07:35
赤岳頂上。展望はないものの険しい岩陵帯に感動。雨で黒光りする岩がなんともかっこいい。芸能人でいうと高倉健みたいだった。
07:45 赤岳頂上小屋到着。おしるこを食す。あまりのうまさに1時間半ものんびりしてしまう。
09:15 出発。
09:40 地蔵仏着。天気がよければ横岳・硫黄岳に向かうのだが昨日から降り続く雨のため地蔵尾根コースで行者小屋に戻る。
10:35
行者小屋着。テントをたたみ重さが2倍かそれ以上になった。共同装備を分ける。リーダー芹澤が一番重い荷物を選ぶ。かっこいい。
11:55 行者小屋出発
13:30 山のこ村到着。
14:30 八ヶ岳温泉もみの湯でお肌をツルツルにする。
18:00 小作でほうとうを食す。やはり本場はうまい。
20:30 東京着。
感想
小澤
谷川岳に続いてまた雨となってしまったが、雨の日は雨の日の良さがあると思った。もや
がかかり神秘的な樹林帯やあちこちから雨水が流れる沢。雨に濡れ黒光りする岩陵帯。八ヶ岳を十分満喫できたと思う。ただ、そろそろ晴れてほしいな。でもそ
したら人がいっぱいいるんだろうな、やっぱり。じゃ、どっちでもいいや。天気が良かろうと悪かろうと、春夏秋冬365日、いつでも山は素晴らしいはずだ。
今回の八ヶ岳山行は櫻井さんの初山行となるはずだったが捻挫で来れなくなってしまい、どうなるんだろうと思っていたら、無意識のうちに吉川さんの送別山行
となっていたような気がする。熊本に帰る前にまた登れてよかった。ホントいろいろお世話になりました。
吉川
生憎の天気で、初めて終始カッパ着用での行動となったが、非常にのんびりとした山歩き
を楽しめた。途中、鉄梯子の連続には気が滅入ってしまい、また寒さに対する心構えが出来ていなかったからか、赤岳山頂は凍える程の寒さで、初めて寒冷蕁麻
疹が出てしまった。頂上小屋でおしるこを口に入れた瞬間生き返り、ひとり幸せを感じていた。今回一緒に行く予定であった櫻井さんが、突然のケガの為不参加
になった事が残念だったが、皆おそろいの手拭いを買い、記念にした。櫻井さん、結構ドジっ子ですか・・・!?今度は一緒に行きましょうね!赤岳は岩がゴロ
ゴロしていて意外と険しかったように感じる。あと初めて芹澤さんと縦走をご一緒したが、あんなにも食事がスゴイとは・・・何がって、質・量共にスゴイ!気
になる方は、ぜひ一度行かれてみて下さい。今回は初の縦走リーダーを試みたが、芹澤さんがあまりにもよくして下さったので、なんだか申し訳なくなり交代し
て頂いた。どうもすみませんでした。それから行き帰りと、私の熱唱ライブ運転に付き合って下さったお二人様、ありがとうございました。私だけ楽しんでいま
した。
また、コマクサの咲く頃に行きたいな・・・
芹澤
当初、42期10月
1日入会の櫻井さんのお試しを兼ねてという目的で募った山行計画であったものの山行直前に櫻井さんが捻挫してしまうという事態が発生し、急遽行程変更やメ
ンバー及びリーダー変更とバタバタしてしまった。また、台風が日本列島直撃かと囁かれる中で当日を迎えることとなり、当然のことながら集合地点でも朝から
雨が降っていた。天気予報では、土日とも長野県では雨マークで日曜日の方が強いとの予報であった。
朝高円寺駅南口を出発した。雨が降っているというのになぜか高速道は混んでいた。本来であれば高速道から八ヶ岳の山々や南アルプスが見えても良いのであ
るが、やたらとガスっていたため何も見えなかった。
気が滅入る中諏訪南ICで下り、カーナビを頼りに登山口の美濃戸口を目指す。途中道を間違えて、八ヶ岳牧場を1周することになるが、それもご愛嬌。それ
にしても凄い霧で視界が悪かった。正直言って、こんなので山登りできるのかよと思わせるかのような酷い天候であった。というか、3人ともすっかりモチベー
ションは下がりきっていたかの様子であったと思う。
