10.3
御茶ノ水を22:00出発--瑞牆山植樹祭の駐車場24:30
10.4 ベルジュエール
アプローチが大変という事前情報を元に、あらゆる情報を駆使しアプローチ
を進むが、特
問題なく取り付きへ。
1P. III,A1吉田リード
大洞窟の右端10mほどのところが取り付き。最初の10mほどは残置がないが、簡単。
それから単調なボルトラダー。AOでもいけるし、通常このピッチ以外アブミは使わないので、取り付きまで落とすこともできる。
2P 5.8 橋口リード
2mほど直上したあと、ハングの下を左へトラバース。ハングの切れ目から直上。全体的にスラビーで残置もボロイので、要注意。体感グレードは、
5.10b。
3p 5.7 吉田リード
スラブを直上後、凹角を木登りを交え直上。
4p 5.9 橋口リード
美しいクラック。短いがオフハンドでジャミングが少々決まりづらい。しかし、足はクラック以外にスタンスを求めることが出来る。白クマのコルへ。
5P 5.10a 橋口リード
白クマのコルからややクライムダウンし、あのガイド等の写真で有名な美しいフレークに突入。大きめのカム(キャメの4〜5)を決めれば決してランナウトす
るようなことはない。豪快にレイバックし上のテラスへ。体感グレードは、5.8。
6P 5.7 橋口リード
5.7といって、なめられないピッチ。恐怖のスクイーズチムニー。おまけに、10mはランナウト。キャメの5が辛うじて決まる所がある。残値はおぞいリン
グが二つのみ。
7P 樹林帯を藪漕ぎ。
8p 5.10a/b 橋口リード
快適な直上クラックから、左トラバース、右上。美しくも難しい。
9p III 吉田リード
でっかい石が積み重なったような所。
10p 5.8 橋口リード
カブリ気味クラックからテラス、ビミョーなスラブを登ると十一面の頭へ。
ここから、25mほど懸垂すると。踏み跡にでる。途中白クマのコルから、落下したカムを回収。駐車場に戻った頃は真っ暗。飯喰って酒飲んで寝る。
10.5 調和の幻想
1p 5.9 橋口リード
オフウイドゥスからハンドクラック。一見難儀そうなクラックだが、右のフェースを使えば、快適。
2p 5.8 吉田リード
ワイドクラックからフィンガースラブ直上から左上。結構快適。
3p. 5.8 吉田リード
簡単なフェース木登りからやや難しいフェース、右トラバース後直上。
4p 5.10a 橋口リード
木登りから、スラブ右トラバース後、直上。頼りになるプロテクションが取れないが、フレークにたどり着き、カムを決めて一安心。その後、クラックを直上。
テラスに出た後、ハングしたクラックをを越えるところが核心。結構難しい。
5p 5.7 橋口リード
大フレークから恐怖のフレアーしたオフウイドゥス。大フレークはキャメの5がきまるがそれでも、5mはランナウト。キャメ5がないと10mはランナウト。
しかし問題はそのランナウトではなく、上部のオフウィドゥス。5.7とはとても思えない。
終了し懸垂下降し、駐車場へ戻り、帰京。
感想
吉田(法)
久々に橋口さんにヒィヒィ言わされてきた。ロング&フリーなどと形容され
る最近流行の
クライミングスタイル、僕にとっては「爽快、快適なクライミング」ではなく「登攀」だった。A0/A1
当たり前。いわゆるゲレンデではなく、しかもマルチピッチなので、各ピッチを余裕でオンサイトできるようでなくては楽しめないな、と思った。
初日はベルジュエール。どのピッチもグレードよりも遥かに難しく感じる。いわゆるフリークライミングかつ本チャンみたいな、今までに無い感覚。5ピッチ目
のレイバック! これはすごい! ここはズルしないで登ったから満足度90%。カムを落としてしまったので 10%
の減点。次のチムニーも辛かった。徐々に狭くなり、ヘルメットがカムになってしまう。終始自分の限界を超えたクライミング、否、登攀。最後に十一面岩の頂
上に立てる。余裕を持って全部をフリーで登れたら、さぞ満足度の高い一本だろうなと思った。
翌日、調和の幻想。いきなりヘビーなクラックから始まる。NP
だとルートファイディングも難しいし、落ちるのは物凄く嫌だし、精神的に応える。最終ピッチの 5.8 は本当か?
オフウィズスは初めてだが、あんなに登れないものだとは。怖い怖い。
こういったロング&フリールートを楽しむには、クライミング技術の中でもオンサイト能力が非常に重要なことが身に沁みた。これまであんまりフリーでもオン
サイトに拘ってなかったが、これからは改心しよう。岩場はアプローチが難と紹介されているが、一度行けば大丈夫。それよりも駐車場のローリング族(?)の
方が難。
橋口
両ルートとも素晴らしいルートだ。ナチュラルなクラックに自分でプロテク
ションをとっ
てしかもふりーで登っていく喜びは大きい。しかし、ながらベルジュールでは2,6,8pでAOが入ってしまった。心配していた、5p目は難なく越えたのだ
が。。。調和の幻想も、一番簡単なピッチであるはずの最終ピッチでAO、情けない。核心は順調にいって、こりゃ行けるぞと思ったのに。。。
クラックはあまり登り慣れていないから難しく感じる、特にチムニー〜オフウィドスはたとえ、5.7といえども、非常に難しい。なんなんだあれは?ビルとビ
ルの間でありゃ練習しないとダメだな。クライミングは奥が深い。
こうした、マルチのピッチは見方によっては非常に厳しい。なんピッチもあるうちの一つでもAOテンションしたら、やはりクライミングの価値が減じてしま
う。1ピッチだけだったらそんなこともないだろうに。やはりユージは偉大だ。
同じナチュプロの海金剛のスパーレインに去年登ったがこちらはオールフリーで行けた。でもこれはクラックがフィンガーサイズ。ハンド以上のクラックはやは
り、それなりのテクニックを要する。花崗岩の岩で極めなくてはならなさそうだ。
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