目的:カヌーをアプローチとする効果検証、会津の山を登る。
ルート:田子倉~田子倉湖~文次沢口(幕営・カヌーデポ地点)~尾根~オオダトウミ(直前)~以降ピストン
行程:
9/18(金)食料買込後、深夜2:00出京。
9/19(土)天気:晴れ
関越道を経て6:00頃小出インター下車。さすがにシルバーウィークのせいか、深夜でもかなり車量があった。給油店が開くまで、道の駅「ゆのたに」にて仮眠。ここは、目の前にコンビニもあり、昼間はお土産センターになっていてとても便利な場所である。9:30頃、給油店で燃料補給し、国道252を経て田子倉へ。11:00頃、只見線田子倉駅付近の無料休憩所着。ここは、浅草岳の登山口でもある。休憩所はトイレもあり泊まれそうだが、テント、キャンプ禁止と表示されていた。国道の真っ赤な橋を頭上にくぐると、用意したかのような船着き場が現れた。目の前に田子倉駅があり、広い湖水が奥深い!!「ボート持込者へ」と船着場案内があるが、車載ボートをぎりぎりまで車を乗り入れする人達用(釣り)に設けられた広スペースのよう。人目のつかないこの場所は、カヌー組立にも適地である。早速カヌー組立に取り掛かる。カヌーも種類があるが、自分のはフォールディングカヌーというもので、(持ち運び=折りたたみ)でき、テントなどと同様アルミのフレームにスキン(船体布)を被せ、サイドのエアバックに空気を入れ浮力を強化し船主体が完成。オプションカバーで防水強化。馴れれば組立に30分もかからない。装備は防水のスカートとフローティングベスト、命ともいえるパドル(舵)を持って完了。せっかくなんで、タイマーで写真を撮ってみた…。通常装備はこれと行動食ぐらいだが、今回はテント、食料、登山装備も積めて、まさに旅行気分。出発前にしっかりご飯を食べておく。登山とは対称的に上半身への試練となる…。
車の戸締まりなど再確認して13:00漕出発。やはり荷物のせいか、漕ぎ手が重い。まぁ、今日の目標は最適な幕営(カヌーデポ)地の入手なので、のんびり田子倉湖周遊と行こう!とりあえず多少入り組んだ西へ漕ぎ出す。14:00あいよしの滝着。湖面へ落ちる飛沫がお見事!!この先は只見川へと入り組むので、ここで引き返し、田子倉ダム、白戸川方面へ向かう。障害物はないが、さすがにスピードはママチャリ程度なので、早めに上陸し明日に備えたい。ダムに近ずきすぎて、遊覧船のおっちゃんに注意されるも、南へと進路を取る。奥の尖んがって見えるのが高倉山か?そこから左へなだらかにピークが2つあるが、ここから見ても長い。会津朝日岳はその2つ目っぽい。標高が無いので山頂まで緑で覆われている。果たして行けるのか…。とにかく進むしかない。左手に裸沢山が見える辺りに小さい島が現れる。さらに進むと両岸が狭んで来る。高松山とオオダトウミは尾根続きでその間から文次沢が出ている。文次沢を沿うようなだらかに尾根はあるが、緑が濃い。とりあえず湖水の浸水がなさそうな高めの岸を探し、幕営点を決めた。辺りはもう薄暗い…。
ちなみにご飯は入会当時怒られたレトルトカレー。明日は行動食のみのピストンのため、この重ーい食料を没荷する必要もなく、なにより下手に作るより美味しいのである。ビールやつまみも舟へかなり詰め込めるので満足なお食事ができた。久々のラジオ放送で、まったりしたところで就寝。21:00。明日は下半身への試練となるのだ…。
Time.:
田子倉(13:00)→田子倉湖(カヌー)→あいよしの滝(14:00)→田子倉湖(カヌー)→
田子倉ダム付近(15:00)→小島(16:30)→文次沢口付近=カヌーデポ地・テン場(17:30)
9/20(日)天気:晴れ