美濃戸口バス停から赤岳山荘まで一般車が入れるということで、林道をひたすら乗用車で登る。コースタイムで1時間得をする。それにしても、こんな天候が
悪いというのに、登山客がやたらと多い。本当に登山馬鹿も馬鹿!確かにうちらも大馬鹿の部類には入るものの、それ以上に、登山客の多さに吃驚。傍から見た
ら、大馬鹿野郎の集まりだ!でも、なんだか嬉しくなってくる。何でだろうか?なんとなく親近感が沸いてくるというか、年甲斐もなくワクワクしてしまったの
は自分だけであろうか?なんて感じながら、赤岳山荘前の有料駐車場に到着したのは、お昼前の11時半頃だったと思う。
雨の中で身支度をし、各々Nature calls
me.をして共同装備を振り分ける。今回、同行する話になっていた通孝さん夫婦は結局来れないという連絡がIC下りた頃に連絡が入っていたので、2人分の
食料として米とスープのもとを1袋だけ、車内に残していざ出発!当初は雨は小降りだったにも関わらず、出発する直前になると結構な雨が降ってきてるではあ
りませんか!結局、3人共上下とも雨具を着用して完全装備で出発する羽目となる。12時25分赤岳山荘を後にする。
12時35分頃、美濃戸山荘前を通過し南沢コースへと登山コースを取る。登山口では本来晴れていれば見えてるはずの主峰赤岳を盟主とする八ヶ岳がガスの
中で、ため息交じりでの山行が幕を開けた。
今日のところは、本計画の幕営地となる行者小屋までで楽勝コースである。しかしながら、不本意の雨とあってゆっくり進むことにする。
途中、岩陰で昼食タイムも兼ねて大休止する。丁度、雨宿りするには良いくらいの大きさであったと思う。歩き始めて30分ぐらい経過した頃である。毎回の
ことであるが、山道に入ってからの30分経過後が一番疲れる。自分が出掛ける山行では大抵、歩き始めの30分後は必ずと言っても過言でないくらい休憩を取
る。それによって、自分の体調を知るというか、バロメータなのであろうかお付き合いいただいている方々はどのように思われているのであろうか。いつも思う
ことではあるが…。
20分後に、気を取り直して出発する。自分の持参した地図には書かれていなかったが、吉川さんの持つ南沢遡行図には滝があると書かれていたそうである
が、大滝と小滝があったそうだ。出発してから20分後に滝を通過する。話から見れば、小滝であった。しかし、その後大滝を目にすることはなかった。
初めの休憩から1時間経過後に2度目の休憩を取る。もうそろそろ行者小屋へ到達する頃だった。でもやはり雨の中での山行は予想以上に疲れるものなのだろ
うか?自分的にはそれほど疲れてはいなかったものの、人によっては結構きていたようだ。そういえば、山の会に入会してからはあんまり雨中での登山はあんま
り経験していなかったなぁ。個人で行っていた時は土砂降りの雨の中でも、この日しか行けないと思って山に入って行ったけなぁなんて昔のことをふと思い返し
てしまった。
2度目の休憩は10分ぐらい取った。出発してから、20分程で、行者小屋に到達した。小屋でチェックイン?して、幕営代を払う。一人1000円!高い。
なんでやねん?ぼったくりやぁ…。と思ったのは自分だけだろうか?通常、500円程度だろう?吃驚仰天してしまった。
テントを設営し、とりあえず中で休憩する。酒はあんまりというか全然持ち込まなかったが、寒かったせいもあり、大して呑まなかった。というか、食事がか
なり多すぎて腹に入らなかったことが最もな理由のひとつであったことであろうか。
今回の山行でのメインは食事だと自分だけは思っていた。久しぶりに生卵を山に持ってきていた。今晩はいつものシチューとチラシ寿司、そしてアボガドと小
海老のサラダで、ドレッシングは家で仕込んできた。
女性の舌は流石!と思った。ドレッシングを昨晩仕込んだ時、わさびが足りなかったためにアボガドの甘みが前面に出てしまっていまいちでしたね。申し訳な
かったです。わさびの味がほとんどしてませんでしたね。次回は挽回しないとね!
