城山
Date: 2004.4.24-25
Members: L.渡部、秋田
Area: 伊豆
Type: 個人/フリー
記録
4/24 8:07大仁駅集合。ワイルドボアでクライミング。18:30終了。
4/25 4:30起床。ワイルドボアでクライミング。17:30終了。
感想
秋田
いつもどおり寝不足。東海道線では、隣に息のくさいおじさんが座っていた。しきりに話
しかけられたが、眠いので適当に相槌を打って目をつむった。親切なおじさんだったのに。そのおじさんは横浜で降りると言っていたが新天地川崎で降りた。お
もうに寿町の評判よりも多摩川のテントに心惹かれたのではあるまいか。別れた後、爆睡した。目が覚めると熱海だった。起きた時、自分が熱海で降りるのかそ
れとも更に先の駅で降りるのか寝ぼけてわからず、少し焦った。伊豆箱根鉄道車中、女子高生がぎゃあぎゃあ元気にうるさかった。まあ、どうでもいいいつもど
おりの岩場への電車だった。そしていつもどおり、仲悪く大仁で渡部さんと合流。横浜からずっと同じ電車に乗っていたはずだ。「海辺のカフカ」をプレゼント
した。あんまり面白くありませんよ。旧作のほうがどれほど良いか。最近のはどうもだめだなあ。アプローチで雨が降り出した。目当てのオレゴン魂は雨の通り
道にあるから登れるのか不安になった。ベンチのある峠に着くころには雨も止んだ。そこの地蔵には28円の賽銭があった。
ワイルドボアにはまだ誰も人がいなかった。アップは①カルカッタから。今の僕にはアップとしてちょうど良いルートだ。次は目的の②オレゴン魂。ムーブを試
しに行く。ボルト3本目クリップ後のムーブがようやくできた。何とランジ2連発だ。熱い!面白い!その先も悪いホールドの続くクライミングになる。ここで
は、雨の後でルート中のチョークが流されたためか、余計なものに惑わされることなく自分のムーブを組み立てられた。だいぶ洗練させることができた。僕の場
合、他人のムーブを参考にすることの方が多いのだが、今回は自力でかなり効率的なムーブを導き出せたと思う。とはいえ未だに各駅だ。次からはつなげること
を考えよう。③2便目、ランジ一発目でフォール。④3便目、ランジ2連発をこなし、クリップしてからテンション。半歩前進だ。ここでトラブル。再度登ろう
として渡部さんにテンションをコール、セルフを外そうとしたらボルトが飛んで落ちた。幸い一つ下のボルトで止まった。ボルトが飛んだとき、何が起きたか理
解できず、ただ自分は死ぬんだと思った。死の恐怖を感じた。落ちて、衝撃を感じ、ぶら下がり、整理し、怪我も何もないのを確認し、自分は何てラッキーなん
だろうと思った。ひと心地つき、ヌンチャクを回収に⑤オーバードライブの下部、トラバースしてオレゴン魂の上部をつなげて登った。(ボルトが抜けたため)
オレゴン魂を登れなくなったことで弱る自分自身を感じたので、奮い立たせ⑥スーパーチューズデイをやってみた。当然、テンションの嵐。しかしランジを含め
フルパワーでルーフを登っていくのはなかなか快感だ。この手のクライミングはひょっとしたら遠藤君の方が上手かもしれない。彼にも是非挑戦してもらいた
い。
この日はこれでおしまい。ところで、この日は昼食におにぎりを6個食べた。足りたものではない。
夜、寒くて寝られなかった。トイレに行く羽目にもなった。
翌朝、なかなかシュラフから出られなかった。お茶を飲み、入念に準備運動して、ワイルドボアへ。アップは昨日同様①カルカッタで。ロワーダウンしながら隣
の②ドカジャにヌンチャクをかけた。11b=真剣オンサイトトライ。気合十分。一本目にはプリクリップ。出だしがいきなり難しく、なんとかこなせたが酷い
登り方だった。中間部は傾斜がなく易しい。後半再び傾斜がきつくなり、最後にハングの乗り越しが待っている。ここで力尽きてフォール。とても悔しかった。
ハングドッグしてそこをやってみたが、一回でできたもののかなり強引だった。まあいい。前傾壁を登るのは得意だが、ハングを乗り越えるのはどうも下手だ。
苦手意識が先にあるからか。マントルの練習でもやらないとダメだろうな。さて、どれをやろう。お買い得という評判のダスキン多摩は避け、③モンキークライ
を選んだ。人気がないルートのようだが、一人きりでトライするのもたまには良いだろう。下部は多少ランナウトして怖い。ルート半ばでルートファインディン
グを誤りテンション。核心は左手のポケットから遠い右手縦カチでこらえ次の左手を取るところで、バランスも必要だがフルパワーで引き上げる感じだ。その後
