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両神山

Date: 2003.11.15-16
Members: L.藤代、SL.安藤、松村、栗山、浅野
Area: 奥秩父
Type: 会山行/縦走

記録:栗山

11/14(土)
 8:15池袋集合。8:30発の特急で西武秩父駅まで。皆爆睡。バスに乗 り継ぎ、日向大谷へ。
 軽くお腹を満たし、12:15日向大谷口発。もう紅葉も終わり、足元はカサカサと心地よい音をたてていた。木に殆ど葉がないため、歩いてて非 常に明るく、空が広い。特にきついところもなく、順調に14:30、山荘着。犬がお出迎え。
 松村さんはしばらく本気で犬と遊んでいた。安藤さんが荷揚げてきたビールを飲んだりお茶を飲んだりしてるうちに16:00。天気図をとる。
 集会後の講習の成果は ・・・、はて・・?17:30頃にはカレーピラフができあがり、 そのまま気づけば 皆で持ち寄った酒が並ぶ。藤代さんの持ってきた自家製梅酒にみなうっとり。
 ふとテントの外に出れば、空には文字通り満天の星空。首が痛くなるまで皆で見上げ、「二子山の人たちも見てるかなぁー」と思いを馳せる。でも きっと飲んだくれてたんだろうな。。。思い届かず。21:30就寝。

 11/15(日)
 4:30起床。朝焼けがまた美しい。今年は天気がずっと悪かったので、こ んな朝焼けに皆の感慨も一潮。6:20山荘出発。両神神社を経て7:50山頂着。素晴らしい展望に満足し、九十九旗をもって記念撮影。ここまでは良かっ た。8:20を後に。しょっぱなに巻き道を見逃し、おどろおどろしい岩に行く手をふさがれたが、浅野さんの気転で無事に道を修正。パーティーで行動するあ りがたみと重要さを実感。9:20東岳着。ここから西岳まではずっと鎖場の連続で緊張しっぱなしだった。雨じゃなくて良かった。途中二子山が良く見えた。 手をふってみたり、双眼鏡で九十九のクライマーを探したりしてみたが、やはりここでも私たちの片思い。近くて遠い。
 11:00西岳着。そういえば12:30のバスじゃなかったか?ようやく12:20に八丁峠着。 16:30のバスに乗ることにし、1時間ほど展望はないがテーブルのある展望台で団欒。
 13:30下山開始。途中カモシカに遭遇。暖かそうな毛皮は冬支度?カモシカの足は太かった。 「カモシカの様な足」ってのは褒め言葉じゃないのだろうか。
 14:30大岩着。 八丁峠から2時間で下山きできるはずだったのに、バス停に着いたのは16:20 エアリアのコースタイムを当てにしてはいけないんだな。
 18:25西武秩父発の特急で帰路東京へ。

感想

浅野
今回のコースの中では八丁尾根が一番面白かったです。
緑の森の中に所々露岩の現れるこの尾根は、西上州の山の雰囲気がよく出ている好ルートだと思いま した。西上州の山はなんだかやけにうらびれた感じがして好感が持てるのですが、僕だけでしょうか。
松村さんのドライカレーおいしかったです(量が多かったこともうれしかったです)。 安藤さんがいつも薄着なのには驚きました。
  
松村
  下りの八丁尾根はもういやだ・・・ 下山中何度もそう思った。延々続くクサリ場に、翌日からずっとヘンな筋肉痛に悩まされた。しかし天気が良かったので、 景色が存分に楽しめて大満足。夜、みんなで見上げた満天の星空も素晴らしかった。☆
 夕方は急に冷え込んだが、その後朝までまったく寒くなかった。不思議に思っていたら、その日東京は異常な暑さだったらしい。なるほど。
 しかし安藤さんはよく外で寝ている。何月になったらテントに入るんだろう。安藤さんといえば、毎度ながらA型安藤さんには気を配って頂き、恐 縮です。
 今回も足場の不安定なところなど、常に気を遣ってくれた。 ありがとうございました。
 下山道も終盤の頃、こちらを見つめるカモシカを見つけた。冬毛のモコモコしたかわいい奴だった。ちょっと振り向いた時のおしりが、ナスみたい に下ぶくれてぷりっと していた。かわいすぎる・・・ ちなみにカモシカの角は雌雄共に生え、 抜け替りはありません。よく思うんだけど、カモシカはかなり好奇心の強い動物なのではないかと思う。山で会った時、大抵はかなり長い間こちらを見つめて逃 げないから。カモシカの写真も正面向きのものが多い気がする。ウシ科だから
 かな?ウシも好奇心旺盛だと思うんだけど・・・ 
 清滝小屋の子犬、さくらもとってもとってもかわいかった。いつか連れて帰りたい。
 今回は展望とかわいい動物に恵まれた山行で、楽しかった。筋肉痛以外は。

栗山
思えば縦走は9月以来。しかもこんなに晴れたのは初めてかもしれない。
最近連続でフリーに行ってたけど、やっぱり山歩きはいいなあ、と しみじみ実感。
両神は地味な山だけど眺望は最高だし、頂上から八丁峠までの道 はなかなか歩きごたえもあり、十分に満足した。
11月にしては暖かかったが、松村さんが一瞬歌った、”北風小僧の寒太郎”が頭から離れず。かんたろー。

