北横岳
Date: 2004.3.21
Members: L.芹澤、SL.河井、安藤
Area: 八ヶ岳
Type: 会山行/雪一般
3/20
20:00に代々木駅集合する。河井さんとは一年振りの山行で、本人にしてもそうで
あったらしい。メンバーが3名とあって集合には時間が掛からず、即出発となる。
21:30頃に双葉SAにて休憩を取る。ここのところ毎回このSAにて休憩を取っている気がする。でも今回は剣大滝は放映されていなかった。
23:00ピタラスロープウェイ山麓駅前駐車場に到着する。途中のコンビニで酒・つまみを調達する。日本酒1升と500のロング缶2本を調達する。この
3人で全部飲み干せるのかどうか心配した。
23:30頃から宴が始まり、明日は5:00起床ということであんまり遅くまでやるのは控えよう(?)という気持ちではいたものの、先に河井さんが2:
00に寝て、3:00を過ぎた辺りで起床を5:30に遅らせるように話をして寝ることにした。
3:15消灯。
3/21
5:45起床。目覚ましが鳴ったけど10分ぐらい進んでいたので、あと10分なんてたかを括っていたら、過ぎていた!叩き起こされた感のある起床であっ
た。
即行で支度をし、縦走パーティを山頂で待たせてはいけないという気持ちでテント撤収し出発することに。
6:42駐車場出発する。
6:45登山口と書かれた看板前通過
7:52休憩(13分)
8:25ロープウェイ山頂駅通過
8:51休憩(無線交信のため)
9:00携帯電話にて交信OK
9:15出発
9:32北横ヒュッテ着(上着を脱ぐ:4分)
9:50北横岳山頂着
10:00無線交信するが、途中で切れる
芹澤は集中時の乾杯用のビールを買いに北横岳山荘へ行く
安藤は、北横岳南峰から北峰に移動し縦走Pを捜索のため尾根を降りる
芹澤が戻り河井と共に北峰に移動し縦走Pを待つ
11:00頃在京に連絡入れる
北横岳山頂にて暫くの間待つとの旨伝え、縦走パーティから
連絡が入ったら、こちらへも連絡いただくようにとのお願い
をする。
13:00迄待てども連絡がなかったので、下山することに決める
13:05山頂出発
13:30在京から縦走パーティ無事下山との連絡が入る
安藤の携帯にも栗山から下山連絡が入る
13:44ロープウェイ山頂駅通過
14:30下山(ロープウェイ山麓駅駐車場着) 縦走Pと合流
14:34在京に連絡いれる…在京お疲れ様でした。
14:51駐車場を後にする
交信記録(河井、安藤)
時刻については、記録していた訳ではないので時刻、内容共に芹澤さんの記録とずれがあります。御了解下さい。これでもし何か起きていたら正確さが求められ
る事になります。無線担当者として大いなる反省点です。
9:00
北横岳への登りの途中、携帯電話で縦走Pと交信
渡部 北横岳2300m付近を登っている。
河井 次回交信は10時でおねがいします。
10:00
北横岳山頂にて無線で縦走Pと交信
河井 山頂に着いたので、そちらを待ちます。
渡部 ラッセルしている。トラバースか直登か迷っている。
河井 無線はひらいたままにしておいて下さい。
縦走Pの無線が交信途中で切れる。
11:00
河井 縦走Pに呼びかけるが応答なし。
12:00
河井 縦走Pに呼びかけるが応答なし。
安藤さんの行動と河井との交信記録
10:40
安藤 北横岳南峰発
10:45
安藤 北横岳北峰通過
安藤 安藤の荷物を北横岳北峰に移動してほしい。
河井 芹澤がビールを買いに行っているので帰るのを待ってから移動します。
11:20
安藤 大岳への分岐に着いた。
11:30
安藤 縦走Pに肉声で呼びかけたが反応なし。もうう少しここにいる。
11:55頃
安藤 在京に縦走Pと連絡がとれない旨を伝えた方が良い。
12:00??
