日向山
Date: 2003.9.29
Members: L.宮崎、他2名
Area: 南ア
Type: 個人/ハイキング
◆ 記 録
9月28日(日)
19:00 竹宇(ちくう)駒ケ岳神社 駐車場着
21:30 就寝
9月29日(月)
08:40 駐車場出発
09:20 旭滝
09:40 百合ヶ淵
09:55 神蛇滝
10:40 吊橋
11:40 東屋
12:35 雁ヶ原
12:50
日向山 山頂
13:45
15:45 竹宇駒ケ岳神社
16:00 駐車場着
9月29日
朝、6時半に起きてテントをたたむ。
そのまま、当日合流のN氏を長坂の駅へ迎えに行く。
途中でローソンに寄り朝食を購入し、車の中で食べる。
田舎のコンビニの駐車場は広いなあ、と独りごちる。
さわやかで肌寒い朝の駐車場。
長坂の駅までは昨晩、下見に行っていたので余裕で到着。
8時過ぎに到着する予定の電車を待つ。
電車が到着するが、N氏の姿はない。
代わりに、高校生がどかどかと降りてくる。
そうか、今日は平日だったのかと思い出して、少しだけ後ろめたさを感じる。
平日に山に行っていることなど、久しぶりだ。
日向山のある白州町は南アルプスの天然水の採水地だから、CMに出てくるようなさわやかな女子高生がいないかと探したが見当たらない。
しかしながら、ときおり駅員に元気良く挨拶する生徒たちが普通に存在しており、都会では見られない光景だなあ、感心だなあと、ややオヤジ臭く見守る。
そうこうするうちに、N氏がやって来たので、また神社の駐車場まで引き返す。
N氏は昨日の草野球でピッチャー兼監督を務め、おまけに負け試合だったためかややお疲れの様子だ。
今回一緒に行った、S氏、N氏とは数年前に「さわやか信州独身山岳会」という会で何度か山に行くことがあった。
テント、ガス、食料は各自持参で食事も各テントで食べるという、ある意味とても斬新な集まりで、集団を否定する集団というパラドキシカルなものだった。
つづらに入ってからは、除名処分を受けいていたものの、いろいろな経緯から日向山に登ることになり、集まったのだった。
竹宇駒ケ岳神社で水を汲む。
ここの水は南アルプスの天然水と同じ水源と思われるのだが、さすがにおいしい。
日向山に登ろうと思った動機のひとつには、シンプルにこの土地が好きだったからだ。
尾白川渓谷沿いに歩く。
水はとても澄んでいて、遠目には深い緑色で近くで見ると不気味なほど透明度の高いきれいな水だ。
まったりと渓谷の景観を横目に歩いていくと、旭滝という場所にでる。
簡単な説明書きがあり、ここは猿のホームグラウンドと書いてある。
いつの間にか、われわれはアウェイで戦う羽目になったようだった。猿を相手に。
かつて奥多摩の猿に石を投げられたり、飯豊で猿同士の抗争に巻き込まれて足止めを食らった苦い経験があったので、足早に立ちサル。
やたらと長いつり橋を渡ってすぐに道が分かれるが、地図を眺めコンパスを当てながら進む。
しばらくきつい登りが続き、やがて林道に出て道なりに歩くと東屋につく。
休憩後、すぐに登り始めるがなかなか雁ヶ原が見えてこない。
まだかな、まだかなと思い始めたころ、白砂がちらほらと見え始める。
ああ、これがあの雁ヶ原なのかと感慨深げに眺める。
初めてガイドブックかなにかで日向山の山頂付近(雁ヶ原)の写真を見たとき、一瞬で行ってみたいと思ったものだった。
鳥取砂丘とか、猿の惑星のエンディング直前の荒涼とした景色とか、そんなものを思い浮かべていたが、当たらずも遠からずだ。
天気も良い日だったので、夏の浜辺のような感じもしたが、いずれにしても、奇妙な風景だ。
誰となく、尾根に近づくにつれて走り出す。私も負けじと走るが、砂に足を取られる。
ゼイゼイ、ハーハー言いながら途中で酸欠になって倒れそうになる。
途中で、追い抜いた老夫婦は奇妙な表情をしていたがどうしてだろう、いや、そんなことよりも一番に山頂にたどり着くのは俺だとか考えながら。
日向山の山頂の景色を見ることを、楽しみにしていたのだが、まさかこんなことになるとは。
山頂には15人くらいひとがいた。平日なのに。
絵を描いている人や、写真をとっている人。のんびり昼食を広げている集団。
天気もいい日だったので、ぽかぽかとして、とても牧歌的な雰囲気だ。
甲斐駒は雲に隠れているが、八ヶ岳は裾野までバッチリ見える。
普段なら山頂は5分で立ち去るのだが、なぜか1時間以上もまったりする。
帰りはハイキングコースを下ったためか、サクサク下る。
途中で、地図には載っていない道を発見し、思案した結果、とりあえず行ってみる事に。
マークもしっかりしているので余裕だ。
おそらく神社の裏に出るのではないかとみていたが、神社の少し手前の道に出る。