名栗 河又

Date: 2004.1.18
Members: L.渡部、安藤
Area: 奥武蔵
Type: 個人/フリー

○記録
1/18 8:00飯能駅集合。バスで河又に移動してクライミング。
     飯能の町は雪が5cmくらい積もっている。アプローチも雪道。ゆえに貸し切り。だが意外に岩の状態は良かった。
     14:30目標ルートが終わったので終了。池袋で祝杯をあげる。

感想

渡部
@いきのいい奴5.10a
  アップ。久々だったが、前より楽に登れた。

ABC泣かないで愛ちゃん5.10c
  1回目、ムーブを確認しつつヌンチャクをかける。
         初めて自分で全部かけた。
  2回目、下部で早々に落ちたのでやめる。
  3回目、下部をノーテンで抜ける。トラバース後の(私の)核心も
         なんとか抜けた。最後はここまで来たら落ちれないと意地で
         抜ける。初の5.10c、RP!

前日珍しく緊張して眠れなかった。早く愛ちゃんから解放されたいけど核心が異常に恐い。思い出すと余計恐い。でも今回で落とすと気合をいれて雪の中行って みた。馬鹿である。
RP後はあまりに嬉しくてにやにや笑いが止まらなかった。今もとまらない。
安藤さん、同期のよしみで雪の中つきあってもらってありがとうございました。
さて次なる目標は・・・。(その前に節酒したい)

安藤
 新年某日。とある場末の酒場にて、ハニーさんと装備の受け渡し。ところが、ちょいと 一杯のつもりが実に6時間に及ぶ大激論(単なるのんだくれ)。二人で焼酎のNewボトルを飲み干した結果、「そこさえ登れればいいんです! ビレイしてく れませんか?」ってな具合で、なぜか僕がカワマタとやらへ付き合うことになってしまいました。その哀願の表情が少し色気をはらんで見えたのは、きっとお酒 のせいでしょう(おかげで肝心な拝借装備をそっくり酒場に置き忘れて帰る体たらく...いったい何しに行ったんだ!)。
 で、1/18。5時起きでサンドイッチを作って集合場所へ。これも山行のうちなら、諸々含めて10週連続の山になってしまいます。電車賃より高額なバス に乗り換えて案内された先は、なんと一面の銀世界でした。今週も雪山とは...。岩場までは前週の南アルプス同様にトレースは皆無。快晴の朝。木々に積 もった前夜までの重たい雪は、次第に水滴へと姿を変えて次々と岩場に降り注ぎます。晴れてるのに雨中のクライミング。でも伊那谷の猿岩同様、誰もいないの が実に気持ち良く、ハニーさんも登りやすかったに違いありません。
 そんなわけでおめでとうハニーさん。お目当てのルートを登れて良かったですね。「やったー」。感動の声と共にロワーダウンしてきた時は、こちらまで嬉し くなりましたよ。同期のよしみで誰もいないのを良いことに、抱きつかれても今回だけは許してあげるつもりだったのですがね...。しかしまぁ、ほんのつい 最近まで水平移動のことを「とらば〜ゆ」と呼んでいた人が、本当に立派になられたものです。
 さて、僕のクライミングはと言えば、念願叶って気をよくしたハニーさんのビレイで「いきのいい奴」のフラッシングを狙ったけど最後の立ち込みに失敗。惜 しかったな。ふと気付けば岩角で指先を裂傷。アンカークリップを目前に、心臓の鼓動に合わせてドクドク湧き出てくる鮮血を見て失神しそうでした。終了点の ホールドはチョークの上から血糊がべっとり。ようやく降りて見たら顔や衣類にまで血液が飛散してました。まぁ全然やってない割には頑張った方でしょう。機 嫌が良いぶんハニーさんも誉めてくれました。たぶん次は登れちゃうと思うので、もう行かないかもしれません。今はまだそれでいいと思っています。
 例によって誤解を与えたら謝りますが、僕にとって九十九山の会におけるフリークライミングとは、喫茶店に置かれたインベーダーゲームのようなものだと解 釈しています。だから僕の場合、喫茶店では美味しいコーヒーを味わっていたいし、ゲームはゲーセンでしっかり楽しみたいと思っています。その意味で今回は 山仲間とは別の顔を持つ、ゲーセン仲間のハニーさんにお付き合いした次第なのです。
 早々に岩場を引き上げ、池袋に舞い戻ると約束通りハニーさんがおごってくれました。いつになくご機嫌が長続きしていて安堵したのも束の間、ここでもちょ いと一杯のつもりが再度6時間に及ぶ大激論(ですから単なるのんだくれ)。呑むわ呑むわ。二人で大徳利8本以上(記憶に無し)を空けた結果、僕は目黒から の終電に乗り遅れたのでした。
 たかだかカワマタのそれもわずか1ルートの為だけに、ハニーさんと合計12時間も向かい合わせでアルコール漬けになるとは、なんとまぁ非効率的なので しょう。たぶん僕は山より先に、肝臓で遭難しそうです。