河井 芹澤が在京に連絡しました。
12:05頃
安藤 北横岳へ戻ります。
12:40
安藤 北横岳北峰着
感想
芹澤
2週連荘で日帰り山行に参加することに。しかも今回は会山行の幹事だからということ
もあり参加したのだが…。でまたここのところ日帰り山行が続いていて3回連続で安藤さんと一緒になる。果たしてもういい加減にしてよと思われているかどう
か?と気が気でならないのは確かではあった。それに当初の計画では6名というパーティでの山行であったがために、半分の人数になってしまったのは幹事たる
ものの気概に関わる(?)問題ではなかったであろうか。
それでも山にいけなくなっても我々パーティを気遣ってくれた、田中さん・平山さんの気持ちをしっかり胸に刻んで、彼らの分も楽しんでこようと思っていた
のは、自分だけではなかった筈だ。
また山行前日まで山の計画・行程に関してバタバタしてしまったことにより、パーティの面々の考えを汲み取れなかったのはまだLとしては失格なのであろう
かと思うところも多々あった。
そろそろベテラン(?)の域に入ってこなければならない昨今の会の状況の中で、果たしてやっていけるのであろうかと真面目な話で考えていかなければいけ
ない時期に来ているのかもしれないなぁと反省するところがかなり露呈した山行だった。
山行中では、交信できなくてイライラしたこともありましたが、皆無事に帰ってこれてなによりです。
天候的には非常に晴れ渡っていて気持ちの良い山行でした。
山だけに限った話ではないのですが、人間が母なる大自然に対して胸を借りた際には慎重にならなければいけないなぁとひしひしと感じました。多少慣れてい
るからといっても謙虚さを忘れてはいけないよという教訓を教わった気がします。
無線局申請中ではあったものの、無線機なくして山に登るべからず…と感じさせられた、収穫の大きな山行であったと思う。
次回は無線機持参で行くぞぉ~と思う。
河井
無風快晴という絶好の天気に恵まれて山頂からの北、南、中央アルプスなどの大展望に感
動しました。行程は短かったのですが、ロープーウェイを使わずに歩けて良かったです。集中できなかったのは、とても残念でした。無線運用については、久し
ぶりで戸惑ってしまい大反省点です。今回は、登山そのものよりも非常事態に対しての判断、行動などについてとても勉強になりました。SLとは名ばかりで、
芹澤さん、安藤さんにお世話になりっぱなしですみませんでした。幹事としての反省点は案内が遅くなってしまった事、計画変更など直前までバタバタしてしま
い申し訳ありませんでした。雪山初心者でも参加しやすいように考えたつもりの内容でしたが、参加者が少なくて、残念でした。
安藤
そもそも北八ヶ岳は欲張って駆け抜けるような山じゃないですね。ゆっくりのんびり彷
徨するのが似合っています。だから2500m近い雪山の山頂に、3時間も居続けられる好天は実にラッキーでした。
そんな好条件の下、なぜか本当に彷徨してしまったらしい哀れな縦走P。交信中に途切れた10時の情報では「ルートを逸脱したものの現在標高2300m付
近」との由。ならば縦走路まであとわずか。まずは上から誘導しようと思いました。このあたりの森は一歩樹海に踏み込むと、数m横に登山道が走っていても、
そこを誰かが通りかからない限り、わかりにくい場合が多々あります。それに地盤がスカスカの溶岩台地なので、踏み抜き等で意外に苦労もします。
そこで彼らの日頃の性格と地形図とをよ~く照らし合わせ、間違えるとしたらどの尾根なのかを予測。さっそく無線機片手に ♪探しものは何ですか~ 見つ
けにくいものですか~♪ と鼻歌まじりで、ひとり大岳まで縦走Pの捜索に出向きました。実は捜索などとそんな大袈裟なものじゃなく、モグラたたきよろしく
稜線に飛び出た瞬間を捕まえて思いっきり嘲笑してやろうと、意地悪根性に燃えていただけなのです。
敦子さんには、万一彼らが彷徨を諦めて軟弱にも亀甲池経由で来た場合を想定して、分岐のある北横岳北峰に待機していただきました(無線基地局)。いくら
1年半振りの山とは言え、そこは準備段階でも「無線機についてはいつでも1人1台の携行です」と主張した人です。そして芹澤Lも気を利かせてビールを買い
出しに再び小屋へ降り、これで感動の集中準備は万端。あとは4人がどこの原生林からノコノコと打ち首を晒して現れて来るのか、刀を洗って待つばかりでし
た。
快晴無風。誰もいない静寂の大岳。気分はすっかり春山...。眼下には昨夜彼らが幕営したであろう双子池ヒュッテが意外と間近に俯瞰されます。僕はここ
ぞと思える方角に向かって、声を限りに何十回となく「ナットー!」を叫びましたが一向に返事はありません(そもそもナットーコール自体知らないのか
も...)。それほど広大とは思えないこの箱庭のような樹海のどこかに連中は居るはずなのに、無線も携帯も10時以降不通です。これ以上こちらが動いて
も、ケモノの身体に潜むノミを探すようなもの。正午をメドに、とりあえず在京へ現況報告するよう芹澤Lに依頼して、往路を基地局へすごすごと引き返しまし
た。
みんなで乾杯するはずのビールを飲みながら「ヤツらこんな良い天気に、さてはひよったな・・・」。そういうことにして北横岳を撤収。大切な人との待ち合
わせに3時間も待てる自分をけなげに想いながら、今度は松山千春調で ♪女はいつも待たせるだけで~ 男はいつも待ちくたびれて~ それでもいいと慰めて
いた~ それでも・・・♪ そう唄いながら、ひょうたん坂を例のスノーボートで滑降したのでした。
何はともあれ、総じて「ご愛嬌!」の笑い話で済んで何よりでした。そんななか、自分なりのまとめをしておきました。特に今回不参加だった会員には、以下
の2点を是非とも再認識しておいて欲しいと思います。
●パーティ間における意志疎通の可否は、時として死活問題となり得る。
無線機も使えなきゃタダの箱、使える人にとっては玉手箱。最近は幹事や個々の趣向を尊重するあまり、とかく制約の多い集中登山を回避する傾向が見られま
すが、「そっちはそっち、こっちはこっち」と言えるのは、セルフレスキューの心得が大前提です。これを全員参加を目標にしている春山合宿に当てはめてみれ
ば、どれだけ重要かは歴然ですね。
●在京連絡先の持つ意味。
普段見過ごしがちな在京の機能が、今回は見事に(否、正常に!)発揮されました。我々にとって在京とは、サッカーで12人目の選手に例えられるサポー
ターと同じです。だから僕はいつも山行報告に、必ず在京担当者まで明記しています。感謝の気持ちだけでなく、それなりに責任を有する立場であることも、周
囲に強調しておきたいからです。