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滝谷出合〜四尾根〜涸沢

Date: 2003.9.26-29
Members: L.柴田、豊岡(OB)、他1名
Area: 北ア
Type: 個人/バリ

記録

9月26日
 さわやか信州号で新穂高温泉へ
9月27日
 6:00  出発
 8:00  再出発
 10:30  滝谷出合
 11:30  雄滝
 17:30  四尾根下部(ビバーク)
9月28日
 1:50    起床
 3:30    出発
 7:50    小テラス
 14:45   終了点
 17:40   涸沢
9月29日
 13:00   涸沢
 16:30  上高地

感想など
今回は好天に恵まれたにもかかわらず結局、滝谷をつめて四尾根を登っただけになった。
小屋泊まりの予定で荷物は登攀道具と行動食ぐらいで入山。

状態
滝谷出合までは一般縦走路。ここでハーネスをつける。しばらくは沢登りっぽくほとんど 踏み跡もなくあまり登られていないよう。雄滝、ナメリ滝の登攀は岩が濡れていたりしていやらしい。支点もまともなものがなく、ビレイ点もお世辞にも良いと は言えない。そこから上部に沢の合流点があるが、ガスったらルートが分かりにくい。C沢には雪渓が残っていた。バイルがあれば何とかなる角度。スノーコル からの四尾根の登攀はツルムまでは崩壊が激しいのか浮石が多く、結果落石も多くなり快適とは言えない。最終2ピッチがなかなか面白い。トポにはクラックと 書かれているがフェースから狭いチムニーへ続くといった感じ。ここの面白さは核心の小ハングの部分だと思う。一日で北穂小屋まで行く予定だったが、これは かなり足のそろったパーティでないと厳しいと思う。

感想

柴田
 小屋泊まりの予定がツエルトでのビバーク。軽量化を計った自分のザックからは防寒具 の一枚しか出てこない。風がないとはいえ寒い。初のビバークが九月下旬の2500mとは・・・。28日夜にビバーク予定であった二人はちゃっかりシュラフ を持っているし。新井さんのシュラフに足だけ入れさせてもらえたので助かった。でもまったく寝られなかった。12時ごろになると二人とも気持ち良さそうに 眠りだしたので何とか起こしてやろうと動いてみたりしたが、全然起きない。5分毎に時計を見ながら一晩を過ごした。
 朝になって朝食を作ろうと水を沸かしていた豊岡さんが「水!水!」と叫ぶので何事かと思ったらコンロが火を噴いている!何とか消火。残ったのは 700ml程度の水と悲壮感だけだった。近くに水場などない。三人分の朝食と行動中の水がたったの700ml。眠気が一気に吹き飛んだ。全員が結束した瞬 間でもあった。
 そこから前進しようとするがどうも進めず、スノーコルでないことが判明し、沢筋をしばらく進むことになった。
 ようやくスノーコルに到着し、登攀開始。はじめの部分はコンテで登った。ツルムまでは凹角状になっているところがあり、落石を受けやすいなぁとのんきに 話していたらコブシ大の岩の直撃を受けた。どうやらそこでロープもやられたらしく、芯が一本つながっているだけの状態になっていた。ツルムからの懸垂後、 4級ピッチをリード。怖い。穂高でのリードは初めてだったが、北岳バットレスのようにカチカチではなくしっかりとした三点支持の登りが必要と感じた。核心 のピッチ(10a、4級・A0)をリードしようと1時間半かけて3回トライしたが、結局敗退してトップ交代となった。残念無念、実力のなさを感じた。
 いつものことながらまたまた二人にお世話していただいた。アルパインもがんばろうかなと思った山行だったが、お金もないし目標達成まではフリーに打ち込 もうと思った。
 今回は計画時に北穂小屋まで一日で行けると安易に考えてしまい、下山が遅れてしまった。気を引き締めて計画を立てるべきとあらためて思った。

豊岡
「ド−ム西壁雲表ル−ト」に続いて、「第4尾根Dカンテ」も崩壊しているとの情報が 入ったので心配だった。

実際には去年と同じラインで登れたが、出だし、カンテの両側から崩れてきているように見えた。白くなっているのでわかりやすい。

核心部分の5.10aは安定しており、オ−ルフリ−で楽しめる。
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9/27
すうっと吸い込まれるように笠ガ岳への道を歩いていた。
3人とも何も疑問に思わなかったし、その道しかないと思っていた。
いったい、何だったんだ?こんなのは初めてだ。

雲ひとつない快晴からガスに巻かれるのは滝谷の宿命、しょうがない。
ガスの中での滝谷下部はル−トファインディングが非常に難しい。

9/28
ビバ−クになると、時間の流れが急に遅くなるのだ。
首が痛い。強引に横になったら、眠れた。
と思ったら、1時間ほどで柴田に叩き起こされた。1:50。

柴田がいるとコ−ルする必要がないのですむ。
ツルムでロ−プが落石の直撃を受け、切断寸前になった。
3人で登る場合、シングルロ−プと変わらないことを確認した。
処理する前にテンションかかっていたらヤバかった。
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柴田の成長ぶりには新井さんともども驚いた。
「与えられたらできる」から「与えられなくてもできる」ようになった。

柴田が「Team69を越えるアルパインユニットを創りますよ!」と言ったかどうか
はよく覚えていないが、今後の活躍を楽しみにしたい。