野菜は5人分を3人で分配ということで、量がかなり多かった。殆どご飯に手をつけられませんでしたね。ご飯はそのまま朝飯になってしまった。アボガドも
ひとり1個ずつってことになり、野菜三昧なんてあまり山では考えられないほどの食事になってしまいました。それでもパーティメンバーは愚痴をこぼさずに食
してくれた。ありがとうございますです。うれしかったな。
食事は結構時間がかかりましたね。食するのにかなり時間がかかってしまった。もう少し量を減らすように工夫が必要ですね。反省です。
明日は天候が天候なんで、しかも本日よりも雨の確率が高いということで、阿弥陀岳を諦めて赤岳のみとし、ピストンでは面白みに欠けるので周回ルートを取
ることにして、消灯とする。21時20分ごろだったと思う。
2日目。4時起床ということだったが、誰も起きてくれない。10分後くらいに漸く起床となる。テント内で浸水があり、朝はもたつきましたね。5時に朝食
とする。昨晩の残りのちらし寿司にフカヒレスープ。本当はフカヒレ雑炊にするつもりであって、そのためにわざわざ生卵を割れないように持ってきたんです
が、それを残さず2つともスープに入れる。ちょっと贅沢かなと思ったものの、まぁそこそこ食べれたので良かったな。次回は、もっと美味しい生卵を持ってこ
ようか。いつも食しているものとは違うので、黄身が小さかったな。でもこの卵を烏こつ鶏だったらさぞかし美味だったであろうかなぁなんて一人思いに耽って
しまった。でもそうしたら、食費が馬鹿にならなかったであろうなぁ。栄養価を取るか金を取るか…。今回もかなり掛かってしまったしねぇ。やっぱりこれは個
人でしかも一人で行く時までやめておこうと思う。
空身で赤岳へ向かうこととし、行動食だけ持ち交代で荷物を背負う形で出発した。6:23くらいかな。アルプスの様相を持つ八ヶ岳と呼ばれる所以を肌で感
じる。天候こそは良いとはいえなかったが、岩稜帯の中を登る。天候が晴れていればさぞかし気持ちが良かったことだろうか?
よくもまぁ、こんな所に階段を設けたなぁと感心させられるところで階段がある。山頂へ至るまでに全部で5箇所はあっただろうか?雨の中での記録はなかな
か大変で、記録係ではなかったものの自分の記録を残したいという一心で取っていた。これはいつものことであるがね。その分、周りの景色・花・碑など目に映
り行くものを見落とさない。山に来た以上はいろんなものに感動したいものだ。縦走はきついと言われる。確かにきついかもしれないが、道なりにいろいろな発
見があるので、やめられない。今回はそれを思い切り感じた。というのは、パーティのほかの2名は気づかなかったようであるが、山頂手前でとあるプレートが
あり、そこに書かれていた文句が非常にじぃ〜んと心に響いた。ごみを捨てないでということが書かれていたのですが、『登山者の心は美しい』というようなこ
とが書かれていた。妙にうれしかったな。来て本当に良かった。
7:40頃に山頂に着く。お疲れ様でしたね。結構雨の中大変だったね。ばたばたと雨の中で写真撮ったね。吉川さんは寒そうだった。確かに自分と同じで雨
合羽が殆ど撥水性がなく、濡れてたもんね。
何枚か頂上で記念撮影をしたあとで、頂上小屋へ駆け込むように入る。ストーブがついていて、かなり助かった。あまりにも快適で気づけば1時間半も居てし
まったね。ビールを飲んだり、お汁粉をすすったりと。かなりまったりしてしまった。皆でお揃いの土産も買った。個人山行でしかありえないことだと思う。
7:25頃に山頂小屋を後にする。10分ぐらいして展望荘を通過し、そのまた10分後くらいには地蔵仏についてしまった。行者小屋へ帰る下山は殆ど休憩
なしで下った。
確かにあんだけ休んだので、足取りは軽快そのものだった。
10:40ごろに行者小屋到着。テント撤収して、パッキングを小屋の屋根が掛かっているところで済ませる。小屋の方から頂いたお茶にかなり心とからだを
温めてくれた。人間って暖かいなぁ。都会の喧騒の中ではあまり味わえないちょっとした心遣いが非常に心にしみた。
小屋前で本山行最後の記念撮影をする。偶々写真撮ってあげた女性2人組にお願いして3人それぞれのカメラで撮影してもらった。
12:00頃に行者小屋を後にし下山開始。
途中で、雨が弱くなったりしたものの、始終雨が降っていた。休憩は殆ど入れなかった。足取りも軽い。そういえば、ここが昨日休憩したところだねぇなんて
話をしながらの下山。なかなか楽しかったなぁ。
13:45頃美濃戸小屋着。下山終了。雨の中皆さん、お付き合い頂きまして、本当にありがとうございました。
ここのところ、非常に楽珍な縦走を立て続けにやってますが、その2連荘にお付き合い頂きました、小澤君に感謝。そして、リーダーとしてなにもできなかっ
たけど山行にお付き合いいただいたお二人へ、ありがとうの気持ちを伝えたい。
また本山行が自分にとっては吉川さんとの送別山行になってしまいましたが、又機会がありましたら是非行きましょうね。次回は別の食事で量もちゃんと考え
ますので…。