も甘いホールドが続き、なかなか難しい。当たり前か。④靴をミウラーに変えてやってみた。核心のムーブが何度やってもできない。そこはパスして終了点ま
で。⑤コブラに戻した。核心部でテンション。ハングドッグ後、すぐにムーブはできた。靴の性格の違いでこうも違うのだろうか。もっとも、靴のせいにしてい
るだけで力がないだけなんだろうけれど。RPは僕にはまだまだという感じだ。⑥オーバードライブでワークアウト。2回目のRP。かなりパンプした。これは
三ツ星ルートになっているが、クライマーは本当に面白いルートだと思って登っているのだろうか。ワイルドボアでは唯一の11dということで、また、みんな
とりあえず登るルートだから人気が人気を呼んでいるだけの気がしてならない。まあそんなことはどうでもいいか。次、ワークアウトその2⑦ジゴロ。登ってい
る最中、僕は突然天啓を得た。僕は登るとチョークで顔を真っ白にすることが度々あるが、なぜそんなことになるのかさっぱりわからなかった。しかしようやく
わかった。クリップする際ロープをくわえる時に手を口に近づけるからだ。妙にすっきりした。そして3度目のRP。これは持久力、レスト技術の試されるなか
なか面白いルートだと思う。そして最後にクールダウンで⑧ワイルドXをやっておしまい。この土日で城山通いを最後にする人は多いようだ。次に会うのは秋だ
ろうか。他の岩場でまた会えるかな。僕も2月からずっと城山に通った。振り返れば様々なことがあり、色々な人たちが登場した。Mさんのクリップするな事
件、かわいらしいIさん夫婦、ジゴロおじさん、ガバかなーお姉さん。笑えることばかりだったなあ。辛いこともあったなあ。あと、なにしろよく食った。
いっぱい書いたからついでに最近感じたことを色々書いてしまおう。
・
トライが煮詰まってくるとクリップを飛ばすことを考えるようになってしまった。止めよう。全部クリップすることにしよう。
・
トライ数が嵩むと仕事になってしまい、楽しめなくなってしまう。でも、グレードを追うことを忘れてただ登ることを楽しむというのは絶対に嫌なんだよな。自
分の限界のことをやらなければクライミングじゃないと思う。
・
菊地敏之さんは「最新クライミング技術」でブーリン結びは危険であると散々訴えていながら、ご自身は普通のブーリン結びを使っていた。見ちゃったもん
ねー。
・
靴について書こう。コブラが絶好調だ。「サザンクロス」(城ヶ崎)をミウラーでトライした時、靴が堅すぎて登りづらいと感じたので、柔らかめのコブラに変
えてみた。Hさんによるとスリッパとしては固めらしいが、僕はバランスの良い固さだと思う。とても具合が良く前傾壁にはぴったりだと感じた。靴の形が良い
ため足の指にしっかり力を入れることができ、まるでホールドを掴むように使える。ヒールフックも良く効く。特に、スメアが多く岩のフリクションが良い城山
との相性がぴったり。よくわからないが、「モンキークライ」の核心部はなぜかコブラでなければだめで、ミウラーではムーブができなかった。ただし、柔らか
い分、細かいエッジに立ち込むルートには合わないかもしれない。相当疲れるだろう。チャートは厳しいかもしれない。また、フリクションはあまり良くない。
それから、すぐに伸びてしまう。一方、デザインがなかなかカッコ良い。あと、安いのがまた良い。ジムで使う人は多いが、岩場の勝負靴にする人はまずいない
というのも良い。僕のサイズは38か38.5。
・
で、固めのミウラーはエッジングの厳しいルートに向いていると思う。靴の堅さで簡単に立ててしまう。はじめてミウラーを使った時、その点に驚き、まるで魔
法の靴の様に思った。スポルティバだから当然ヒールフックも良い。サザンクロスのようなどっ被り前傾壁では靴がホールドを弾いてしまって登りづらかった。
多少でも足に馴染むとそんなこともないかもしれない。この靴も良く伸びる。サイズ
は以前の39.5から一つ落として39。
・
アナサジベルクロはフリクションが魅力的だ。ビブラムと大差はないのかもしれないが、なんとなく信頼できてしまう。足の細い僕には靴型があまり合わなかっ
た。また、履き込んでもなかなか馴染まない。一方、これが最もオールラウンドに使える気がする。(コブラとミウラーの中間という意味)5.10はヒールが
良くないという評判をよく聞くが、この靴は別に悪いとは思わない。城山の「かさぶた」で細かいエッジにヒールフックしたが全く問題無かった。本当にヒール
フックが鍵となるような課題ではどうなるか知らないけれど。堅さはコブラとミウラーの中間ぐらいだが、履き込むとかなり柔らかくなる。それから、すぐに臭