5:30起床。久々に心地良く熟睡して、少々寝坊。テントから出ると、いいお天気!静かな湖面。先月行った、奥只見湖のアブ襲撃が嘘のよう。平和だ!!朝食雑炊を食べて必要装備をパッキングの後、念のため舟を岸へ上げ、いざ出発。木々に覆われているも、獣道トレースを頼りに尾根筋を急登する。思ったほど薮は濃くない。下の湖面が除いた辺りで休憩。どこもそうだが、最初の登りはきつい!薮が薄いのが唯一の救いだ。だんだん登りは緩やかになるが、そのぶん薮(シャクナゲ)がウザったくなってきた。高松山との分岐尾根(約1000m)付近で休憩。すでに目標を高倉山に変えた。目の前は袈裟のようなオオダトウミへの尾根だが、足元から頭上に至るまでの薮が延々と続く。薮を漕ぐどころか、泳いでる!?といった感じだ。やや開けた辺りで休憩。会津朝日岳など遥か彼方である。帰りも同様の薮泳ぎになるのを考えると引き返すのが無難か…。なんとかオオダトウミのピークまでと泳ぎだすも直前で蔓が網のように行手を遮り、全く前に進めなくなった…。もはやここまで、無念…。
引き返し高松山への分岐までは、ほぼ同時間を費やす。登りでは気付かなかったが、大木に何か文字が掘られている。「昭和二十九年四月…」あとはカナ名文字。そんな時代に何を考えてこんな所を歩いていたのだろう。マタギか測量士だろうか…。尾根に入ると薮も多少和らぎ、下りでスピードアップ。開けたところから眼下に標本のような田子倉湖が覗ける!!しばらく下ると、…ん!?沢の音。まずい。少々尾根から反れたか…。沢登りの逆要領で小フォールを巻いて下っていく…。が、下方に湖面が覗けた辺りで落ちている。右の沢は10mほどの垂直滝となり落ちていた。沢へは決して降りてはいけない。教訓である。幸い中太の木がお日様方向へ伸びてるおかげで懸垂の確保は取れそうだ。補助ロープ30m、ATCで慎重に降りる。と、思ったほど距離無く、ロープ回収して、岸への最終薮漕ぎへ…。!?、ふと腐敗臭がして足元を見ると、鹿の屍というより毛皮のみの死骸だ。しかも10cmにも満たない丸く尖った黒い角。おそらくカモシカの子供だろう…。合掌して退場。まもなく開けた岸へ出た。
問題はここがどこか?である。岸沿いはなんとか行けそうだが…。地図からしてテントから南方の赤安沢との中間付近であることはわかった。が、北方蛇行した先は岩岸になっている。休憩と、お助け釣船の到来を期待して待つも気配が無く、夕暮れが迫ってきた…。荷物はテントまで着けば舟で回収できるのでデポ。最悪泳いでも行けるように空身で岸を北上する。岩場は意外と掴めてボルダリング要領で横這い。巻くとすぐに砂岸となり開けた…。!?テントが無い。まさか撤去されたのか…。かなりテン場と似ているが、よーく見ると枯木の幹の位置とか微妙にズレているのに気付く。岸を北上し岩岸を巻くと、黄色いテント見えた!ほっと一息である。舟で登山具を回収し登山終了となる。
Time:
文次沢口付近=カヌーデポ地・テン場(7:00)→尾根700m付近(8:00)→
高松山との分岐尾根1100m付近(9:15)→オオダトウミへの尾根上1200m付近(10:30)
→オオダトウミ直前1250m付近(11:30)Max→高松山分岐1100m(13:40)→尾根(14:30)
→懸垂地点(15:30)→湖岸=赤安沢付近(16:30)→テン場(17:00)
9/21(月)天気:快晴
今日は最高のお天気!!雲一つ無ーい。とりあえず今日は無事に車まで戻れれば良い。のんびり朝食、テント撤収、積荷して、いざ出発。せっかくなんで、沢登り記録の玄関、白戸川口まで漕いでみる…。釣船が停滞してある。川から流れる水は冷たく、カヌーだと布越しのお尻からよく伝わる!
まぁ、よっぽどの沢好きでもここまで来るひとはなかなかいないでしょう。利根川の源流クラスでしょうか。地元の送迎ボートで5、6千円かかるらしいですよ…。
あとは田子倉まで戻る。お昼に到着。カヌーを解体、乾燥干しさせ、待ち時間で湯を沸かしカップヌードルを食べる。格別にウマイ!!
舟のアフターケア完了。丁寧に梱包して、撤収。お疲れ様でした。
Time:
文次沢口(8:30)→田子倉湖(カヌー)→白戸川口(9:00)→田子倉湖(カヌー)→
田子倉(12:00)
帰りは越後須原のゆきくら玉川酒蔵で酒ケーキと日本酒など買っていく。ドライバーでなければ、利き酒試飲ができます!!酒好きにはたまらないのである。(今回は飲めません。残念)
小出に戻り、ゆーパーク薬師の温泉(夜8時まで営業¥600)に入って帰京。