安藤
■反省
何が出るのか楽しみな八丁尾根に踏み込むと、トップを行く身でいきなりルートを逸脱。おかげでマツ子には、高度感超満点のリッジを危うくクライムダウンさ せるところでした。しょっぱさで言えば一ノ倉のテールリッジどころではありません。もちろんノーザイル。それも大型ザック付きで...。大失態。マツぅ、 ごめんね〜。

 ■なんでだろ〜?
八丁峠で缶ビールを片手に、眼下の二子山を俯瞰しながらふと思いました。
「富山のカッちゃんもあの壁に来てるらしいけど、ホントなのかなぁ?」
そして今歩いてきた、時間を費やした割にはやたら近くに見える両神山を振り仰いでまた思いました。
「日帰りの板倉Pは、いったいどのルートから何時頃あの頂に立つ予定なんだろう?」 何一つ確認する術がない。会の仲間がこんなに近くて遠い「会山行」があったなんて...。幹事さん方のご苦労はさておき「これじゃわざわざ会山行と銘打っ て、山域や山を限定する根拠がどこにあるの?」と、至極当然の素朴な疑問を抱いてしまいました。それはまるで38度線を隔てて向かい合っているがために、 わざわざ中国やフィリピンを介さなければ直接抱き合えない肉親のようです。
 例えば二子山。恐らくはみんな各自の課題ルートを熱心な目で追いかけ、精神を集中していたことでしょう。しかしもしもそこでふと他パーティの ことも思いやってくれたメンバーが一人でもいたのだとしたら、その人こそもうそろそろ無線機のマイクを気軽に握れる立場になってくれても良いのではないで しょうか?
 最近ある人に(別の世間話で)「長いものには巻かれろって言うじゃないですか」と何度か言われてました。でも、"矛盾"という名の長い帯にぐ るぐる巻きにされてまで何かを見過ごすほど、鈍感には生きたくないなぁ...とも思ってしまいました。

 ■楽しかったこと:
 そうは言ってもこれが個人山行と割り切れば、予想以上に楽しく充実したものとなりました。何よりも「ネアカの雨女 vs ネクラの晴れ男」対決は、出発前日の天気予報を見事に裏切て後者の完勝となったのです。風の凪いだ静かな夜。落ち葉のフカフカベッドを作って満天の星たち に見守られながら外で寝ていると、カサコソとリズミカルな音をたてて小獣たちがすぐ脇を通って行きました。しばらくして寝袋から顔を出すと、モルゲンロー トに染まる前の、"Windless Blue"の空が荘厳でした。それ自体は天気の良い山では特に珍しい光景でもないのですが、そこは雨女たる所以。今までとことん降られ続けていたと見え て、相当感激していた様子。その輝く笑顔には晴れ男も思わず幸福を感じました。これからもこうして、ずっとお互いの長所を活かせて行けたらいいなと思いま す。アプローチも私鉄&バスの山旅を提案して正解でした。帰りのバスを待つあいだに直売所で野菜を仕入れたり、車中では逆に地元のお年寄りから親切に席を 譲っていただいたりして、クリ子ともども心がなごみました。そしてマツ子は今回も少食な僕の分までメシを平らげてくれました。最後まで天気図を入念に描い ていたアサノ君は、案外マジメな好青年で恐れ入りました。リーダーのミエちゃんは渉外係も兼ねてくれて安心の山旅ができました。僕はたぶん、相変わらず 酔って失言を繰り返していたことでしょうね。

 ■余談:
 なんと郵便局って土曜日休みだったんですね。17日にどうしても届けたかった女子大生への誕生プレゼント。結局は配達されなかった郵便物とし て両神山の難所を越えて、見るも無惨にグシャグシャになっただけで持ち帰ったのでした。マヌケな話です...。
 休み明け。そのグシャグシャのままのブツを窓口に差し出すと、某女性局員はそれを親指と人差し指だけでつまみ上げたのでした(他の3本指が微 妙に浮いていた)。せめて町の中心でもある役場前の局くらいは営業していて欲しかったッス!ちなみにその後、当の女子大生からはまだ何の音沙汰もありませ ん...。

藤代
週末は雨との予報に、11月会山行幹事3回目の今年も、やっぱりお天気に悩まされるの ね、と臨んだ両神山。夕焼けも綺麗な朝焼けも、カモシカにも出会えたし、百名山のわりには鄙びていて、奥深みのある山でした。夜は満天の星空。浅野君の双 眼鏡でのぞくと、そこは隙間がないくらいの星・星・星☆。.流れ星もあったとか。皆でうっとりと眺めていたその時、「ぴろろろー」と近くから聞こえてきた 鳥(?)の声も、深みがあって良かったな〜。松村さんの鳴き声に応えて合唱しているみたいでした。

1日目の気ままなハイキングとは打って変わって、八丁尾根の下りは手強かった。行けども行けども続く鎖場。予定していたバスの時間はとうに過ぎ・・・・エ アリアのコースタイムを当てにして行動計画しては良くないことが、よぉくわかりました。反省といえば、会山行幹事でありながら、他のパーティと山中で連係 しようといった姿勢がなかったこと。それぞれのリーダーのおかげで無事に終わり、楽しさも持ち帰れたけれど、会山行ならではの意味を考えると足らなかった です。ふかふかの落葉の上をシャワシャワと歩いたこと、水の上に広がった落ち葉に、地面と錯覚して足を乗せちゃいそうになりながら渓流を渡ったこと、秋を めいいっぱい秋を感じた山行でした。