くなる。もう2度と買わない。サイズは41。
・
ボリエールではゼンを使ったことがある。デザインが良かったため購入した。コージツのセールで9,000円程度だった。フリクションが良くないと感じたこ
とがあったため、購入後すぐに外では使わなくなった。ジムでは脱ぎ履きが楽なのでズタボロになるまで履き込んだ。幅広で、僕には合わなかった。特徴らしい
特徴はない。ヒールフックは良くない。
・ ボリエールではスティングマのデザインが良く、気になる。ちなみに、ガバかなーお姉さんが履いていた。
・
失敗した靴も多い。まずアナサジレースアップ。サイズが大きすぎた(43)。ドラゴンとスティンガーは小さすぎて履けなかった。
・ それにしても僕は多くの靴を買った。たくさん練習しているからな。変遷を書いてみよう。
①フィーレ。安藤さんから3,000円で買った。多分押し入れのどこかにあると思う。
②ミトス(スポルティバ)。遠藤君に譲った。
③ゼン(ボリエール)。穴があいて捨てた。
④コブラ(スポルティバ)。伸びきって使えなくなったので捨てた。
⑤アナサジレースアップ(5.10)。サイズは43。8,000円で売ります。アルパイン用にいかが。
⑥ミウラー(スポルティバ)。ソールがなくなり本体まで磨り減ったので捨てた。
⑦スパイヤー(5.10)。アルパインクライミング用に買った。押入れに大切にしまわれている。復活の日はくるのだろうか。
⑧ドラゴン(5.10)。安くひとに売った。(売りつけた)
⑨アナサジベルクロ(5.10)。両足とも穴があいたので廃棄する予定。
⑩ミウラー(スポルティバ)。まだほとんど使っていない。スラブ~垂壁用のつもり。といことは小川山用!?39。
⑪コブラ(スポルティバ)。一番のお気に入り。今はジムでも岩場でもこれ。38.5。
⑫スティンガー(ボリエール)。遠藤君に4,000円で売った。(売りつけた)
⑬コブラ(スポルティバ)。キープ。38。
13足かよ。
・ ビレイについて。クライマーが落ちたとき、ビレイヤーは少し飛び上がる方が良い。
・
ホワイトシャークがプリクリップで登られるのは寂しい。オーバードライブも、RPトライの時ぐらいプリクリするなと思ってしまう。
・ 城山もそろそろ飽きてきた。まだたくさんやりたいルートはあるけれど。
・ 鳳来で火事発生とのこと。よしてくれ。
・ 今年は有笠、カサメリに行ってみたい。
・ 苦手克服に小川山も。ボルダリングをやりたい。
・ スモーキーマウンテンをやりたい。
・ カリスマ、フォーゲル、パンクス・イン・ザ・ダークをやりたい。
・ ジャングルジムをやりたい。
・
5月に一度くらい、みんなと楽しいフリークライミングに行きたい。ここまで読んだ、僕のシゴキに耐えられそうな、物好きな方は誘ってくださいませ。
渡部
ジゴロ5.11b/c
今シーズン中に終了点を見ないままに終わるかと思ったが、とうとう1テンまで来てしまった。だが1ムーブが他の人より3倍手数が多いのとレストが上手く出
来ないのでRPはまだ難しい。持久力とレスト技術。そんなもん自信ない。でもいけそうな気もする。城山はもう暑くなってきたから秋からのシーズンに持ち越
しか。
2テン1テンと並びRPが見え出すとどうもそのルートに固執して他のルートをやれなくなる。秋田君に注意された事もあって2日目はアップとクールダウンを
いつものお手軽ものから変えてみた。アップのカルカッタ5.10cは初めて取付いてみたが思ったより簡単だった。ムーブがわかればRPしやすいルートだと
思う。10台はレストがしやすいと思った。ジゴロで泣かされているので余計感じる。クールダウンのワイルドX5.10aは出来るだけ腕の力は使わないよう
立ち込みを意識してみた。やはり他のルートもこれからやるようにしよう。
オレゴン魂で秋田君が落ちてきた時は何がなんだかわからなかった。もう1本ボルトが飛んでいたらグランドフォールしていただろう。大事故にならなくて本当
に良かった。翌日、ボルトをつけていただいたら、抜けたボルトの下のボルトもブラブラしていた。墜落の衝撃だろうとの事。これだけの衝撃がかかるのかと思
うとぞっとする。見た目奇麗なボルトだと妙に安心してヌンチャクを掛ける際も確認した事はなかったが、これからはきちんと確認しようと思った。それから終
了点ももっと注意深く見る事にしよう。「最新アルパイン技術」の悪い終了点の例そのままなのがあった。いかれたカラビナも良く見る。
秋田君は今回はいっぱい書くと宣言していたが長すぎ。私も負けずだらだらに書いてみたが、ここまでちゃんと読む人はいないだろうな。